鼻中隔穿孔

執筆者:Marvin P. Fried, MD, Montefiore Medical Center, The University Hospital of Albert Einstein College of Medicine
Reviewed ByLawrence R. Lustig, MD, Columbia University Medical Center and New York Presbyterian Hospital
レビュー/改訂 2025年 6月 | 修正済み 2025年 7月
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鼻中隔弯曲症は、鼻中隔が曲がるか中央からずれ、片方の鼻の穴が他方よりも狭くなった状態です。鼻中隔は骨と軟骨からなり、鼻孔から鼻の奥まで伸びています。

鼻中隔の潰瘍(かいよう)と穴(穿孔[せんこう])は、以下のような原因で起こります。

  • 鼻の手術

  • 外傷の反復(例えば繰り返し鼻をほじった場合)

  • ピアス装飾

  • 毒性物質への曝露(例えば酸、クロム、リン、またはの蒸気)

  • 慢性的な鼻腔スプレーの使用(ステロイド[ときにグルココルチコイドまたはコルチコステロイドとも呼ばれる〕や、市販薬のフェニレフリンスプレーまたはオキシメタゾリンスプレーなど)

  • 鼻からの純酸素の吸入(鼻カニューレや鼻マスクなどから投与される)

  • 自己免疫疾患または結核ハンセン病多発血管炎性肉芽腫症梅毒などの感染症

  • 鼻から吸引するコカインの頻繁な使用(血流を減少させるため)

鼻中隔穿孔の症状

症状としては、潰瘍や穿孔の周辺のかさぶたや、繰り返す鼻出血などがあります。鼻中隔の穿孔が小さい場合は、呼吸時にヒューヒューと音がすることもあります。

鼻中隔穿孔の診断

  • 医師による評価

  • ときに、臨床検査または生検

医師は鼻の前部を目で直接観察してから、鼻に内視鏡(観察用の柔軟な管状の機器)を挿入して鼻中隔穿孔を観察します。穿孔の原因として感染症または自己免疫疾患が疑われる場合は、感染がないか確認するための培養検査、その他の血液検査、および生検が必要になることがあります。

鼻中隔穿孔の治療

  • 潰瘍に対して薬用軟膏や生理食塩水の鼻腔内噴霧

  • 穿孔に対してまれに手術

  • ときに、感染症または自己免疫疾患を治療するための薬剤

鼻中隔潰瘍に対しては、ムピロシンの軟膏を塗ったり、生理食塩水を鼻腔内に噴霧したりすることでかさぶたの形成を減らすことができます。

ときには手術を行い、患者自身の鼻の別の部位から採取した組織片か、合成樹脂製の柔軟な人工膜を使って鼻中隔穿孔を修復する場合もあります。鼻出血やかさぶたの症状が深刻でない限り、たいていの穿孔は手術で修復する必要はありません。

穿孔の原因が感染症または自己免疫疾患である場合は、薬剤を投与します。

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