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意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症 (MGUS)

執筆者:

James R. Berenson

, MD, Institute for Myeloma and Bone Cancer Research

最終査読/改訂年月 2017年 8月
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意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症は、異常ですががん化していない形質細胞により生産されたモノクローナル抗体が蓄積される病気です。

形質細胞の病気の概要も参照のこと。)

一般に意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症(MGUS)は、70歳以上の人の5%以上に発生しますが、骨髄腫やそれに関連する重篤なB細胞疾患へと進行しない限り、重大な健康障害はみられません。

この病気では、症状がみられないことが普通のため、別の目的で血中タンパク質の測定などの臨床検査を受けたときに偶然発見される例がほとんどです。しかし、モノクローナル抗体が神経に結合して、しびれ、チクチクするような痛み、脱力感などを生じることがあります。この病気になると、骨量の減少や骨折を起こす可能性も高くなります。

意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症では、Mタンパクの量が何年にもわたって安定していることが多く、25年間変化しなかった例もあり、治療は必要ありません。しかし、骨密度の著しい減少(骨減少症や骨粗しょう症)が検査で明らかになった場合は、ビスホスホネート系薬剤による治療が推奨される場合があります。

原因は判明していませんが、この病気がある人の約4分の1が、長い年月を経た後に、多発性骨髄腫マクログロブリン血症B細胞リンパ腫などのがんに進行します。この進行は予防できません。意義不明の単クローン性免疫グロブリン血症がある場合は1年に2回ほど経過観察を受け、身体診察と血液検査に加え、ときに尿検査を行って、がんへの進行を示す徴候がないか調べます。このようながんへの進行を早期発見すれば、症状や合併症を予防したり、早い段階で治療を開始したりできます。

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