妄想性もうそうせいパーソナリティ障害しょうがい

妄想性もうそうせいパーソナリティ障害しょうがいとは：

• そのように感かんじる正当せいとうな理由りゆうがないときに、人ひとを信しんじなかったり疑うたがったりするパターンです。

妄想性もうそうせいパーソナリティ障害しょうがいの人ひとは、次つぎのようなことがよくあります：

• ほかの人ひとを自分じぶんに敵意てきいをもった危険きけんな存在そんざいとみなし、傷きずつけたり、だましたりする

• ほかの人ひとの言葉ことばや行動こうどうを悪わるくとらえ、相手あいてはそのつもりがないのに侮辱ぶじょくされたと思おもう

• うらみを根ねに持もち、誠実せいじつさを求もとめ、だれかにうらぎられたと思おもうと激はげしく反応はんのうする

• 人ひとを信しんじないため、親したしい人間関係にんげんかんけいを作つくるのに苦労くろうする

• おどされたと感かんじたらすぐに相手あいてを攻撃こうげきする

妄想性もうそうせいパーソナリティ障害しょうがいの人ひとは、統合失調症とうごうしっちょうしょう、不安ふあん、心的外傷後しんてきがいしょうごストレス障害しょうがい（PTSD）、アルコール使用しよう障害しょうがい、または別べつのパーソナリティ障害しょうがい（境界性きょうかいせいパーソナリティなど）もかかえていることがあります。

医師いしたちは、妄想性もうそうせいパーソナリティ障害しょうがいは、なりやすい体質たいしつが家族かぞくの中なかで受うけつがれると考かんがえています。子こどものころの経験けいけん（虐待ぎゃくたいなど）によって、妄想性もうそうせいパーソナリティ障害しょうがいになりやすくなることがあります。

医師いしは妄想性もうそうせいパーソナリティ障害しょうがいを次つぎの方法ほうほうで治療ちりょうします：

• 精神療法せいしんりょうほう

• ときには、抗こううつ薬やくや抗精神病薬こうせいしんびょうやくなどの薬くすり