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脾臓の病気と免疫不全

執筆者:

James Fernandez

, MD, PhD, Cleveland Clinic Lerner College of Medicine at Case Western Reserve University

医学的にレビューされた 2019年 12月
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脾臓 脾臓の概要 脾臓(ひぞう)は、にぎりこぶしほどの大きさをしたスポンジ状の軟らかい臓器で、腹部の左上、肋骨のすぐ下に位置しています。心臓から脾臓へ血液を供給するのが脾動脈です。脾動脈によって脾臓へ運ばれた血液は、脾静脈によって脾臓から運び出され、より太い静脈である門脈を通じて肝臓へと運ばれます。脾臓は、血管とリンパ管を支えている線維組織(脾膜)で覆われ... さらに読む 免疫系 免疫系の概要 人間の体には、異物や危険な侵入物から体を守るために、免疫系が備わっています。侵入物には以下のものがあります。 微生物( 細菌、 ウイルス、 真菌など) 寄生虫(蠕[ぜん]虫など) がん細胞 移植された臓器や組織 さらに読む が機能する上で重要な役割を果たします。脾臓は血液をろ過し、血流中の細菌などの感染性微生物を取り除き、破壊します。また、抗体(免疫グロブリン)の産生も行っています。(免疫不全疾患の概要 免疫不全疾患の概要 免疫不全疾患では、免疫系が正常に働かないことにより、通常に比べて感染症を頻繁に発症したり、繰り返したり、感染症が重症化したり、長引いたりします。 免疫不全疾患は通常、薬の使用や、がんなどの長期間に及ぶ重篤な病気が原因で発症しますが、遺伝性の場合もあります。 この病気になると感染症を繰り返すだけでなく、普通の人がかからないような感染症が起き... さらに読む も参照のこと。)

生まれたときに脾臓がなかったり、脾臓に損傷があったり、あるいは病気のために脾臓が摘出されていると、重い細菌感染症を発症するリスクが高まります。

脾臓に病気がある場合や脾臓がない場合は、感染症の徴候が現れたら直ちに抗菌薬を投与します。脾臓のない小児で血液の感染症を予防するために、抗菌薬として通常はペニシリンやアンピシリンを少なくとも5歳になるまでは継続的に使用します。免疫不全疾患もある場合は、抗菌薬を生涯にわたって服用することもあります。

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