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心と体の相互作用

執筆者:

Alexandra Villa-Forte

, MD, MPH, Cleveland Clinic

最終査読/改訂年月 2017年 10月
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心と体の相互作用は強力で、その人の健康にも影響を与えます。消化器系は心(脳)によって強く支配されているため、不安、抑うつ、恐怖は消化器系の機能に大きく影響します( 消化器系の概要 消化器系の概要 )。社会的、精神的ストレスが原因で、糖尿病、高血圧、片頭痛など、たくさんの種類の病気が引き起こされ、悪化します。しかし、精神的要因がどの程度影響しているかは、同じ疾患のある人の間でも大きく異なります。

ほとんどの人は直感や個人的経験から、精神的ストレスが身体的な病気を引き起こしたり経過を左右したりすることがある、と考えています。しかし、このようなストレスが関与する仕組みは明らかではありません。感情がある種の身体機能に影響を与えることは明白で、心拍数、血圧、発汗、睡眠パターン、胃酸分泌、便通などが感情の影響を受けます。しかし、その他の関係についてはよく分かっていません。例えば、脳と免疫系が相互に作用する経路とメカニズムの解明は、まだ始まったばかりです。脳が白血球の活性、ひいては免疫反応を変化させることは注目に値します。なぜなら、白血球は血管やリンパ管の中を通って体中を移動するため、神経と直接的に接触していないからです。にもかかわらず、研究の結果から、脳と白血球の間で情報が伝達されていることははっきりしています。例えば、 うつ病 うつ病 うつ病とは、日常生活に支障をきたすほどの強い悲しみを感じているか、活動に対する興味や喜びが低下している状態です。喪失体験などの悲しい出来事の直後に生じることがありますが、悲しみの程度がその出来事とは不釣り合いに強く、妥当と考えられる期間より長く持続します。 遺伝、薬の副作用、つらい出来事、ホルモンなど体内の物質の量の変化、その他の要因がうつ病の一因になる可能性があります。 うつ病になると、悲しみに沈み、動作が緩慢になり、以前は楽しんでい... さらに読む は免疫系を抑制するため、この病気の人はかぜなどの感染症にかかりやすくなります。

病気として発病しなくても、ストレスが原因で身体に症状が生じることがあります。これは、身体が精神的ストレスに生理的に反応するからです。例えばストレスから不安が生じ、それがきっかけとなって 自律神経系 自律神経系の概要 自律神経系は、血圧や呼吸数など、体内の特定のプロセスを調節している神経系です。意識的な努力を必要とせず、自動的(自律的)に機能するのが特徴です。 自律神経系の病気は、体のあらゆる部分とあらゆるプロセスに影響を及ぼす可能性があります。また、自律神経系の病気には、可逆性のものと進行性のものがあります。... さらに読む 自律神経系の概要 アドレナリンなどのホルモンが分泌され、心拍数や血圧が上昇したり発汗量が増加したりします。ストレスは筋肉の緊張も引き起こし、首や背中の痛み、頭痛などの原因になります。

心と身体は相互に影響を及ぼします。精神的要因が様々な身体の病気の発症や悪化の原因になることもあれば、身体の病気が患者の思考や気分に影響を与えることもあります。生命を脅かす身体の病気や再発性または慢性の身体の病気で、患者がうつ病に陥ることは少なくありません。うつ病によって身体の病気が悪化し、苦痛が増すこともあります。

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