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インフルエンザワクチン

執筆者:

Margot L. Savoy

, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University

医学的にレビューされた 2021年 6月
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インフルエンザウイルスワクチンは インフルエンザ インフルエンザ (流感) インフルエンザは、インフルエンザウイルスによるはい気道きどうの ウイルス感染症かんせんしょうです。感染かんせんすると、発熱はつねつ鼻水はなみず、のどの さらに読む 予防よぼう役立やくだちます。米国べいこくでは、A型とB型の2種類しゅるいのインフルエンザウイルスが定期的にインフルエンザの季節的流ぎょうこしています。どちらの種類しゅるいにも、おおくのウイルス株が存在します。インフルエンザの大流ぎょうこすウイルス株は毎ねん変わります。このため、毎ねん新しいワクチンが必要ひつようになります。それぞれのねんのワクチンは、研究けんきゅう者が翌ねんに流ぎょうすると予測した3~4種のウイルス株を標的とします。

インフルエンザは、発熱はつねついたみ、疲労をこすだけのかるいものもありますが、重篤化することもあります。インフルエンザは重度の肺炎はいえん、慢性の心疾患やはい疾患の悪化、臓器ぞうき不全をこすことがあり、死亡しぼう原因げんいんにもなります。インフルエンザによる死亡しぼうすうねんによって大きく異なり、米国べいこくでは毎ねんやく30,000~50,000ひと死亡しぼうしています(米国べいこく疾病予防よぼう管理センター[CDC]による過去かこすうねんかんのインフルエンザの影響えいきょうimpact of influenza in past years]を参照さんしょう)。ときおりパンデミックと呼ばれる世界せかい的大流ぎょうが発生し、わかひとなか心に、通常よりおおくの者がることがあります。1918ねんには、全世界せかいすう千万ひとがインフルエンザにより死亡しぼうしました。

詳細については、CDCによる経はな生インフルエンザワクチン説明せつめい書(Live, Intranasal Influenza vaccine information statement)とCDCによる不活化インフルエンザワクチン説明せつめい書(Inactivated Influenza vaccine information statement)を参照さんしょうしてください。

インフルエンザワクチンの接種せっしゅ

インフルエンザワクチンは以下のひとに推奨されています。

  • あと6カげつ以上いじょうのすべてのひと

インフルエンザワクチンは通常、不活化処理されたウイルスの形で筋肉きんにく内に注射ちゅうしゃされます。はな腔スプレー式のワクチンもありますが、それらは弱毒化された生きたウイルスを含有しています。

インフルエンザの流ぎょうは通常は12がつ下旬、つまり冬至頃に始まります。したがって、ワクチン接種せっしゅけるのに最適な時期は9~11がつです。 トリインフルエンザ 鳥インフルエンザ 鳥インフルエンザは、通常は野鳥やいえ禽類に病気びょうきこすインフルエンザウイルス株を原因げんいんとする... さらに読む ひとからひと感染かんせんする能ちからを獲得した場合ばあいのために、トリインフルエンザようのワクチンが開発かいはつされています。

65歳以上いじょうひとには、より高ようりょうの不活化ウイルスを含有するインフルエンザワクチンが推奨されています。これは注射ちゅうしゃ接種せっしゅされます。

インフルエンザワクチンの接種せっしゅを控える主な理由は以下のものです。

特定とくていの条件によって、ワクチンを接種せっしゅするかどうかと接種せっしゅける時期が変わる場合ばあいがあります(けるべきでない人[Who Should NOT Get Vaccinated With These Vaccines?]参照さんしょう)。たとえば、弱毒生ウイルスを含有するはな腔スプレー式ワクチンは、以下のひとには接種せっしゅされません。

対象たいしょう者が一時的に病気びょうきにかかっている場合ばあい、ワクチンの接種せっしゅはその病気びょうきが治まるまで待つのが通常です。

おおくの製ざいが卵のなかで増殖させたウイルスから作られるため、インフルエンザワクチンには卵が少量しょうりょうふくまれている場合ばあいがあります。卵アレルギーのあるひとにワクチンを接種せっしゅするかどうかは、アレルギーの重症じゅうしょう度によって異なります。

知っていますか?

  • インフルエンザワクチンは卵のなかで増殖させたウイルスから作られるため、重度の卵アレルギーがあるひとは、インフルエンザワクチンにたいしてアレルギー反応はんのうを起こす可能性かのうせいがあります。

インフルエンザワクチンの副反応ふくはんのう

ときに、注射ちゅうしゃ部位にいたみが生じることがあります。発熱はつねつ筋肉きんにく痛がときにみられます。

インフルエンザワクチンにより、進ぎょう性の神経疾患である ギラン-バレー症候群 ギラン-バレー症候群(GBS) ギラン-バレー症候群は、筋力低下を引き起こす多発神経障害の一種で、筋力低下は通常は数日から数週間かけて悪化し、その後ゆっくりと自然に回復します。治療を行えば、もっと早く回復します。 ギラン-バレー症候群は、自己免疫反応によって引き起こされると考えられています。 通常、筋力低下は両脚で最初に起こり、それから体の上の方に広がります。 筋電図検査と神経伝導検査が診断の確定に役立ちます。... さらに読む の発生リスクが高まるかどうかは、よくかっていません。しかし、インフルエンザワクチンの接種後せっしゅご6カげつ以内いないにこのまれな症候群が生じた場合ばあいは、以降もそのワクチンの接種せっしゅけるべきかどうか、主治医と相談そうだんしてください。

はな腔スプレーで生ウイルスワクチンを接種せっしゅすると、鼻水はなみず、のどのいたみ、軽度の喘鳴が生じることがあります。

さらなる情報じょうほう

役立やくだ可能性かのうせいがある英語の資料を以下に示します。こちらの情報源じょうほうげんの内容について、MSDマニュアルでは責任を負いませんのでご了承ください。

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