Msd マニュアル

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Timeline

MSDマニュアルの歴史

1899年、米国の製薬企業であるMerck & Co.(人通りMerck Sharpe & Dohme Corp.)  は、医師や薬剤師向けのポケットマニュアルとしてMerck's Manual of the Materia Medicaを初出版しました。このマニュアルは医師や薬剤師の手助けとなることを目的として出版され、医師たちに「記憶とはあてにならないものである」ことを認識してもらうきっかけとなりました。コンパクトで使いやすく、内容も包括的なものであったことから、後にMerck Manualとして知られることとなるこのマニュアルは、医学的な参考文献を必要とする医療従事者などの方々から高い評価を得るようになりました。かのアルベルト・シュヴァイツァーも1913年に本マニュアルをアフリカへ携行し、1929年にはバード提督も南極探検に本マニュアルを携行しています。

本マニュアルは、そのサイズと収載内容の幅を広げる長年にわたる改訂の積み重ねの結果、現在では世界で最も広く活用されている包括的な医学書になりつつあります。また、1980年代までに12カ国語を超える言語に翻訳されています。

1990年にはMerck Manual of Geriatricsが出版されました。同書は瞬く間に老年医学テキストのベストセラーとなり、高齢者のケアに関する具体的かつ包括的な情報を読者にお届けしています。第3版は5カ国語に翻訳され出版されています。2004年に出版されたMerck Manual of Health & Agingでは、高齢者ケアの教育に対するコミットメントを引き継ぎ、加齢および高齢者ケアに関する情報を一般の皆様にもわかりやすい表現を用いて掲載しています。

1997年にはMerck Manual of Medical Information-Home Editionが出版されました。医学の専門知識がなくとも活用できる本にするため、革新的な取組みとして編集者の手によってMerck Manualの専門的な医学情報が平易な文章に書き換えられました。この本は2003年に改訂版のSecond Home Editionが刊行され、2009年にはMerck Manual Home Health Handbookが刊行されました。

1999年には100周年記念としてMerck Manual第17版が出版され、また、初のデジタル版がインターネット上で無料で閲覧できるようになりました。程なくして、技術革新の波に乗る形で本マニュアルの閲覧用にモバイル端末向けのアプリがリリースされ、ユーザーの皆様が必要な情報を容易に得られる環境が整いました。

長い年月をかけて本マニュアルは、プロフェッショナル版および家庭版ともに17カ国語に翻訳されています。一部の翻訳版は原著版と同じくオンラインで閲覧可能です。デジタル版の本マニュアルは、米国とカナダ以外の国では「MSDマニュアル」という名称で公開されています。

2014年には、本マニュアルはデジタル版のみの出版に移行する決定がなされました。デジタル版では掲載内容を継続的に更新することが可能ですので、医学情報の急速な変化に遅れずについていくことができます。またデジタル版では、あらゆる形態のマルチメディアコンテンツを収載でき、盛り込む内容について製本上の制約を気にせずに済むという利点があります。