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セロトニン症候群

執筆者:

David Tanen

, MD, David Geffen School of Medicine at UCLA

最終査読/改訂年月 2017年 11月
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セロトニン症候群とは、高体温、筋肉のけいれん、不安またはせん妄を引き起こす傾向のある、生命を脅かす可能性のある薬物反応です。

セロトニンとは、神経細胞から神経細胞へとインパルスを伝える化学物質です。セロトニン症候群は、通常は薬によって脳のセロトニン受容体への刺激が増加することで起こります。セロトニン症候群は、治療目的での薬物使用、一部の薬の過剰摂取、または最も一般的にはセロトニン受容体を刺激する薬を2つ同時に服用した際の意図しない薬物相互作用によって生じることがあります。セロトニン症候群はあらゆる年齢層で起こる可能性があります。

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症状

多くの場合、症状は薬を摂取してから24時間以内に始まります。症状の重症度は人によって大きく異なります。不安、興奮と不穏、驚きやすい、錯乱を伴うせん妄などの症状が起きることがあります。振戦(体の一部が律動的にふるえること)または筋肉のけいれん、筋硬直、心拍数の増加、高血圧、高熱、発汗、シバリング、嘔吐や下痢が起きる場合もあります。

通常症状は24時間以内に消退します。

診断

  • セロトニン症候群を引き起こすことが知られている薬を服用している人に現れる典型的な症状

診断は、医師による症状の評価、身体所見(特に神経系の所見)と、セロトニン受容体に影響を及ぼす薬の使用歴のみに基づいて行います。

診断を確定するための検査はありません。しかし、高熱や同様の症状が現れる他の病気を除外したり、合併症を特定したりするために、血液や尿の検査が必要になる場合があります。

治療

  • セロトニン受容体に影響を及ぼす薬の中止

  • 鎮静薬の処方

セロトニン症候群が早期に発見され、治療された場合、通常予後は良好です。

セロトニン受容体に影響を及ぼす薬はすべて中止します。軽い症状は、しばしば鎮静薬によって緩和されます。ほとんどの人はさらなる検査、治療やモニタリングのために入院が必要となります。

重症の場合、集中治療室への入院が必要です。必要に応じて、体温を下げます(例えば、体に水の霧を吹きかけて、扇風機で風をあてることにより)。こまめにまたは継続的に体温を測る必要があるかもしれません。臓器の機能不全に対して、他の治療法が必要になる場合もあります。症状が速やかに消失しない場合、シプロヘプタジンなどのセロトニン拮抗薬を投与することもあります。

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