女児の思春期

執筆者:Jessica E. McLaughlin, MD, Medical University of South Carolina
Reviewed ByOluwatosin Goje, MD, MSCR, Cleveland Clinic, Lerner College of Medicine of Case Western Reserve University
レビュー/改訂 2025年 5月 | 修正済み 2025年 7月
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やさしくわかる病気事典

女性の思春期とは、一連の身体的な変化が起きて成人の身体的特徴と生殖機能が備わっていく期間のことです。それらの身体的な変化は、下垂体から分泌される黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンの濃度によって調節されます。この2つのホルモンの血中濃度は、出生直後は高くなっていますが、生後2~3カ月で低下していき、思春期まで低い水準が続きます。

思春期の始めには、黄体形成ホルモンと卵胞刺激ホルモンの血中濃度が上昇し、それに刺激となって性ホルモンが分泌されます。性ホルモン(主にエストロゲン)の血中濃度が高くなると、身体的な変化が起き、乳房、卵巣、子宮、腟が成熟していきます。正常であれば、思春期にこれらの変化が次々に起きていく結果、体は性的に成熟していきます。

思春期の始まる時期や変化の速さは、以下のような様々な要因に影響を受けます。

  • 栄養状態と全般的な健康状態: 米国では、思春期の始まる年齢が100年前と比べて約3年低くなっています。その理由は、栄養状態と全般的な健康状態が改善したためと考えられます。

  • 体重: 思春期は過体重の女児では早く始まり、著しく低体重で栄養不良の女児では遅く始まる傾向にあります。

  • 遺伝: 女児の思春期は、母親の思春期が早かった場合にも早く始まります。

思春期にみられる最初の変化は、乳房が膨らみはじめることです。米国に住む女児では、この変化は通常8~13歳頃に起こります。その直後には、陰毛とわき毛が生え始めます。

思春期に伴う成長スパートは、典型的には陰毛とわき毛が生えるようになる頃に始まります。成長は思春期の比較的早い時期(初潮前)が最も速く、12歳頃にピークに達します。その後は著しく遅くなり、通常は14歳から16歳までの間に止まります。

通常は乳房が膨らみ始めてから2~3年ほどすると、最初の月経(初潮または初経)がみられます。米国では思春期の平均年齢は12歳半ですが、その時期は人種や民族によって異なります。月経周期は当初は不規則であるのが通常で、規則的になるのに5年ほどかかる場合もあります。

また思春期には、女児の体形は変わっていき、体脂肪の割合が増加して、殿部や太ももに脂肪が着いてきます。

女児の性的発達の発達指標

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