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オスグッド・シュラッター病

(Osgood-Schlatter病)

執筆者:

Frank Pessler

, MD, PhD, Braunschweig, Germany

最終査読/改訂年月 2018年 5月
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オスグッド・シュラッター病とは、すねの骨(脛骨[けいこつ])の最上部の骨と軟骨に痛みを伴う炎症が起きる病気です。

  • この病気は脚の使い過ぎによって起こります。

  • 典型的な症状としては、膝の痛み、腫れ、圧痛などがあります。

  • 身体診察およびときにX線検査の結果に基づいて診断します。

  • 治療は通常、痛みの緩和と安静にすることです。

小児における骨の病気の概要も参照のこと。)

オスグッド・シュラッター病は骨軟骨症(小児が急速に成長している時期に起こる一連の骨の成長板の病気)の一種です。骨軟骨症の原因はよく分かっていませんが、遺伝するとみられています。骨軟骨症にはほかに、ケーラー病レッグ・カルベ・ペルテス病ショイエルマン病などがあります。

この病気は10~15歳で発症し、通常は片脚だけに発生します。通常は男児でより多くみられますが、女児のスポーツ活動がより活発になるにつれ、この状況は変化しつつあります。

オスグッド・シュラッター病の原因は膝蓋骨(しつがいこつ)(膝の皿)の腱が脛骨の最上部につながる部分で繰り返し強く引っ張られることだと考えられています。この部分は脛骨粗面と呼ばれています。

オスグッド・シュラッター病の主な症状は、脛骨粗面(膝の前側、膝蓋骨のすぐ下)の痛み、腫れ、および圧痛です。痛みは動かすとひどくなり、安静にしていると和らぎます。

診断

  • 医師による評価

  • ときにX線検査

オスグッド・シュラッター病の診断は診察と症状に基づいて下されます。

膝のX線検査によって、脛骨粗面が腫れていたり、折れて破片ができていたりすることが分かることがあります。しかし、膝を超えて広がる痛みと腫れや、発赤と熱感を伴う痛みなどの他の症状により、けがや関節炎などの別の病気が示唆されない限り、X線検査は一般的に必要ありません。

治療

  • 痛みを緩和する対策

  • まれに固定、コルチコステロイドの注射、手術

オスグッド・シュラッター病の症状は通常、数週間ないし数カ月後に消失します。激しい運動と深く膝を曲げることを避けると、痛みの軽減に役立ちます。しかし実際には、たとえ痛みがあっても、医師はこの病気の小児にスポーツや運動への参加を続けることを許可しています。

非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の使用、ストレッチ運動、罹患した膝の氷冷が、痛みの緩和に役立つことがあります。

まれに、脚をギプスで固定したり、皮膚の下にコルチコステロイドを注射したり、骨の破片の除去、穴あけ、移植を行う手術をしたりする必要があります。

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