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妊娠中の腎疾患

執筆者:

Lara A. Friel

, MD, PhD, University of Texas Health Medical School at Houston, McGovern Medical School

最終査読/改訂年月 2020年 4月
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多くの場合、腎疾患は妊娠により悪化しません。通常、コントロール不良の高血圧 高血圧 高血圧とは、動脈内の圧力が恒常的に高くなった状態のことです。 高血圧の原因は不明のことも多いですが、腎臓の基礎疾患や内分泌疾患によって起こる場合もあります。 肥満、体を動かさない生活習慣、ストレス、喫煙、過度の飲酒、食事での過剰な塩分摂取などはすべて、遺伝的に高血圧になりやすい人の高血圧の発症に何らかの形で関与しています。... さらに読む の妊婦においてのみ、腎疾患が悪化します。妊婦に腎疾患がある場合、高血圧(妊娠中に発症する高血圧の一種である妊娠高血圧腎症 妊娠高血圧腎症および子癇 妊娠高血圧腎症は過剰な尿タンパクを伴う高血圧で、妊娠20週以降に発症するものです。子癇(しかん)は妊娠高血圧腎症の女性に起こるけいれん発作で、ほかに原因がないものをいいます。 妊娠高血圧腎症によって胎盤剥離や早産が起こりやすくなり、出生直後の新生児に問題が生じるリスクが高まります。 妊婦の手足がむくむことがあり、重度の妊娠高血圧腎症で治療しないと、けいれん発作(子癇)や臓器損傷が起こることがあります。... さらに読む を含む)が生じる可能性が高くなります

腎疾患のある女性が妊娠した場合は、腎機能や血圧とともに胎児の発育の経過を注意深くモニタリングします。腎疾患が重度の場合、床上安静を徹底し、血圧を良好にコントロールし、胎児を注意深くモニタリングできるよう、妊娠28週以降に入院の必要がある場合もあります。

  • 移植してから2年以上が経過している

  • 腎機能が正常である

  • 拒絶反応がない

  • 血圧が正常である

定期的な血液透析 血液透析 透析とは、体内の老廃物や過剰な水分を機械的に取り除く処置のことで、腎臓が十分な機能を果たさなくなったときに必要になります。 透析が必要になる理由はいくつかありますが、最も多いのは、腎臓が血液から老廃物を十分にろ過できなくなること(腎不全)です。腎臓の機能は急速に低下することもあれば(急性腎障害または急性腎不全と呼ばれます)、老廃物をろ過す... さらに読む 血液透析 の必要がある腎疾患の女性の場合、しばしば流産 流産 流産とは、妊娠20週までに人為的でない原因によって胎児が失われることです。 胎児側の問題(遺伝性疾患や先天異常など)によっても母体側の問題(生殖器の構造的異常、染色体異常、感染症、コカインの使用、飲酒、喫煙、けがなど)によっても流産が起こりますが、多くの場合、原因は不明です。 出血や筋けいれんが起こることがありますが、特に妊娠して週数が経過している場合にはよく起こります。 医師は子宮頸部を診察し、通常は超音波検査も行います。... さらに読む 死産 死産 死産とは妊娠20週以降に胎児が死亡することです。 胎盤が子宮から剥がれるのが早すぎた結果として起こる死産が最も一般的です(常位胎盤早期剥離)。ときに、死産の原因が明らかでないこともあります。 母体に以下のような状態があると、胎児が死亡する可能性があります。 コントロール不良の糖尿病 妊娠高血圧腎症(妊娠中に発症する高血圧の一種) さらに読む 早産 切迫早産 妊娠37週以前に起こる陣痛は切迫早産とみなされます。 未熟児として生まれた新生児には、深刻な健康上の問題が生じる可能性があります。 切迫早産の診断は通常明らかです。 安静にしたり、ときには薬剤を用いて、分娩を遅らせます。 抗菌薬やコルチコステロイドも必要な場合があります。 さらに読む 妊娠高血圧腎症 妊娠高血圧腎症および子癇 妊娠高血圧腎症は過剰な尿タンパクを伴う高血圧で、妊娠20週以降に発症するものです。子癇(しかん)は妊娠高血圧腎症の女性に起こるけいれん発作で、ほかに原因がないものをいいます。 妊娠高血圧腎症によって胎盤剥離や早産が起こりやすくなり、出生直後の新生児に問題が生じるリスクが高まります。 妊婦の手足がむくむことがあり、重度の妊娠高血圧腎症で治療しないと、けいれん発作(子癇)や臓器損傷が起こることがあります。... さらに読む などの妊娠合併症が生じるリスクが高くなります。しかしながら、透析治療の進歩により、このような女性から生まれた子どもの最大90%が生存できます。

妊婦が妊娠高血圧腎症を発症したり、胎児の成長が在胎期間の割に遅い場合には通常、出産予定日より前の分娩が必要になります。分娩時期を早めることが検討される場合、胎児の周囲を満たしている液体(羊水)のサンプルを採取して検査を行うことがあります。羊水穿刺と呼ばれるこの検査は、外界で呼吸できる程度に胎児の肺が成熟しているかどうかや、安全に分娩できる時期の判断に役立ちます。

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