ポリオ ポリオ ポリオとは、非常に感染性が強く、死に至ることのある エンテロウイルス感染症で、神経を侵して永久的な筋力低下や麻痺などの症状が生じます。 ポリオはウイルスが原因で生じる病気で、通常は汚染された食べものや水を飲食したり、汚染されたものを触った後にその手で口に触れたりすることで感染します。 多くの人は感染しても症状がなく、症状が出てもほとんどは軽症です。 症状としては、発熱、頭痛、項部硬直や背中の硬直、深部の筋肉痛などがあり、ときに筋力低下と... さらに読む にかかった人の一部は、回復後数年ないし数十年が経過してからポリオ後症候群を発症します。ポリオ後症候群は、重症型のポリオ(麻痺型ポリオ 麻痺型ポリオ ポリオとは、非常に感染性が強く、死に至ることのある エンテロウイルス感染症で、神経を侵して永久的な筋力低下や麻痺などの症状が生じます。 ポリオはウイルスが原因で生じる病気で、通常は汚染された食べものや水を飲食したり、汚染されたものを触った後にその手で口に触れたりすることで感染します。 多くの人は感染しても症状がなく、症状が出てもほとんどは軽症です。 症状としては、発熱、頭痛、項部硬直や背中の硬直、深部の筋肉痛などがあり、ときに筋力低下と... さらに読む )にかかったことがある高齢者で発生しやすい傾向があります。
筋肉(通常はポリオに侵された筋肉)が疲弊し、痛み、萎縮して、筋力が低下することがあります。しかし、ポリオにかかったことがある人の大部分では、これらの症状がみられても、それはポリオ後症候群によるものではなく、 糖尿病 糖尿病 糖尿病は、体がインスリンを十分に産生しないかインスリンに正常に反応しないため、血中の糖分の濃度(血糖値)が異常に高くなる病気です。 排尿が増加し、のどが渇くほか、減量しようとしていなくても体重が減少することがあります。 神経を損傷し、知覚に問題が生じます。 血管を損傷し、心臓発作、脳卒中、慢性腎臓病、視力障害のリスクが高まります。... さらに読む 、 椎間板ヘルニア 椎間板ヘルニア 椎間板ヘルニアは、脊椎の椎間板を覆う丈夫な外殻が裂けたり破裂したりすると発生します。椎間板の軟らかいゼリー状の内身が外殻から外へ飛び出す(ヘルニアになる)ことがあります。 加齢、けが、太りすぎは椎間板ヘルニアの原因になります。 椎間板ヘルニアが痛みを引き起こす場合、その痛みには、わずかな痛みから体を衰弱させるほどの痛みまであります。 画像検査を行って診断を下します。 運動、筋力強化、健康的な体重の維持により、椎間板ヘルニアのリスクを減ら... さらに読む (椎間板破裂)、 変形性関節症 変形性関節症 変形性関節症は軟骨と周囲の組織の損傷を引き起こす慢性疾患で、痛み、関節のこわばり、機能障害を特徴とします。 関節の軟骨と周囲の組織の損傷による関節炎は、加齢に伴い、非常によくみられるようになります。 痛みや腫れ、骨の過剰な増殖がよくみられ、起床時や動かずにいた後に生じて30分以内に治まるこわばり(特に関節を動かしていると治まりやすい)も一般的です。 診断は症状とX線所見に基づいて下されます。... さらに読む
などの新たな病気によるものです。ポリオ後症候群の実際の原因は解明されていませんが、過去にポリオに侵された神経細胞に加齢による影響が加わることが関係している可能性があります。
ポリオ後症候群の診断は、ポリオにかかったことがある人で新たに進行性の筋力低下がみられた場合に考慮されます。
治療
支持療法
理学療法
ポリオ後症候群を根治させることはできません。
治療は筋力の低下が起きている筋肉に応じた対症療法となります。
侵されている筋肉に応じて、特殊な 理学療法 理学療法 (PT) 理学療法は、 リハビリテーションの中心となるもので、運動療法と整体を行います。関節や筋肉の機能を改善し、患者がより容易に立ち、バランスをとり、歩き、階段を昇れるようにします。理学療法では以下のような訓練が行われます。 関節可動域訓練 筋肉強化運動 協調・バランス運動訓練 歩行訓練 さらに読む や運動プログラムが採用される場合もあります。