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筋骨格系への加齢の影響

執筆者:

Alexandra Villa-Forte

, MD, MPH, Cleveland Clinic

最終査読/改訂年月 2017年 9月
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30歳頃から、男女ともに骨密度が低下し始めます。閉経後の女性では、骨密度の低下が加速します。その結果、特に高齢者で、骨がもろくなり、骨折しやすくなります( 骨粗しょう症を参照)。

年齢を重ねるにつれ、関節の軟骨や結合組織の変化が起こります。関節内の軟骨が薄くなり、軟骨の成分(プロテオグリカン[軟骨に弾性が備わるのを助ける物質])が変性することにより、関節の弾性が低下し、損傷しやすくなります。そのため、年齢を重ねると若い頃のように、関節の表面同士がうまく滑らない人もいます。この過程から、やがて変形性関節症になることがあります。さらに、靱帯や腱の結合組織が硬くもろくなるため、関節が硬くなります。この変化によっても関節の可動域が制限されます。

筋肉量の減少(サルコペニア)は30歳頃から始まり、生涯を通じて進行していきます。この過程では、筋肉組織の量と筋線維の数や大きさが、徐々に減少していきます。その結果、筋肉量と筋力が次第に低下します。この軽度の筋力低下によって、一部の関節(膝など)にかかる負荷が増え、関節炎や転倒が起こりやすくなることがあります。幸い、定期的な運動プログラムによって、筋肉量の減少と筋力の低下をある程度は克服したり、少なくとも、かなり遅らせることができます。筋線維の種類によっては、加齢による影響に差があります。収縮速度が速い筋線維は、収縮速度が遅い筋線維よりも、その数がはるかに早く減少します。このため、高齢者では筋肉の収縮速度が遅くなります。

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