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トリメトプリムとスルファメトキサゾール

執筆者:

Brian J. Werth

, PharmD, University of Washington School of Pharmacy

医学的にレビューされた 2020年 7月
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トリメトプリムおよびトリメトプリムとスルファメトキサゾールの配合剤(TMP/SMX)は、多くの グラム陽性細菌 グラム陽性細菌の概要 グラム陽性細菌という分類は、グラム染色と呼ばれる化学的処理の適用後に細菌が何色に染色されるに基づくものです。グラム陽性細菌はこの手法により青く染まります。赤色に染まる細菌は、グラム陰性細菌といいます。グラム陽性細菌とグラム陰性細菌は、その細胞壁の違いから異なる色で染色されます。それらの菌の種類によって、生じる感染症の種類も異なり、また効果... さらに読む グラム陰性細菌 グラム陰性細菌の概要 グラム陰性細菌という分類は、グラム染色と呼ばれる化学的処理の適用後に細菌が何色に染色されるに基づくものです。グラム陰性細菌はこの処理によって赤く染まります。青色に染まる細菌もあり、 グラム陽性細菌といいます。グラム陰性細菌とグラム陽性細菌は、その細胞壁の違いから異なる色で染色されます。こうした菌の種類の違いによって、生じる感染症の種類も異... さらに読む (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureusMRSA メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus (MRSA) 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureusは多くの一般的なブドウ球菌の中で最も危険とされています。この グラム陽性の球状細菌(球菌)(図「 主な細菌の形」を参照)は、しばしば皮膚感染症を引き起こしますが、肺炎、心臓弁の感染症、骨の感染症を引き起こすこともあります。 これらの細菌は、感染者と直接接触したり、汚染された物を使用したり、くしゃみやせきによって飛び散った飛沫を吸引することで感染します。... さらに読む メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 <i > Staphylococcus aureus </i>(MRSA) ]など、他の抗菌薬に耐性のある細菌を含む)、一部の原虫(サイクロスポーラ サイクロスポーラ症 サイクロスポーラ症は、サイクロスポーラ・カエタネンシス Cyclospora cayetanensisという寄生虫によって引き起こされる小腸の感染症です。主な症状は、腹部けいれんと吐き気を伴う水様性下痢です。 人は寄生虫で汚染された輸入食品や水を摂取してサイクロスポーラ Cyclosporaに感染することがあります。 サイクロスポーラ症の症状は、 エイズ患者など、... さらに読む サイクロスポーラ症 シストイソスポーラ シストイソスポーラ症 シストイソスポーラ症は、寄生虫であるシストイソスポーラ(イソスポーラ)・ベリー Cystoisospora (Isospora) belliによる感染症です。主な症状は、腹部けいれんと吐き気を伴う水様性下痢です。 人は寄生虫で汚染された食べものや水を摂取してシストイソスポーラ Cystoisosporaに感染することがあります。 シストイソスポーラ症の症状は、エイズ患者など、... さらに読む シストイソスポーラ症 )や真菌(ニューモシスチス 原因 )に対して効果があります。トリメトプリムとスルファメトキサゾールを一緒に使用することで、両方の抗菌薬の有効性を高めることができます。

これらの薬剤は、細菌が機能するために必要な葉酸の一種を作り出すのを妨げることによって作用します。

妊娠中および授乳期間中の使用

妊娠中にトリメトプリムやトリメトプリム/スルファメトキサゾールを使用するのは、治療による効果がリスクを上回る場合だけに限定するべきです。トリメトプリムでは、 二分脊椎 神経管閉鎖不全と二分脊椎 神経管閉鎖不全は脳、脊椎、脊髄に生じる先天異常の一種です。 神経管閉鎖不全により、神経損傷、学習障害、麻痺、死亡が起こることがあります。 血液検査、羊水検査、または超音波検査の結果に基づいて出生前から診断できます。 出生後、医師は身体診察を行い、追加の画像検査を行う場合もあります。 母親が妊娠前と第1トリメスター(訳注:日本の妊娠初期にほぼ相当)に葉酸を摂取することが、これらの異常の予防に役立つ可能性があります。 さらに読む などの脳や脊髄の欠損(神経管閉鎖不全 神経管閉鎖不全と二分脊椎 神経管閉鎖不全は脳、脊椎、脊髄に生じる先天異常の一種です。 神経管閉鎖不全により、神経損傷、学習障害、麻痺、死亡が起こることがあります。 血液検査、羊水検査、または超音波検査の結果に基づいて出生前から診断できます。 出生後、医師は身体診察を行い、追加の画像検査を行う場合もあります。 母親が妊娠前と第1トリメスター(訳注:日本の妊娠初期にほぼ相当)に葉酸を摂取することが、これらの異常の予防に役立つ可能性があります。 さらに読む )のリスクがあります。トリメトプリム/スルファメトキサゾールは出産予定日が近い場合には使用してはならず、これは、その時期に使用すると、新生児に 黄疸 新生児黄疸 黄疸とは、血流中のビリルビンの増加が原因で、皮膚や眼が黄色くなることです。ビリルビンは、古くなった赤血球や損傷した赤血球を再利用する正常なプロセスの中で、ヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球の一部)が分解されるときに生成される、黄色い物質です。ビリルビンは血流によって肝臓に運ばれ、胆汁(肝臓で作られる消化液)の一部として肝臓から排泄されるように処理されます。肝臓でのビリルビンの処理において、ビリルビンは抱合と呼ばれる過程で別の化学物質に結合し... さらに読む 新生児黄疸 が生じることがあり、脳の損傷(核黄疸 黄疸の合併症 黄疸とは、血流中のビリルビンの増加が原因で、皮膚や眼が黄色くなることです。ビリルビンは、古くなった赤血球や損傷した赤血球を再利用する正常なプロセスの中で、ヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球の一部)が分解されるときに生成される、黄色い物質です。ビリルビンは血流によって肝臓に運ばれ、胆汁(肝臓で作られる消化液)の一部として肝臓から排泄されるように処理されます。肝臓でのビリルビンの処理において、ビリルビンは抱合と呼ばれる過程で別の化学物質に結合し... さらに読む 黄疸の合併症 )のリスクが高くなるためです。(妊娠中の薬の使用 妊娠中にんしんちゅうくすり使用しよう 妊婦の50%以上いじょうが、妊娠中にんしんちゅう処方しょほうくすり市販薬しはんやく処方しょほ... さらに読む も参照のこと。)

スルファメトキサゾールは母乳に移行するため、授乳期間中にトリメトプリム/スルファメトキサゾールを使用することは通常勧められません。授乳期間中にトリメトプリムを使用することは、一般に許容可能と考えられています。(授乳期間中の薬の使用 授乳期間中じゅにゅうきかんちゅうくすり使用しよう 授乳期間中じゅにゅうきかんちゅうに母親がくすりざい使用しようしなければならなくなると、授乳をやめるべきかどうか迷います。答えは以下の条件によってわってきます。... さらに読む も参照のこと。)

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