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ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン

執筆者:

Margot L. Savoy

, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University

最終査読/改訂年月 2021年 6月
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これらの病気はヒトパピローマウイルスによって引き起こされ、このウイルスは尖圭コンジローマも引き起こします。

HPVワクチンには、このウイルスの特定の部分だけが含まれています。生きたウイルスは一切含んでいないため、このワクチンが原因でHPV感染症が生じることはありません。

詳細については、CDCによるHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン説明書(HPV (Human Papillomavirus) vaccine information statement)を参照してください。

HPVのワクチンには以下の3種類があります。

  • 9価:9種類のHPVの感染を予防

  • 4価:4種類のHPVの感染を予防

  • 2価:2種類のHPVの感染を予防

これらの3つのHPVワクチンはどれも、子宮頸がんの原因の約70%と肛門がんの原因の90%を占める2種類のHPV(16型と18型)に対して予防効果があります。9価ワクチンと4価ワクチンは、16型と18型に加えて、尖圭コンジローマの90%以上を引き起こしている2種類のHPV(6型と11型)の感染も予防します。男児および男性には9価ワクチンと4価ワクチンのみが推奨されています。

米国では現在、9価ワクチンのみが使用されています。

HPVワクチンの接種

米国では、このワクチンの接種は以下の人に推奨されています。

  • 11歳または12歳のすべての男女(ただし、9歳から開始することができる)、未接種または接種不十分な26歳までのすべての男女

  • ワクチン接種の必要性について医師と話し合った27~45歳のすべての成人

対象者が一時的に病気にかかっている場合、ワクチンの接種はその病気が治まるまで待つのが通常です(CDC:ワクチン接種を受けるべきでない人[CDC: Who Should NOT Get Vaccinated With These Vaccines?]も参照)。

HPVワクチンの副反応

注射部位が赤くなり、痛みや腫れが生じることがあります。重篤な副反応の報告はありません。

さらなる情報

役立つ可能性がある英語の資料を以下に示します。こちらの情報源の内容について、MSDマニュアルでは責任を負いませんのでご了承ください。

  • 米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention (CDC)):HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン説明書(Information statement about HPV (human papillomavirus) vaccine)

  • CDC: HPVワクチンを接種すべきでない人に関する情報(Information about people who should NOT get vaccinated with HPV vaccine)

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