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ジフテリア・破傷風・百日ぜき混合ワクチン

執筆者:

Margot L. Savoy

, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University

最終査読/改訂年月 2018年 7月
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ジフテリア・破傷風・百日ぜき混合ワクチンは、この3つの病気を予防するためのワクチンです。

  • ジフテリアにかかると、通常はのどや口の中の粘膜に炎症が起きます。ジフテリアの原因菌は毒素を放出し、心臓、腎臓、神経系を侵すことがあります。ジフテリアはかつて小児の死因の上位を占めていました。

  • 破傷風(開口障害)では、細菌が作る毒素のために重度の筋肉のけいれんが起こります。破傷風菌は通常、傷口から体内に入ります。

  • 百日ぜきは非常に感染力の強い呼吸器感染症で、2歳未満の小児や免疫機能が低下している人の場合は特に危険です。

ワクチンには以下の2つの種類があります。

  • 7歳以下の小児に対してDTaP

  • すべての青年と成人に対してTdap

Tdapは、dpが小文字になっていることで示されているように、ジフテリア(diphtheria)と百日ぜき(pertussis)のワクチンの量が少なくなっています。青年や成人には低用量で十分です。破傷風とジフテリアの成分だけを含有するワクチンもあります(破傷風・ジフテリア混合ワクチン)。

接種

ジフテリア・破傷風・百日ぜきワクチンは、筋肉内注射で接種します。小児定期接種の一環としてDTaPの接種は5回行われ、米国での一般的な接種時期は生後2カ月、4カ月、6カ月、15~18カ月、4~6歳の時点です。

百日ぜきは成人で増えつつあるため、11~12歳でTdapによる追加接種を行い、以降10年毎に破傷風・ジフテリア混合ワクチンの追加接種を行うことが推奨されています。

小児期に一連の予防接種を受けなかった人は、成人後であっても接種を受けてください。11~12歳のときにTdapの接種を受けていない成人やワクチン接種を受けたかどうかがはっきりしない成人には、Tdapの接種が1回行われます。

妊婦には1回の妊娠につき1回、Tdapを接種します。

特定の条件によって、ワクチンを接種するかどうかと接種を受ける時期が変わる場合があります(CDC:ワクチンを受けるべきでない人[Who Should NOT Get Vaccinated With These Vaccines?]も参照)。対象者が一時的に病気にかかっている場合、ワクチンの接種はその病気が治まるまで待つのが通常です。

副反応

注射部位が赤くなり、痛み、腫れが生じることがあります。重篤な副反応はまれです。具体的には、高熱、あやしても泣きやまないこと、けいれん発作、重度のアレルギー反応などがあります。

重篤な副反応は、通常はワクチンのうちの百日ぜきの成分から生じます。重篤な副反応が起きた場合、百日ぜきの成分を含有するワクチンが再び接種されることはありません。その代わりに、破傷風・ジフテリア混合ワクチン(百日ぜきの成分を含みません)によって、規定回数の接種を完了します。

DTaPまたはTdapワクチンの接種後7日以内に、けいれん発作などの脳の機能不全を示す徴候がみられた場合も、そのワクチンを再び接種することはありません。

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