原因* | 一般的な特徴†と検査 |
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一般的なもの | |
鼻をかむまたはほじる 鼻への打撃、または他の鼻のけが | そうした行動やけがを報告する人にみられる |
寒い日に起こるような、鼻の内側の粘膜の乾燥 | 通常は診察時に乾燥が認められる |
あまり一般的でないもの | |
鼻の感染症( かぜ かぜ(感冒) かぜ(感冒)は、鼻、副鼻腔、のどの粘膜に起こる ウイルス感染症です。 様々なウイルスがかぜの原因となります。 通常、かぜは感染者の鼻の分泌物に手が触れることでうつります。 初期にのどのいがらっぽさや痛み、または鼻の不快感が生じることが多く、続いてくしゃみや鼻水、せき、全身のだるさが生じます。... さらに読む や 副鼻腔炎 副鼻腔炎 副鼻腔炎は副鼻腔の炎症で、多くはウイルスや細菌の感染またはアレルギーが原因です。 最もよくみられる症状は痛み、圧痛、鼻づまり、頭痛などです。 診断は症状に基づいて下されますが、ときにCT検査などの画像検査が必要になることもあります。 原因となっている細菌感染症は抗菌薬で根治させることができます。... さらに読む など) | 鼻水、ときに粘り気が強いか変色しており、鼻孔の中で塊になる しばしば痛みと鼻の内側の湿った膜の乾燥 |
そうした病気があると分かっている人にみられる | |
一方の鼻孔から出て、しばしば繰り返す鼻出血や悪臭を放つ分泌物 | |
通常は高齢者 | |
顔面、唇、口や鼻の内側の膜、手足の指先にみられる、細い血管の拡張(毛細血管拡張) 通常は家族がこの病気にかかっている人にみられる | |
ときに鼻の中に腫瘤が見える 鼻の側面の膨らみ CT検査を行うこともある | |
診察時に穴が見える ときに、コカインを頻繁に鼻で吸う人にみられる | |
出血性疾患 血液凝固障害による出血 (凝固障害) | 鼻出血や他の部位(歯ぐきなど)での出血があった人にみられる 血球の数を数える血算や血液が凝固する速さを測定する検査など、血液検査を行うことがある |
* 鼻出血の原因となる病気は、出血性疾患の患者や血液凝固を妨げる薬を服用している患者では、さらに鼻出血を引き起こす可能性が高くなります。そうした患者では、より出血が激しく治療が難しいことがよくあります。 | |
† この欄には症状や診察の結果などが示されています。ここでは典型的な特徴を示していますが、常に認められるわけではありません。 |