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執筆者:

Alexandra Villa-Forte

, MD, MPH, Cleveland Clinic

最終査読/改訂年月 2017年 9月
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骨は強固ですが、絶えず変化している組織で、いくつかの機能を果たしています。まず、骨には人体を堅固に形づくるとともに、壊れやすい内臓を盾のように保護する役割があります。骨の中には骨髄が入っていて、骨髄では血球(血液の細胞)がつくられます。また、骨はカルシウムの貯蔵場所として働き、体内のカルシウムを一定量に保っています。小児では成長板と呼ばれる部分を備えた骨があります。その部分で骨が伸びていき、身長が最大に達すると、成長板が閉じます。それ以降は骨が伸びることはなく、特定の体の部位で骨の強度を高めようとする必要性に応じて太くなります。

骨には次の2つの形状があります。

  • 扁平骨(頭蓋骨や椎骨など)

  • 管状骨(長管骨と呼ばれる大腿骨や上腕骨など)

骨の中には両方の形状をもつものがあります。すべての骨は、本質的に同じ構造をしています。外側の硬い部分(皮質骨)は、大部分がコラーゲンなどのタンパクとヒドロキシアパタイトと呼ばれる物質からできており、ヒドロキシアパタイトの主な成分はカルシウムとその他のミネラルです。骨の強度と密度の大部分は、ヒドロキシアパタイトが生み出しています。骨の内側の部分(海綿骨)は、外側の硬い部分よりも軟らかく、密度が低いですが、それでも骨の強度に大きく貢献しています。管状骨の量や密度が低下すると、骨折のリスクが高まります。骨髄は、海綿骨の隙間を満たしている組織です。骨髄には、血球をつくる特別な細胞(幹細胞など)が含まれています。血管が骨に血液を供給し、神経が骨を取り囲んでいます。

知っていますか?

  • 骨の構造は、生涯を通じて活動や機械的な負荷(例えば、骨に体重の負荷がかかる運動)に応じて調整されます。

骨では、リモデリング(骨の再構築)と呼ばれる持続的なプロセスが働いています( 骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。 加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。 骨粗しょう症による症状は、骨折が起こるまで現れないことがあります。... さらに読む を参照)。これにより、古い骨組織が徐々に新しい骨組織に置き換えられています。体内のすべての骨が、約10年で完全に入れ替わります。骨密度や骨の強さを維持するためには、十分なカルシウムやその他のミネラル、ビタミンDが必要であり、かつ適量の副甲状腺ホルモン、成長ホルモン、カルシトニン、エストロゲン、テストステロンなどの数種類のホルモンが、体内でつくられていなければなりません。運動(例えば、体重の負荷がかかる脚の運動)を行うことで、リモデリングによる骨の強化が促進されます。運動と、最適な量のホルモン、ビタミン、ミネラルにより、海綿骨は、軽量ながら強い、複雑な格子構造を形成します。

骨は、骨膜と呼ばれる薄い膜で覆われています。骨を損傷すると痛むのは、主にこの骨膜に分布している、痛みを感じる神経のためです。血液は、骨膜を通り抜ける血管を通って骨へと流れ込みます。

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