糖尿病とうにょうびょうの合併症がっぺいしょう

完全なレビュー: 2025年 3月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 3月
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糖尿病とうにょうびょうは、血液中けつえきちゅうのブドウ糖とうの値あたい(血糖値けっとうち)が高たかすぎる病気びょうきです。

体からだが血糖けっとうを正常せいじょうにコントロールする方法ほうほうが正ただしく働はたらかないと、糖尿病とうにょうびょうになります。

糖尿病とうにょうびょうにはどのような合併症がっぺいしょうがありますか?

合併症がっぺいしょうとは、ある病気びょうきになったために起おこる健康上けんこうじょうの問題もんだいです。糖尿病とうにょうびょうは、臓器ぞうきに酸素さんそと栄養えいようを送おくる血管けっかんを傷きずつけます。このため、糖尿病とうにょうびょうの人ひとは長ながい間あいだ、多おおくの深刻しんこくな合併症がっぺいしょうをかかえることがあります。

  • 合併症がっぺいしょうとしては、脳卒中のうそっちゅう、失明しつめいしつめい、心臓発作しんぞうほっさ、腎不全じんふぜん、皮膚ひふのただれ、足あしのしびれなどがあります。

  • 合併症がっぺいしょうは数すうカ月げつ以内いないに始はじまることもあれば、始はじまるまでに数年すうねんかかることもあり、そのほとんどは時間じかんがたつにつれて悪わるくなります。

  • 血糖値けっとうちを注意深ちゅういぶかく調節ちょうせつすれば、糖尿病とうにょうびょうの合併症がっぺいしょうを起おこす可能性かのうせいを少すくなくできます。

糖尿病合併症とうにょうびょうがっぺいしょうの原因げんいんは何なんですか?

糖尿病とうにょうびょうの人ひとが合併症がっぺいしょうを起おこすのは、体からだの特定とくていの部分ぶぶんに十分じゅうぶんな血液けつえきが流ながれないためです。糖尿病とうにょうびょうになると、時間じかんがたつにつれて血管けっかんが狭せまくなります。血管けっかんが狭せまくなると、血液けつえきが流ながれにくくなったり、ある部位ぶいまで届とどかなくなったりします。

血管けっかんが狭せまくなるのは次つぎのような原因げんいんがあります。

  • 糖とうを成分せいぶんとする物質ぶっしつが細ほそい血管けっかんの壁かべにたまり、血管けっかんの壁かべが厚あつくなり漏もるようになります

  • 脂肪しぼうのかたまりが太ふとい血管けっかんにたまり、血液けつえきの流ながれが妨さまたげられます(動脈硬化どうみゃくこうか)

糖尿病とうにょうびょうで起おこる合併症がっぺいしょうは、どのようなものですか?

血管けっかんが狭せまくなって血液けつえきの流ながれが悪わるくなると、全身ぜんしんに問題もんだいが起おきることがあります。合併症がっぺいしょうは、問題もんだいが起おきた臓器ぞうきによって異ことなります。次つぎのうち、1つか、それ以上いじょうの合併症がっぺいしょうが起おきることがあります。

  • 胸痛きょうつう、心臓発作しんぞうほっさ(心臓しんぞう)

  • 脳卒中のうそっちゅう(脳のう)

  • 歩あるくときの筋きんけいれん(脚あし)

  • 視力しりょくの低下ていか、場合ばあいによっては失明しつめい(目め)

  • 腎不全じんふぜん(腎臓じんぞう)

  • ピリピリ感かん、焼やけるような痛いたみ、脚あしや足あしのしびれ(神経しんけい)

  • 皮膚ひふのただれ、感染かんせん、傷きずが治なおりにくい(特とくに足あし)(皮膚ひふ)

脚あしに血液けつえきがよく流ながれないと、足あしや脚あしの一部いちぶを切断せつだんしなければならないことがあります。

医師いしはどのようにして糖尿病とうにょうびょうの合併症がっぺいしょうを予防よぼうしますか?

医師いしは次つぎのことをします。

  • 血糖値けっとうちをコントロールできるよう助たすける

  • 合併症がっぺいしょうの最初さいしょのサインがないかたびたびチェックする

  • 合併症がっぺいしょうの予防策よぼうさくを指示しじする

どのようにして血糖値けっとうちをコントロールした状態じょうたいを保たもつのですか?

次つぎのことをする必要ひつようがあります。

医師いしはどのようにして糖尿病とうにょうびょうの合併症がっぺいしょうを調しらべますか?

最低さいてい1年ねんに1回かい、合併症がっぺいしょうがないか次つぎのような検査けんさをします。

  • 足あしを調しらべて感かんじないところがないか検査けんさし、完全かんぜんに治なおらないただれなどの血行けっこう不良ふりょうのサインがないか調しらべる

  • 眼科医がんかいによる目めの検査けんさ

  • 尿検査にょうけんさと血液検査けつえきけんさで腎臓じんぞうの働はたらきを調しらべる

  • 血液検査けつえきけんさでコレステロール値ちを確認かくにんする

  • ときには、心電図検査しんでんずけんさを行おこなう

糖尿病とうにょうびょうの合併症がっぺいしょうはどうすれば予防よぼうできますか?

次つぎのようにすることで、合併症がっぺいしょうを予防よぼうしたり遅おくらせたりできます。

  • 高血圧こうけつあつやコレステロール高値こうちなどの問題もんだいを治療ちりょうする

  • 定期的ていきてきに歯はのクリーニングと健康診断けんこうしんだんを受うける

  • 足あしのケアを十分じゅうぶんに行おこなう―足あしによく合あった靴くつを履はき、保湿剤ほしつざいを使つかい、けががないか毎日まいにちチェックする

低血糖ていけっとう

血糖値けっとうちを細心さいしんの注意ちゅういをはらって管理かんりすれば、糖尿病とうにょうびょうの合併症がっぺいしょうになる可能性かのうせいは下さがります。しかし、血糖値けっとうちが低ひくく下さがりすぎることがあります。血糖値けっとうちが低ひくい状態じょうたいを低血糖ていけっとうといいます。血糖けっとうは体からだの主要しゅような燃料ねんりょうの元もとであるため、血糖値けっとうちが低ひくいと次つぎのような重大じゅうだいな問題もんだいを引ひき起おこすことがあります。

  • 空腹くうふくを感かんじる、汗あせが出でる、ふるえる、力ちからが入はいらなくなる、はっきり考かんがえられなくなる

  • 血糖値けっとうちが低ひくくなりすぎて気きを失うしなう

  • 場合ばあいによっては、低血糖ていけっとうをすぐに治療ちりょうしないと、脳のうが損傷そんしょうを受うける

低血糖ていけっとうは医学的いがくてきな緊急事態きんきゅうじたいで、すぐに治療ちりょうする必要ひつようがあります。低血糖ていけっとうは次つぎのように治療ちりょうします。

  • 糖分とうぶんのあるもの(ジュースやキャンディなど)をすぐに食たべたり飲のんだりして血糖値けっとうちを上あげます。

  • 血糖値けっとうちが低ひくくなることが多おおければ、医師いしはあなたの薬くすりを変かえる必要ひつようがある場合ばあいがあります。

  • もっと緊急きんきゅうな場合ばあいは、静脈じょうみゃくにブドウ糖とうを注射ちゅうしゃするか、筋肉きんにくにグルカゴンという薬くすりを注射ちゅうしゃする必要ひつようがあることがあります。

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