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髄膜炎菌ワクチン

執筆者:

Margot L. Savoy

, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University

医学的にレビューされた 2021年 6月
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髄膜炎菌ワクチンは、髄膜炎菌 Neisseria meningitidisによる感染症かんせんしょう予防よぼうします。 髄膜炎菌感染症かんせんしょう 髄膜炎菌感染症 髄膜炎菌感染症は、 細菌である髄膜炎菌 Neisseria meningitidisを原因とする病気で、髄膜炎と敗血症が含まれます。 鼻やのどからの分泌物に直接触れることで感染が拡大します。 全身のけん怠感が生じ、感染部位に応じてその他の症状(重篤なことが多い)が発生します。... さらに読む 髄膜炎菌感染症 髄膜炎 髄膜炎に関する序 髄膜炎とは、髄膜(脳と脊髄を覆う組織層)とくも膜下腔(髄膜と髄膜の間の空間)の炎症のことです。 髄膜炎は細菌、ウイルス、または真菌、感染症以外の病気、薬剤などによって引き起こされます。 髄膜炎の症状には、発熱、頭痛、項部硬直(あごを胸につけるのが難しくなる症状)などがありますが、乳児では項部硬直がみられない場合もあり、非常に高齢の人や免疫... さらに読む のうを覆う組織の感染症かんせんしょう)や 危険きけんみず準の血圧低下 ショック ショックとは、臓器への酸素の供給量が低下し、生命を脅かす状態で、臓器不全やときには死亡につながります。通常、血圧は低下しています。 ( 低血圧も参照のこと。) ショックの原因には血液量の減少、心臓のポンプ機能の障害、血管の過度の拡張などがあります。 血液量の減少または心臓のポンプ機能の障害によってショックが起きると、脱力感、眠気、錯乱が生じ、皮膚が冷たく湿っぽくなり、皮膚の色が青白くなります。... さらに読む (ショック)につながり、いたることもあります。これらの細菌は、 小児の細菌性髄膜炎 小児の髄膜炎 細菌性髄膜炎とは、脳と脊髄を覆う膜( 髄膜)に起きる感染症です。 細菌性髄膜炎は、月齢の高い乳児と小児では、通常、呼吸器系に入った細菌が原因になり、新生児では、しばしば血流の細菌感染( 敗血症)から引き起こされます。 年長児や青年では発熱を伴う項部硬直、頭痛、錯乱がみられ、新生児や幼若な乳児では通常、むずかる、食べなくなる、嘔吐するなどの症状が現れます。 診断は、腰椎穿刺と血液検査の結果に基づいて下されます。... さらに読む 原因げんいんとしてもっとおおく、 成人せいじんの細菌性髄膜炎 急性細菌性髄膜炎 急性細菌性髄膜炎とは、急速に進行する髄膜(脳と脊髄を覆う組織層)とくも膜下腔(髄膜と髄膜の間の空間)の炎症のうち、細菌が原因であるものをいいます。 年長の小児や成人では、あごを胸につけるのが難しくなる症状(項部硬直といいます)が現れ、また通常は発熱や頭痛もみられます。 乳児では、項部硬直がみられないことがあり、体調が悪そうに見えたり、体温が高くまたは低くなったり、哺乳が少なくなったり、眠そうにむずかったりするだけのことがあります。... さらに読む 原因げんいんとしては2ばんおおいものです。

詳細については、CDCによる髄膜炎菌ワクチン説明せつめい書(Meningococcal vaccine information statement)を参照さんしょうしてください。

髄膜炎菌 Neisseria meningitidisには、いくつかの種類しゅるい(血清群と呼ばれます)があります。髄膜炎菌ワクチンは、ほとんどの髄膜炎感染症かんせんしょう原因げんいんになっている血清群(A群、B群、C群、W群、Y群)を予防よぼうします。米国べいこくでは以下の髄膜炎菌ワクチンが使用しようできます。

  • 結合型ワクチン(MCV4、これはA群、C群、W群、Y群の感染かんせん予防よぼうします)は、生あと9カげつの乳児から55歳までの成人せいじんに適しており、小児定期接種せっしゅに採ようされています。

  • おおからだワクチン(MPSV4)は、55歳以上いじょう特定とくていひとにのみ使用しようされます。

  • B群髄膜炎菌ワクチン(MenB)は、ある種類しゅるいの髄膜炎菌がこす感染症かんせんしょう予防よぼうよういられます。この菌は大学新入生のあいだきた流ぎょうおおくみられた菌です。

髄膜炎菌ワクチンの接種せっしゅ

MCV4ワクチンは 小児定期接種せっしゅ 小児期の予防接種よぼうせっしゅスケジュール 米国べいこくでは、ほとんどの医師いし米国べいこく疾病予防よぼう管理センター(CDC—乳児・小児ようスケジュール[schedule for infants and... さらに読む ふくまれており、筋肉きんにく内への注射ちゅうしゃで2かい接種せっしゅします。11~12歳時に初かい接種せっしゅを、16歳時に2回目かいめ接種せっしゅぎょういます。

また、髄膜炎菌感染症かんせんしょうのリスクがたかい小児には、よりひく年齢ねんれいでこのワクチンの接種せっしゅけることが推奨されています。たとえば、脾臓(ひぞう)の機能不全を抱える小児や特定とくてい免疫めんえき不全疾患がある小児などが該当します。ワクチン接種せっしゅが可能な最低さいてい年齢ねんれいは、使用しようする製ざいにより生あと6しゅうから生あと9カげつまで様々です。

MPSV4ワクチンは皮膚の下への注射ちゅうしゃで1かい接種せっしゅします。

MenBワクチンは、筋肉きんにく内への注射ちゅうしゃで2かい接種せっしゅします。このワクチンはリスクのたか特定とくていの病態がある10歳以上いじょうひと接種せっしゅできます。しかし、リスクのたか特定とくていの病態がなく、感染かんせんするリスクがたかくない場合ばあいでも、16~23歳の希望者に接種せっしゅできます。ワクチンは16~18歳時に接種せっしゅするのが理想です。

髄膜炎菌ワクチンは、以下の青ねん成人せいじんにも推奨されています。

対象たいしょう者が一時的に病気びょうきにかかっている場合ばあい、ワクチンの接種せっしゅはその病気びょうきが治まるまで待つのが通常です(CDC:ワクチン接種せっしゅけるべきでないひとCDC: Who Should NOT Get Vaccinated With These Vaccines?]も参照さんしょう)。

髄膜炎菌ワクチンの副反応ふくはんのう

注射ちゅうしゃ部位が赤くなり、いたみ、れが生じることがあります。頭痛ずつうかんじて疲労感を覚えるひともいます。少すうながら発熱はつねつもみられます。

さらなる情報じょうほう

役立やくだ可能性かのうせいがある英語の資料を以下に示します。こちらの情報源じょうほうげんの内容について、MSDマニュアルでは責任を負いませんのでご了承ください。

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