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統合失調感情障害

執筆者:

Carol Tamminga

, MD, UT Southwestern Medical Dallas

レビュー/改訂 2020年 5月
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統合失調感情障害の特徴として、 統合失調症の精神病症状 症状 統合失調症は、現実とのつながりの喪失(精神病)、幻覚(通常は幻聴)、妄想(誤った強い思い込み)、異常な思考や行動、感情表現の減少、意欲の低下、精神機能(認知機能)の低下、日常生活(仕事、対人関係、身の回りの管理など)の問題を特徴とする精神障害です。 統合失調症は、遺伝的な要因と環境的な要因の双方によって起こると考えられています。 症状は様々で、奇異な行動、とりとめのない支離滅裂な発言、感情鈍麻、寡黙、集中力や記憶力の低下など、多岐にわた... さらに読む とともに、 抑うつ うつ病 うつ病とは、日常生活に支障をきたすほどの強い悲しみを感じているか、活動に対する興味や喜びが低下している状態です。喪失体験などの悲しい出来事の直後に生じることがありますが、悲しみの程度がその出来事とは不釣り合いに強く、妥当と考えられる期間より長く持続します。 遺伝、薬の副作用、つらい出来事、ホルモンなど体内の物質の量の変化、その他の要因がうつ病の一因になる可能性があります。 うつ病になると、悲しみに沈み、動作が緩慢になり、以前は楽しんでい... さらに読む 躁状態 躁状態 双極性障害(以前の躁うつ病)では、抑うつ状態と躁状態または軽躁状態(軽度の躁状態)が交互にみられます。躁状態は、過度の身体活動や、置かれた状況と著しく不釣り合いな高揚感を特徴とします。 双極性障害の発症には、おそらく遺伝も一部関与しています。 抑うつ状態と躁状態は、別々に生じることもあれば、同時に生じることもあります。 過度に気持ちがふさぎ込んで人生に興味がなくなる時期と、気分が高揚し、極端に活動的になって、しばしば易怒性を示す時期とが... さらに読む など気分症状がみられます。

精神病とは、妄想、幻覚、支離滅裂な思考や発言、奇妙で不適切な運動行動(緊張病を含む)など、現実との接触の喪失を示す症状のことです。

精神病と気分症状(抑うつや躁状態など)の両方がみられる場合、医師は統合失調感情障害を考慮します。気分症状は、病気にかかっている期間全体の半分以上にわたって存在していて、以下の統合失調症の症状のうち少なくとも2つがみられる必要があります。

  • 妄想

  • 幻覚

  • 支離滅裂な発言

  • ひどく支離滅裂な行動

  • 陰性症状(感情がほとんどまたはまったくみられない、発話の減少、喜びが感じられない、他者との関わりに興味を失う)

治療

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