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注射薬物の使用

執筆者:

Gerald F. O’Malley

, DO, Grand Strand Regional Medical Center;


Rika O’Malley

, MD, Grand Strand Medical Center

最終査読/改訂年月 2017年 8月
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薬物の使用法には、飲み込む、煙を吸い込む、粉末にして鼻から吸引する(鼻でかぐ)、または注射するなどの方法があります。薬物を注射した場合には、作用がより早く現れたり、より強く現れたり、その両方が起こることがあります。

薬物は静脈内、筋肉内、または皮膚の下に注射します。静脈内注射では一般的に腕の静脈を使用しますが、その部分が瘢痕化したり損傷したりした場合は、太もも、首、わきの下、足など体のどこかの静脈に注射します。

合併症

薬物の注射には、ほかの方法よりも多くのリスクがあります。薬物の作用だけでなく、次に示すような、注射そのものに関連する問題が生じます。

診断

  • 医師による評価

  • ときに自己申告

ときに、薬物使用をやめたいという理由で患者が自ら医療機関を訪れ、そこで注射薬物乱用と診断される場合があります。また、薬物の使用を隠そうとする人もいます。

医療従事者は、気分や行動に変化がみられると薬物使用の問題を疑い、詳しい身体診察を行うことがあります。薬物乱用の徴候がみられることもあります。例えば、繰り返し静脈内注射をしていると注射痕が残ります。注射痕は小さな黒い点(針を刺した跡)からなる線で、周囲の皮膚には黒ずみや変色がみられます。皮膚の下に薬物を注射することで環状の瘢痕や潰瘍ができます。薬物を注射する人はその痕について、何度も献血をしたため、虫に刺されたため、けがをしたためなど、別の理由を主張することがあります。

医療従事者は他の方法(質問票など)も使用して薬物やその他の物質の乱用を特定し、薬物使用の程度とその影響を判断します。尿検査や、場合によっては血液検査を実施して薬物の存在を調べます。

治療

  • カウンセリング

  • 感染性合併症の予防と治療

具体的な治療法は使用している薬物により異なりますが、一般的にはカウンセリングを行い、ときに他の薬物を使用します。家族によるサポートや支援団体の援助を得て、薬物をやめた状態を維持します。

合併症の治療は、他の原因による同様の合併症の治療と同じです。例えば、膿瘍は排膿し、感染症の治療には抗菌薬を使用します。

注射針の共用(使い回し)がHIV感染の原因としてよくみられることから、それによる被害を減らす運動が始まっています。その目的は、薬物をやめられない使用者が薬物使用で受ける被害を減らすことにあります。そこで、使用者に清潔な針や注射器を提供し、ほかの人が使用した針を再利用させないようにします。この戦略はHIV感染症や肝炎の拡大(と社会の負担)を抑制するのに役立っています。

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