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コルサコフ精神病

(コルサコフ健忘症候群)

執筆者:

Gerald F. O’Malley

, DO, Grand Strand Regional Medical Center;


Rika O’Malley

, MD, Albert Einstein Medical Center

最終査読/改訂年月 2017年 8月
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コルサコフ精神病は、ウェルニッケ脳症の合併症であり、最近の出来事に関する記憶障害、錯乱、行動変化が生じます。

薬物使用と薬物乱用も参照のこと。)

コルサコフ精神病は、ウェルニッケ脳症(長期間にわたり大量のアルコールを摂取する人に生じうる一種のビタミン欠乏症によって引き起こされる脳疾患)を治療しないでいる人の80%に発生します。先に典型的なウェルニッケ脳症の発作が生じるかどうかにかかわらず、振戦せん妄(アルコール離脱症状の一種)の重度の発作が引き金となってコルサコフ精神病が起こることがあります。また、頭部外傷、脳卒中、脳内出血、(まれに)一部の脳腫瘍などが原因となることもあります。

症状

コルサコフ精神病になると、最近の出来事に関する記憶を失います。昔の出来事の記憶はあまり影響を受けません。記憶力がひどく低下することがあるため、思い出せないのを隠そうとして、場合によってはもっともらしい作り話をすることがしばしばあります(作話と呼びます)。すべての時間感覚がなくなります。錯乱して無関心になり、恐ろしい出来事にさえ反応しなくなります。顕著な運動失調(がに股のつまずくような歩き方)や眼球運動の制御困難など、ウェルニッケ脳症のすべての症状もみられます。

診断

  • 重度の慢性アルコール使用障害など、コルサコフ精神病を引き起こすことが知られている病気の既往

重度の慢性アルコール使用障害など、コルサコフ精神病を引き起こす病態がある人では、症状、特に作話に基づいて診断されます。症状の他の原因(感染症など)を除外する必要があります。

治療

  • チアミン

  • 水分補給

治療としては、チアミン(ビタミンの一種)と輸液を投与します。残念ながら、治療を行っても症状はあまり改善せず、回復する可能性はほとんどありません。

さらなる情報

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