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髄膜炎菌ワクチン

執筆者:

Margot L. Savoy

, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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髄膜炎菌ワクチンは、髄膜炎菌 Neisseria meningitidisによる感染症を予防します。髄膜炎菌感染症 髄膜炎菌感染症 髄膜炎菌感染症は、細菌である髄膜炎菌 Neisseria meningitidisを原因とする病気で、髄膜炎と血流感染症(敗血症)が含まれます。 鼻やのどからの分泌物に直接触れることで感染が拡大します。 全身のけん怠感が生じ、感染部位に応じてその他の症状(重篤なことが多い)が発生します。... さらに読む 髄膜炎菌感染症 髄膜炎 急性細菌性髄膜炎 急性細菌性髄膜炎とは、急速に進行する髄膜(脳と脊髄を覆う組織層)とくも膜下腔(髄膜と髄膜の間の空間)の炎症のうち、細菌が原因であるものをいいます。 年長の小児や成人では、あごを胸につけるのが難しくなる症状(項部硬直といいます)が現れ、また通常は発熱や頭痛もみられます。 乳児では、項部硬直がみられないことがあり、体調が悪そうに見えたり、体温が高くまたは低くなったり、哺乳が少なくなったり、眠そうにむずかったりするだけのことがあります。... さらに読む や危険な水準の血圧低下(ショック)につながり、死に至ることもあります。これらの細菌は、小児の細菌性髄膜炎の原因として最も多く、成人の細菌性髄膜炎の原因としては2番目に多いものです。この感染症により、以下の症状が生じることがあります。

  • 最初に発熱、吐き気、頭痛、脚の痛み

  • 後に発疹、血圧低下、手足の冷え

  • 健康な状態から数時間で重症化

  • ショックと死亡

髄膜炎菌 Neisseria meningitidisには、いくつかの種類があります。現在あるワクチンは、それらすべてに効くわけではなく、一部の種類にのみ有効です。米国では以下の髄膜炎菌ワクチンが使用できます。

  • 結合型ワクチン(MCV4)は、生後9カ月の乳児から55歳までの成人に適しており、小児定期接種に採用されています。

  • 多糖体ワクチン(MPSV4)は、55歳以上の特定の人にのみ使用されます。

  • B群髄膜炎菌ワクチン(MenB)は、ある種類の髄膜炎菌が引き起こす感染症の予防に用いられます。この菌は大学新入生の間で起きた流行で多くみられた菌です。

接種

髄膜炎菌ワクチンは皮下か筋肉内への注射を1回行って接種します。

また、髄膜炎菌感染症のリスクが高い小児には、より低い年齢でこのワクチンの接種を受けることが推奨されています。例えば、脾臓(ひぞう)の機能不全を抱える小児や特定の免疫不全疾患がある小児などが該当します。ワクチン接種が可能な最低年齢は、使用する製剤により生後6週から生後9カ月まで様々です。

髄膜炎菌ワクチンは、以下の青年や成人にも推奨されています。

対象者が一時的に病気にかかっている場合、ワクチンの接種はその病気が治まるまで待つのが通常です(CDC:ワクチンを受けるべきでない人[Who Should NOT Get Vaccinated With These Vaccines?]も参照)。

副反応

注射部位が赤くなり、痛み、腫れが生じることがあります。頭痛を感じて疲労感を覚える人もいます。少数ながら発熱もみられます。

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