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関節

執筆者:

Alexandra Villa-Forte

, MD, MPH, Cleveland Clinic

最終査読/改訂年月 2017年 9月
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関節は、2つ以上の骨の間の接合部です。頭蓋骨を構成する板状の骨の間の関節のように、一部には正常な状態では動かない関節もあります。一方で、広範囲に、複雑な動きが可能な関節もあります。関節の立体構造によって、動かせる範囲と方向が決定します。例えば肩関節は、球状の部分が受け皿に収まった形をしており、内外への回転はもちろん、前後左右に腕を動かすことができます。膝と手足の指の蝶番関節は、曲げること(屈曲)と伸ばすこと(伸展)だけができます。

関節を構成する各要素は、関節を安定させ、常時使用することによる損傷リスクを低減します。関節内には、骨の両端を覆う軟骨があり、これはコラーゲン、水、プロテオグリカンからなる滑らかで丈夫な弾性のある保護組織で、関節が動くときの摩擦を軽減します。(コラーゲンは丈夫な線維組織で、プロテオグリカンは、軟骨に弾性が備わるのを助ける物質です。)また、関節は、内側を滑膜組織に覆われており、これが関節包を形成しています。滑膜組織細胞は、少量の透明な液体(滑液)を産生しており、それにより軟骨に栄養を供給するだけでなく、さらに摩擦を軽減して関節を動きやすくしています。

膝の内部

膝関節は、損傷を防ぐようにできています。膝関節は、関節包で完全に包まれており、関節包は、関節の動作を可能にするほど柔軟でありながら、関節全体を1つにまとめるほど丈夫です。関節包の内層は、滑膜組織で覆われていて、ここで分泌される滑液が、関節の潤滑剤の働きをしています。太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の端は、摩耗に強い軟骨で覆われており、膝関節を動かしたときの摩擦を軽減するのに役立っています。板状の軟骨(半月板)は、大腿骨と脛骨の間でクッションの役割を果たし、関節にかかる体重の負荷を分散させています。液体の詰まった袋(滑液包)は、脛骨と膝蓋骨(膝の皿)につながる腱の間など、隣接する構造の間で衝撃を吸収して摩擦を軽減しています。膝関節の両側面と内側面にある靱帯は、関節包をしっかりと固定し安定させています。膝蓋骨(膝の皿)は、膝関節の前面を保護しています。

膝の内部
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