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肺炎球菌ワクチン

執筆者:

Margot L. Savoy

, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌 Streptococcus pneumoniae(肺炎双球菌)によって引き起こされる細菌感染症の予防に役立ちます。肺炎球菌感染症 肺炎球菌感染症 肺炎球菌感染症は、肺炎レンサ球菌 Streptococcus pneumoniae(肺炎球菌)というグラム陽性の球状細菌(球菌)によって引き起こされます。この細菌は一般的に、肺炎、髄膜炎、副鼻腔炎、中耳に感染症を引き起こします。 肺炎球菌は、感染者がせきやくしゃみをすると空気中に撒き散らされます。 肺炎球菌感染症により、通常は発熱と全身のだるさや、感染部位に応じた他の症状が現れます。... さらに読む としては、耳の感染症 急性中耳炎 急性中耳炎は、ウイルスや細菌の感染により中耳が炎症を起こした状態です。 急性中耳炎は、かぜやアレルギーの患者によく起こります。 感染した耳には痛みが出ます。 医師は、鼓膜を診察して診断を下します。 通常行われる特定の小児予防接種によって、急性中耳炎のリスクを低減することができます。 さらに読む 急性中耳炎 副鼻腔炎 副鼻腔炎 副鼻腔炎は副鼻腔の炎症で、多くはウイルスや細菌の感染またはアレルギーが原因です。 最もよくみられる症状は痛み、圧痛、鼻づまり、頭痛などです。 診断は症状に基づいて下されますが、ときにCT検査などの画像検査が必要になることもあります。 原因となっている細菌感染症は抗菌薬で根治させることができます。 副鼻腔炎は最も多い病気の1つです。副鼻腔炎は、上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつ... さらに読む 肺炎 肺炎の概要 肺炎は、肺にある小さな空気の袋(肺胞)やその周辺組織に発生する感染症です。 肺炎は、世界で最も一般的な死因の1つです。 重篤な慢性の病気が他にある患者において、肺炎はしばしば最終的な死因となります。 肺炎の種類によっては、ワクチンの接種によって予防できます。 米国では、毎年約200~300万人が肺炎を発症し、そのうち約6万人が死亡していま... さらに読む 肺炎の概要 血流感染症 副鼻腔炎 副鼻腔炎は副鼻腔の炎症で、多くはウイルスや細菌の感染またはアレルギーが原因です。 最もよくみられる症状は痛み、圧痛、鼻づまり、頭痛などです。 診断は症状に基づいて下されますが、ときにCT検査などの画像検査が必要になることもあります。 原因となっている細菌感染症は抗菌薬で根治させることができます。 副鼻腔炎は最も多い病気の1つです。副鼻腔炎は、上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつ... さらに読む 髄膜炎 急性細菌性髄膜炎 急性細菌性髄膜炎とは、急速に進行する髄膜(脳と脊髄を覆う組織層)とくも膜下腔(髄膜と髄膜の間の空間)の炎症のうち、細菌が原因であるものをいいます。 年長の小児や成人では、あごを胸につけるのが難しくなる症状(項部硬直といいます)が現れ、また通常は発熱や頭痛もみられます。 乳児では、項部硬直がみられないことがあり、体調が悪そうに見えたり、体温が高くまたは低くなったり、哺乳が少なくなったり、眠そうにむずかったりするだけのことがあります。... さらに読む などがあります。

肺炎球菌には90を超える種類があります。ワクチンは、重篤な病気を引き起こす可能性が非常に高い種類の多くを対象としています。肺炎球菌ワクチンには以下の2種類があります。

  • 13種類の肺炎球菌に効果のある13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)

  • 23種類の肺炎球菌に効果のある23価肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23)

接種

結合型ワクチン(PCV13)は以下の人に推奨されています。

結合型ワクチンは、肺炎球菌感染症の発生リスクが高い6~64歳の人にも推奨されています。具体的には以下の人が対象になります。

多糖体ワクチンの接種を1回でも受けた人は、結合型ワクチンを接種するまで少なくとも1年間待ちます。

多糖体ワクチン(PPSV23)は以下の人に推奨されています。

  • 65歳以上のすべての成人

現在65歳以上の人が、過去に65歳未満で多糖体ワクチンの初回接種を受け、それから5年以上が経過している場合は、2回目の接種を受けます。例えば、64歳で初回接種を受けた人は、その5年後の69歳以降に2回目を受けます。

多糖体ワクチンは、肺炎球菌感染症の発生リスクが高い2~64歳の人にも推奨されています。具体的には以下の人が対象になります。

多糖体ワクチンは、およそ3分の2の成人に有効ですが、体の弱った高齢者では効果が低下します。ワクチン接種は、肺炎そのものよりは、肺炎球菌による肺炎の重篤な合併症(髄膜炎や血流感染症)を予防するのに効果があります。65歳で肺炎球菌ワクチンの初回接種を受ける人は、最初に結合型ワクチン、次いで1年後に多糖体ワクチンの接種を受けます。

対象者が一時的に病気にかかっている場合、ワクチンの接種はその病気が治まるまで待つのが通常です(CDC:ワクチンを受けるべきでない人[Who Should NOT Get Vaccinated With These Vaccines?]も参照)。

副反応

注射部位に痛みが生じ、赤くなることがあります。他の副反応としては、発熱、易刺激性、眠気、食欲減退、嘔吐などがあります。

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