医師は、皮膚に生じる様々な種類の異常や増殖病変を言い表すために特定の専門用語を使用します。また、皮膚の病気や感染症には皮膚の色を変化させるものがあります。
(皮膚の構造と機能 皮膚の構造と機能 皮膚は人体で最大の臓器であり、以下のような数多くの重要な機能を担っています。 外傷から体を守る 体温を調節する 水分と電解質のバランスを維持する 痛みや快感の刺激を感じとる さらに読む も参照のこと。)
皮膚に生じる異常と増殖病変の種類
萎縮は、皮膚が薄くなった部分で、ときにくぼみができることもあり、しばしば乾燥してしわのある「シガレットペーパー」状の外観を呈します。
水疱は、内部が透明な液体で満たされた膨らみのうち、直径が10ミリメートルを超える(小水疱より大きい)ものです。
痂皮(かひ)(かさぶた)は、皮膚の表面で血液、膿、体液などが乾燥したものです。皮膚が傷ついた部分であれば、どこにでもできます。
嚢腫(のうしゅ)は、薄い壁で囲まれた空間が液体または半液体状の物質で満たされたもので、しばしば皮膚にこぶ(結節)ができたような外観と感触を呈します。
びらんは、皮膚の表層(表皮 表皮 皮膚は人体で最大の臓器であり、以下のような数多くの重要な機能を担っています。 外傷から体を守る 体温を調節する 水分と電解質のバランスを維持する 痛みや快感の刺激を感じとる さらに読む )の一部または全体が失われ、その下の組織が露出した状態です。感染、圧迫、刺激、温度などによって皮膚が損傷を受けると、びらんが生じます。一般的には瘢痕を残すことなく治癒します。
表皮剥離は、皮膚をひっかいたり、こすったり、むしったりすることで生じるびらんで、しばしば痂皮に覆われています。
病変とは、皮膚に生じるあらゆる異常な特徴や増殖を総称する用語です。
苔癬化(たいせんか)は、皮膚が厚くなり、表面にしわや溝が深くくっきりと現れた状態で、皮膚を繰り返しひっかいたり、こすったりすることで生じます。
斑(はん)は、皮膚の表面にできた平らな変色部分で、その形は問いません。直径10ミリメートル未満の斑は英語では「macule」と言います。そばかす、平らなほくろ、ポートワイン血管腫のほか、多くの発疹が斑に該当します。
結節は、硬く盛り上がった部分で、通常は丸く、丘疹よりも高くて触れやすいものです。ときに結節が表皮の下に生じ、皮膚を押し上げているように見えることもあります。
丘疹(きゅうしん)は、直径10ミリメートル未満の硬い盛り上がりです。 いぼ 疣贅(いぼ) 疣贅(ゆうぜい)は、ヒトパピローマウイルスの感染によって引き起こされる皮膚の小さな増殖性病変で、一般にいぼと呼ばれるものです。 疣贅(いぼ)は、ヒトパピローマウイルスによって引き起こされます。 隆起した病変または平坦な病変として、あらゆる部位の皮膚に出現します。 ほとんどのいぼは痛みを伴いません。 いぼは外観で特定することができ、生検を行うことはほとんどありません。 さらに読む 、 虫刺され 昆虫による咬み傷や刺し傷 米国では、咬む昆虫として以下のものがよくみられます。 サシチョウバエ アブ メクラアブ ブユ さらに読む 、 扁平苔癬 扁平苔癬 扁平苔癬(へんぺいたいせん)は、赤色または紫色の小さな隆起した発疹が現れる、かゆみを伴う再発性の病気で、最初に現れる発疹は1つずつ離れていますが、次第に複数が融合していき、ザラザラした鱗屑(うろこ状のくず)を伴う斑になります。 特定の薬剤や感染性微生物に対する反応が原因である可能性があります。 よくみられる症状として、体の様々な部分、ときには口腔内や性器に、赤や紫色の隆起からなるかゆみを伴う発疹が現れ、鱗屑(うろこ状のくず)を伴う斑にな... さらに読む
、一部の 皮膚がん 皮膚がんの概要 皮膚がんは最も多くみられるがんです。屋外で働く人、屋外でスポーツをする人、および日光浴の愛好者で特に多くみられます。皮膚の色の薄い人(色白の人)は、作られるメラニンの量が少ないため、ほとんどのタイプの皮膚がんが特に発生しやすい傾向があります。皮膚の一番外側の層(表皮)で保護機能を果たしているメラニンという色素には、紫外線から皮膚を保護する... さらに読む などが丘疹になります。
10ミリメートル以上の大きな斑は、英語では「patch」と言います。
局面(きょくめん)は、皮膚の平らまたは盛り上がった領域あるいは小さな隆起(丘疹)の集合体で、一般的には直径が10ミリメートルを超えるものです。
膿疱(のうほう)は、内部に膿を含んだ小水疱です。
鱗屑(りんせつ)は、死んだ表皮細胞が蓄積して、カサカサに乾燥した斑に見える領域です。鱗屑は 乾癬 乾癬 乾癬(かんせん)は、1つまたは複数の盛り上がった赤い斑が生じる、再発を繰り返す慢性の病気で、それらの斑は銀白色の鱗屑(うろこ状のくず)を伴い、正常な皮膚との境界ははっきりしています。 免疫系の問題が関わっている可能性があり、遺伝的に乾癬を生じやすい人もいます。 特徴的な鱗屑または赤い斑が全身のあらゆる部分に様々な大きさで生じますが、特に肘、膝、頭皮によくみられます。 この病気の治療は、皮膚に塗る薬剤(外用薬)、紫外線照射(光線療法)、内... さらに読む や 脂漏性皮膚炎 脂漏性皮膚炎 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、頭皮や顔面、髪の生え際、耳の周囲、ときにその他の部位に慢性の炎症が起き、脂ぎった黄色い鱗屑(うろこ状のくず)やフケが生じる病気です。 ( 皮膚炎の概要も参照のこと。) 原因は不明ですが、皮膚に常在している微生物であるマラセジア Malassezia属の真菌の数が何らかの役割を果たしています。脂漏性皮膚炎が最もよく生じるのは、乳児(通常は生後3カ月)、10代の人、30~70歳の人です。こ... さらに読む
など、多くの病気でみられます。
瘢痕(はんこん)は、正常な皮膚が線維状の組織(瘢痕組織)で置き換わった領域です。瘢痕は 真皮 真皮 皮膚は人体で最大の臓器であり、以下のような数多くの重要な機能を担っています。 外傷から体を守る 体温を調節する 水分と電解質のバランスを維持する 痛みや快感の刺激を感じとる さらに読む が損傷した後に生じます。
毛細血管拡張は、皮膚の表面付近にある血管が拡張し、しばしば蛇行しているのが透けて見える状態で、圧迫すると白くなります(退色)。
潰瘍(かいよう)は、びらんに似た病変で、深さが少なくとも真皮の一部にまで達しているものをいいます。原因はびらんと同じですが、多くの場合、 静脈うっ滞 糖尿病における感染症 糖尿病では、体の様々な部位、特に血管、神経、眼、腎臓に重篤で長期に及ぶ多くの合併症がみられます。 ( 糖尿病も参照のこと。) 糖尿病には、以下の2つの種類があります。 1型糖尿病:体の免疫系が膵臓のインスリン産生細胞を攻撃し、90%を超える細胞が破壊されて回復不能になる 2型糖尿病:体がインスリンの効果に抵抗性を示す さらに読む や 糖尿病 糖尿病の合併症 糖尿病では、体の様々な部位、特に血管、神経、眼、腎臓に重篤で長期に及ぶ多くの合併症がみられます。 ( 糖尿病も参照のこと。) 糖尿病には、以下の2つの種類があります。 1型糖尿病:体の免疫系が膵臓のインスリン産生細胞を攻撃し、90%を超える細胞が破壊されて回復不能になる 2型糖尿病:体がインスリンの効果に抵抗性を示す さらに読む
、 末梢動脈疾患 末梢動脈疾患の概要 末梢動脈疾患とは、体幹、腕、脚の動脈の血流が減少する病気です。 末梢動脈疾患という用語は、たいていの場合、 動脈硬化による脚の動脈の血流不足を指して用いられます。しかし、脚以外の動脈、例えば腕でも起こることがあり、また、別の原因によることもあります。脳へ血液を供給する動脈の病気は、... さらに読む
、 血管炎 血管炎の概要 血管炎疾患は、血管の炎症(血管炎)を原因とする病気です。 血管炎は、特定の感染症や薬によって引き起こされる場合もあれば、原因不明の場合もあります。 発熱や疲労などの全身症状がみられることがあり、その後、侵された臓器に応じて他の症状がみられます。 診断を確定するために、患部の臓器の組織から採取したサンプルの生検を行い、血管の炎症を確認します... さらに読む
といった治癒を妨げる病態が併存しています。潰瘍は通常、瘢痕を残して治癒します。
小水疱(しょうすいほう)は、内部が透明な液体で満たされた膨らみのうち、直径が10ミリメートル未満のものです。直径が10ミリメートルを超えるものは水疱といいます。 帯状疱疹 帯状疱疹 帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは、 ウイルス感染症による痛みのある皮疹で、水痘を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することで生じます。 ウイルスが再活性化する原因は分からないことが多いのですが、病気や薬によって免疫機能が低下したときに起こる場合があります。 帯状疱疹では痛みを伴う水疱の発疹が現れ、患部に慢性痛が生じることもあります。 典型的な水疱が皮膚に帯状に現れると、帯状疱疹の診断が下されます。... さらに読む 、 水痘 水痘(水ぼうそう) 水痘とは、水痘帯状疱疹ウイルスによる、感染力が非常に強い ウイルス感染症で、かゆみのある特徴的な発疹が現れます。発疹は小さな斑点で、盛り上がったり、水疱(水ぶくれ)を形成したり、かさぶたができたりします。 水痘はほとんどが小児に起こりますが、水痘ワクチンのおかげで発生数は大幅に減少しています。 発疹が現れる前に、軽い頭痛、中等度の発熱、食欲低下、全身のけん怠感がみられます。 診断は症状(特に発疹)に基づいて下されます。... さらに読む
(水ぼうそう)、熱傷(やけど 熱傷 熱傷(やけど)とは、熱、電気、放射線、化学物質によって生じる組織の損傷のことです。 熱傷では痛み、水疱、腫れ、皮膚の剥離が様々な程度で起こります。 小さな浅い熱傷は、清潔を保ちつつ抗菌薬のクリームを塗るだけでよい場合もあります。 広範囲に及ぶ深い熱傷は、ショックや重度の感染症などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。... さらに読む
)、 アレルギー反応 アレルギー反応の概要 アレルギー反応(過敏反応)とは、通常は無害な物質に対して免疫系が異常な反応をすることを指します。 通常、アレルギー反応が起こると、くしゃみが起こり、涙目や眼のかゆみ、鼻水、皮膚のかゆみや発疹などが起こります。 アナフィラキシー反応と呼ばれる一部のアレルギー反応は生命を脅かします。... さらに読む
、炎症などによって小水疱や水疱が生じます。
膨疹(ぼうしん)(じんま疹)は、かゆみを伴って盛り上がった赤い領域で、皮膚が腫れることによって生じます。比較的急に出現し、ほぼ常に24時間以内に消失します。膨疹は薬物、虫刺され、何らかの物質の皮膚への接触に対する一般的なアレルギー反応で、膨疹が複数ある場合は じんま疹 じんま疹 じんま疹は、かゆみを伴う、わずかに盛り上がった赤い発疹です。かゆみは重度になる場合があります。じんま疹の縁ははっきりしており、中心部が青白くなっていることがあります。じんま疹は出たり消えたりするのが典型的です。ある部位に数時間にわたって現れた後に消え、その後また別の部位に現れることがあります。じんま疹が消えた後の皮膚はすっかり元通りになるのが通常です。腫れは、皮膚の肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が放出され、それらの化学物質の作用... さらに読む と呼ばれます。
皮膚の変色
皮膚の赤色への変色(紅斑)は、炎症を引き起こす様々な病気や感染症によって生じることがあります。皮膚にできた腫瘍はしばしばピンク色や赤色をしています。 ポートワイン血管腫 ポートワイン血管腫 ポートワイン血管腫は、生まれつき皮膚にみられる、ピンク色、赤色、紫色などの平らな変色部分で、原因は血管の奇形です。 ( 皮膚の良性腫瘍の概要と 脈管の増殖と奇形の概要も参照のこと。) ポートワイン血管腫は無害な、皮膚の永続的な変色です。とはいえ、美容的な外見は患者にとって気になるものであり、心理的にかなり重荷になることもあります。この血管腫は平坦な斑で、ピンク、赤、紫などの色をしています。大きさは、小さなものから体のかなりの部分を覆うほ... さらに読む のように、皮膚の表面付近の血管にできた病変も赤く見えることがあります。
皮膚のオレンジ色への変色は、高カロテン血症が原因であることがほとんどです。高カロテン血症は、血液中のカロテン色素が増えすぎたために生じる状態です。ニンジンなどのベータカロテンを多く含む食物を食べすぎることで高カロテン血症が生じることがあります。
皮膚の黄色への変色は、 黄疸 成人の黄疸 黄疸では、皮膚や白眼が黄色くなります。黄疸は、血中にビリルビン(黄色の色素)が多すぎる場合に起こります。この病態を高ビリルビン血症と呼びます。 ( 肝疾患の概要と 新生児黄疸も参照のこと。) 写真では、黄色に変色した眼と皮膚(黄疸)がみられます。 ビリルビンは、古くなった赤血球や損傷した赤血球を再利用する正常なプロセスの中で、ヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球の一部)が分解されるときに生成されます。ビリルビンは、血流によって肝臓に運ばれ、そ... さらに読む が起きた人でみられます。皮膚の一部が周囲と孤立して黄色に変色する原因としては、 眼瞼黄色腫 眼瞼黄色腫 良性(がんではない)または悪性の腫瘍がまぶたにできることがあります。 眼瞼黄色腫という黄白色のかたまりが眼の下に認められます。これは、血中コレステロールの上昇を示す徴候であることもありますが、通常そういったことはありません。 まぶたに最もよくみられる良性の増殖性病変の1つが眼瞼黄色腫で、これは脂肪性の物質が蓄積した黄白色の平らなかたまりです。これは本物の腫瘍ではなく、新たな組織が異常に増殖したものです。眼瞼黄色腫は血中コレステロール値上... さらに読む
や黄色腫(皮膚や腱への少量の脂肪の沈着で黄色く見える)、 弾性線維性仮性黄色腫 弾性線維性仮性黄色腫 弾性線維性仮性黄色腫は、皮膚、眼、血管に異常が生じる、まれな遺伝性結合組織疾患です。 結合組織は頑丈で、その多くは線維性であり、互いに結合して体の構造を支えるとともに、弾力性をもたらしています。 弾性線維性仮性黄色腫では、伸びた組織が再び元に戻るようにする結合組織の線維(弾性線維)が硬くなります。弾性線維は皮膚や全身の様々な組織にあり、血管もその中に含まれます。血管が硬くなると、正常な拡張能力を失い、必要なだけの血液を流せなくなることが... さらに読む
などがあります。
爪の緑色への変色 緑色爪症候群 緑色爪症候群は、シュードモナス Pseudomonasという細菌による感染症です。 ( 爪の病気の概要も参照のこと。) 左側の写真には、第4指の爪甲剥離症を伴う緑色爪症候群が写っており、Pseudomonas属細菌が産生する色素によって爪甲が緑色に変色しています。右側の写真には、剥離した爪甲を除去した後の爪床が写っています。 緑色爪症候群は、シュードモナス属... さらに読む は、一般的には緑膿菌 Pseudomonas aeruginosaという細菌の感染によって生じます。
皮膚の青紫色への変色は、皮膚の下への出血(皮下出血)または 血管炎 血管炎の概要 血管炎疾患は、血管の炎症(血管炎)を原因とする病気です。 血管炎は、特定の感染症や薬によって引き起こされる場合もあれば、原因不明の場合もあります。 発熱や疲労などの全身症状がみられることがあり、その後、侵された臓器に応じて他の症状がみられます。 診断を確定するために、患部の臓器の組織から採取したサンプルの生検を行い、血管の炎症を確認します... さらに読む により生じることがあります。 カポジ肉腫 皮膚の変色
や 血管腫 血管腫 血管腫は、血管が異常増殖してできる腫瘍で、皮膚の中や体内の他の部分で発生し、赤色または紫色のかたまりに見えます。 ( 皮膚の良性腫瘍の概要と 脈管の増殖と奇形の概要も参照のこと。) 乳児期の血管腫は非常によくみられます。中年以降にも、特に体幹に生じることがあります。 この種の血管腫は乳児期の腫瘍として最も多いものであり、生後1年までの乳児の10~12%にみられます。乳児の血管腫は、生後すぐにできて1年の間に急速に大きくなり、12~18カ... さらに読む
のような血管の異常増殖が紫色に見えることもあります。 皮膚筋炎 自己免疫性筋炎 自己免疫性筋炎は、筋肉の炎症と筋力低下(多発性筋炎)または皮膚と筋肉の炎症(皮膚筋炎)を引き起こします。 筋肉が損傷すると筋肉痛が発生し、筋力低下によって、肩より上に腕を上げること、階段を昇ること、または座った姿勢から立ち上がることが困難になることがあります。 医師は、筋肉の酵素(筋酵素)の血中濃度を調べ、場合によっては筋肉の電気的活動性を検査し、筋肉のMRI(磁気共鳴画像)検査、筋肉組織の一部を採取して調べる検査を行います。... さらに読む
による皮膚の炎症によって、眼の周りや顔面が赤紫色や薄紫色になることもあります(ヘリオトロープ疹)。
青色っぽい色、銀色っぽい色、灰色っぽい色が、ミノサイクリン、アミオダロン、銀(銀皮症)などの薬剤や金属が皮膚に沈着することで生じることがあります。血流が遮断ないし減少している皮膚が紫色から灰色に見えることもあります。皮膚の深い部分にあるあざや ほくろ ほくろ ほくろは、皮膚にできる小さな増殖物で、通常は濃い色をしており、皮膚の色素を作る細胞(メラノサイト)から生じます。 ほくろはほとんどの人にみられますが、異型母斑のできやすさは遺伝による場合があります。 大きく変化するほくろや異型母斑は生検を行い、黒色腫かどうかを調べる必要があります。 がんではない(良性の)ほくろの大半は治療が不要ですが、不快なほくろや美容上の問題となるほくろはメスと局所麻酔により切除することができます。... さらに読む (母斑)が青く見えることもあります。
黒い皮膚病変には、茶色のメラニン色素を作り出す特殊な細胞(メラノサイト)が含まれていることがあります。この種の病変の例としては、ほくろ(母斑)や 黒色腫 黒色腫 黒色腫(メラノーマとも呼ばれます)は、色素を作り出す皮膚細胞(メラノサイト)から発生する皮膚がんです。 黒色腫は、正常な皮膚から発生する場合もあれば、すでにあった ほくろから発生する場合があります。 皮膚に様々な色の斑点を伴う平坦または隆起した褐色の不規則な皮疹、あるいは黒または灰色の硬い隆起が現れます。 黒色腫の診断を下すには、生検を行います。 黒色腫を切除します。 さらに読む などがあります。厚く硬い黒色のかさぶた(焼痂と呼ばれます)は、死んだ皮膚が集まったもので、組織の壊死(梗塞)によって生じることがあります。