角膜軟化症

(乾性角膜炎、眼球乾燥症)

執筆者:Vatinee Y. Bunya, MD, MSCE, Scheie Eye Institute at the University of Pennsylvania
Reviewed BySunir J. Garg, MD, FACS, Thomas Jefferson University
レビュー/改訂 修正済み 2024年 7月
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角膜軟化症とは、低栄養の人で食事中のビタミンAが欠乏している場合に、角膜(虹彩と瞳孔の前にある透明な層)が乾いて濁る病気です。

  • ビタミンAの欠乏によって、角膜潰瘍や細菌感染症が引き起こされる可能性があります。

  • ビタミンAの欠乏によって、夜盲症(暗闇での視力低下)が起こる可能性があります。

  • 角膜軟化症の診断は、角膜の外観に基づいて下されます。

  • 治療として、ビタミンAの欠乏を食生活の改善またはサプリメントで是正し、感染症には抗菌薬の点眼薬または軟膏を使用します。

眼の内側の構造

角膜軟化症の症状

結膜と角膜の表面が乾き、ときに角膜潰瘍と細菌感染症につながります。涙腺も侵されるため、涙液層が減少しドライアイを引き起こします。眼の乾燥が激しい人では、結膜に泡状の斑点(ビトー斑)ができることがあります。網膜上のビタミンA欠乏症の影響により夜盲(暗いとものがよく見えない状態)になる場合もあります。

角膜軟化症の診断

  • 医師による評価

栄養状態の悪い人に角膜の乾燥や潰瘍形成がみられる場合に、角膜軟化症と診断されます。

角膜軟化症の治療

  • 抗菌薬の点眼薬または軟膏

  • ビタミンA欠乏症の治療と食習慣の改善

抗生物質の点眼薬または軟膏は感染症の治癒に役立ちますが、食事の改善や栄養補給剤の利用によりビタミンA欠乏症と栄養不良を改善することも大切です。

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