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小児期の予防接種スケジュール

執筆者:

Michael J. Smith

, MD, MSCE, Duke University

最終査読/改訂年月 2016年 2月
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本ページのリソース

予防接種は,Centers for Disease Control and Prevention(CDC:米国疾病予防管理センター),American Academy of Pediatrics,およびAmerican Academy of Family Physiciansが推奨するスケジュールに従う( 0~6歳を対象期間とする推奨予防接種スケジュール7~18歳を対象期間とする推奨予防接種スケジュール,および 生後4カ月~18歳を対象期間とするキャッチアップスケジュールを参照のこと)。最新の推奨情報は,www.cdc.gov/vaccinesで入手可能であり,また無料のモバイルアプリとしても入手できる;接種状況は受診のたびに再評価するべきである。個々のワクチンの有害作用および接種方法の詳細については,予防接種/能動免疫( 予防接種)を参照のこと。

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0~6歳を対象期間とする推奨予防接種スケジュール

ワクチン

出生時

1カ月

2カ月

4カ月

6カ月

9カ月

12カ月

15カ月

18カ月

19~23カ月

2~3歳

4~6歳

B型肝炎(HepB)a

1回目

2回目

*

3回目

*

ロタウイルス(RV)b

1回目

2回目

脚注bを参照

ジフテリア・破傷風・百日咳(DTaP,7歳未満)c

1回目

2回目

3回目

*

4回目

*

5回目

インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型(Hib)d

1回目

2回目

脚注dを参照

*

3回目または4回目d

*

肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)e

1回目

2回目

3回目

*

4回目

*

不活化ポリオウイルス(IPV)f

1回目

2回目

3回目

*

4回目

インフルエンザ(不活化インフルエンザワクチン[IIV]または弱毒生インフルエンザワクチン[LAIV])g

年1回(IIV)

年1回(IIVまたはLAIV)

麻疹・ムンプス・風疹(MMR)h

1回目

*

2回目

水痘(VAR) i

1回目

*

2回目

A型肝炎(HepA) j

2回接種j

髄膜炎菌結合型ワクチン(Hib-Men-CY,MenACWY-D,およびMenACWY-CRM)k

脚注kを参照

肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23)e

? =特定の高リスク集団を除く全ての小児に推奨される年齢範囲。

* = キャッチアップ接種に推奨される年齢範囲。

= 特定の高リスク集団に推奨される年齢範囲。

= キャッチアップ接種および特定の高リスク集団に推奨される年齢範囲。

このスケジュールには,2016年2月1日時点で有効な推奨が含まれている。推奨年齢で接種されなかった分については,適応があり,実施可能であれば,以降の来院時に接種すべきである。一般に,等価の成分ワクチンを個別に接種するよりも,混合ワクチンを使用する方が望ましい。医療従事者による評価結果,患者の希望,有害事象の可能性などを考慮に入れるべきである。医療従事者は,詳細な推奨について関連するACIPの声明(http://www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/index.html)を参照すべきである。予防接種後に発生した臨床的に有意な有害事象は,Vaccine Adverse Event Reporting System(VAERS)へ,http://www.vaers.hhs.govまたは電話800-822-7967で報告すべきである。ワクチンで予防可能な疾患が疑われる症例は,州または地域の保健局に報告すべきである。予防接種スケジュールからの遅れ,または接種開始の遅れが生じた場合は,キャッチアップスケジュールに従うべきである。

各回の接種間の間隔を計算する際は,4週間 = 28日とする。4カ月以上の間隔は,暦の上での月により決定する。

旅行に必要な予防接種に関する情報については,CDCのウェブサイト,For Travelersを参照のこと。

aB型肝炎(HepB)ワクチン。最低年齢は出生時である。

出生時:

  • 退院前に全ての新生児に1価HepBワクチンを接種する。

  • 母親がB型肝炎表面抗原(HBs抗原)陽性の場合は,出生後12時間以内にHepBおよびB型肝炎免疫グロブリン(HBIG)0.5mLを接種する。このような乳児では,生後9~18カ月時(次回の小児健診時が望ましい)またはHepBによる予防接種完了から1~2カ月後に,HBs抗原およびHBs抗体の検査を行うべきである。Centers for Disease Control and Prevention(CDC:米国疾病予防管理センター)は,生後9~12カ月時に検査を行うよう最近になって勧告した(Update: Shortened Interval for Postvaccination Serologic Testing of Infants Born to Hepatitis B-Infected Mothers)。

  • 母親のHBs抗原の状態が不明の場合は,出生体重にかかわらず,出生後12時間以内に全ての乳児にHepBワクチンを接種する。乳児の体重が2000g未満の場合は,出生後12時間以内にHepBワクチンに加えてHBIGを投与する。母親のHBs抗原の状態を可及的速やかに確認し,HBs抗原陽性の場合は,体重2000g以上の乳児に(出生後7日以内に)HBIGを投与する。

出生時接種後:

  • 生後1~2カ月時に2回目の接種を行うべきである。生後6週までの接種には,1価HepBワクチンを使用すべきである。

  • 出生時接種後にHepBを含む混合ワクチンを接種する場合は,計4回のHepBワクチン接種が許容される。

  • 出生時接種を受けなかった乳児には,0カ月時,1~2カ月時,6カ月時に予定されたHepB含有ワクチンの3回の接種を可及的速やかに行うべきである( 生後4カ月~18歳を対象期間とするキャッチアップスケジュール)。

  • 最短接種間隔は,1回目と2回目の間は4週間以上,2回目と3回目の間は8週間である。HepBワクチンの最後の接種(3回目または4回目)は,生後24週以降で最初の接種から16週以上空けて行うべきである。

bロタウイルス(RV)ワクチン。最低年齢は,RV-1(Rotarix®)とRV-5(RotaTeq®)ともに生後6週である。

  • RV-1(Rotarix®)を使用する場合は,生後2および4カ月時に計2回接種する。

  • RV-5(RotaTeq®)を使用する場合は,生後2,4,6カ月時に計3回接種する。

  • RV-5(RotaTeq®)を1回でも使用したか,使用したワクチンが不明の場合は,3回接種すべきである。

  • 最高年齢は,最初の接種で生後14週6日,最後の接種で生後8カ月0日である。生後15週0日以上の乳児には,予防接種を開始すべきではない。

  • 1回目と2回目の接種にRV-1(Rotarix®)を使用した場合,3回目の適応はない。

cジフテリアトキソイド・破傷風トキソイド・無細胞百日咳混合(DTaP)ワクチン。最低年齢は生後6週であるが,DTaP-IPV(Kinrix®)は例外で,その最低年齢は4歳である。

  • DTaPは,生後2,4,6,15~18カ月時と4~6歳時に計5回接種する。3回目の接種から6カ月以上経過している場合は,4回目は生後12カ月の早期から接種することができる。

  • 4回目の接種が3回目から4カ月以上6カ月未満の時点で行われた場合は,再接種の必要はない。

  • DTaPワクチンの4回目の接種が4歳以上で行われた場合は,5回目の接種は必要ない。

dインフルエンザ菌(Haemophilus influenzaeb型(Hib)結合型ワクチン。最低年齢は,PRP-T(ActHIB®,DTaP-IPV/Hib[Pentacel®],またはHib-MenCY[MenHibrix®])およびPRP-OMP(PedvaxHIB®またはCOMVAX®)では生後6週,PRP-T(Hiberix®)では生後12カ月である。

  • Hibワクチンは初回接種として2回または3回接種し,生後12~15カ月時に追加接種(初回接種で使用したワクチンに応じて3回目または4回目)を行い,これをもってHibの予防接種が完了となる。PRP-Tは,初回接種として生後2,4,6カ月時に計3回,PRP-OMPは生後2および4カ月時に計2回接種する。

  • PRP-OMP(PedvaxHIB®またはComVax®[HepB-Hib])を生後2カ月時と4カ月時に接種した場合,生後6カ月時の接種の適応はない。

  • 生後12~15カ月時に追加接種(初回接種で使用したワクチンに応じて3回目または4回目)を1回行うべきである。Hiberix®は例外で,Hibワクチンの接種を1回でも受けた生後12カ月~4歳の小児の追加接種(最終接種)にのみ使用すべきである。

  • 5歳以上の患児には,Hibワクチンはルーチンには接種されていない。ただし,5歳以上で免疫がない解剖学的または機能的無脾症(鎌状赤血球症など)の患児と,5~18歳で未接種のHIV感染症の患児には,1回接種すべきである。初回接種と追加接種を受けていないか,生後14カ月以降にHibワクチンの接種を1回も受けていない場合は,免疫がないとみなす。

  • 生後15カ月以上の未接種の小児には1回のみ接種する。その他のキャッチアップに関する推奨については, 生後4カ月~18歳を対象期間とするキャッチアップスケジュールを参照のこと。

Hib感染症のリスクが高い小児に対する推奨は以下の通りである:

  • 生後12~59カ月の小児でHib感染症のリスクが高く(化学療法,解剖学的または機能的無脾症[例,鎌状赤血球症],HIV感染症,免疫グロブリン欠損症,early complement component deficiencyの患児など),接種を1回も受けていないか生後12カ月未満でHibワクチンの接種を1回のみ受けている場合,2回の追加接種を8週間の間隔で行うべきである。生後12カ月以前にHibワクチン接種を2回以上受けた患児には,追加接種を1回行うべきである。

  • 化学療法または放射線療法を受ける5歳未満の患児が,その開始前14日以内または施行中にHibワクチン接種を1回でも受けた場合は,治療の完了から少なくとも3カ月後に再接種を行うべきである。

  • 造血幹細胞移植のレシピエントには,接種歴にかかわらず,移植成功後6~12カ月時に開始するHibワクチン3回接種のレジメンで再接種を行うべきである;各接種は最低4週間空けて行うべきである。

  • 生後15カ月以上で免疫のない小児および青年が待機的脾臓摘出を受ける場合は,Hibを対象に含む何らかのワクチンを1回接種すべきであり,その接種は可能であれば,手術の14日以上前に行うべきである。

e肺炎球菌ワクチン。最低年齢は,13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)では生後6週,23価肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23)では2歳である。

  • 年齢に応じた接種が完了していない生後24~59カ月の健康な全ての小児に,PCV13を1回接種する。

  • 接種年齢で7価PCV(PCV7)の接種を受けた生後14~59カ月の小児には,補助的接種としてPCV13を1回接種する。

  • 特定の医学的状況にある2~5歳の小児には,過去にPCV(PCV7および/またはPCV13)が3回接種された場合はPCV13を1回接種し,PCV(PCV7および/またはPCV13)接種が3回未満の場合はPCV13を8週間以上空けて2回接種する。PCV7を4回接種した小児と年齢に応じた別のスケジュールでPCV7の接種を完了した小児には,補助的接種としてPCV13を1回接種する。

  • 特定の医学的状況(人工内耳の使用など)にある6~18歳の小児が過去にPCV13およびPPSV23の接種を受けていない場合は,PCV13を1回接種した後,8週間以上空けてPPSV23を1回接種する(MMWR 59 [RR-11]:1–19, 2010; http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/rr/rr5911.pdfを参照のこと)。

  • 人工内耳の使用など,特定の医学的状況にある2歳以上の小児には,PCV13の最後の接種から8週間以上空けてPPSV23を接種する。解剖学的もしくは機能的無脾症または易感染状態がある小児には,1回目の接種から5年後にPPSV23を1回再接種すべきである。

f不活化ポリオウイルスワクチン(IPV)。最低年齢は生後6週である。

  • IPVは,生後2,4,6~18カ月時と4~6歳時に計4回接種する。最後の接種は,4歳の誕生日以降に,前回の接種から6カ月以上空けて行うべきである。

  • 生後6カ月までは,流行中のポリオウイルスへの曝露リスクが切迫している場合(例,ポリオ流行地域への旅行,アウトブレイク時)に限り,最低年齢かつ最短間隔での接種が推奨される。

  • 4歳になる前に4回以上接種を受けている場合は,4~6歳時に前回の接種から6カ月以上空けて追加の接種を行うべきである。

  • 3回目の接種を4歳以上で受け,前回の接種から6カ月以上経過している場合は,4回目の接種は不要である。

  • 一連の予防接種で経口ポリオワクチン(OPV)とIPVの両方が使用された場合は,現在の年齢に関係なく,計4回接種すべきである。4歳になる前にOPVのみ全ての接種を受けている場合は,4歳以降に前回のOPV接種から4週間以上の間隔を空けてIPVを1回接種すべきである。

gインフルエンザワクチン(季節性)。最低年齢は,不活化インフルエンザワクチン(IIV)では生後6カ月,弱毒生インフルエンザワクチン(LAIV)では2歳である。

  • 2歳以上の健康な小児のほとんどには,LAIVまたはIIVのどちらを使用してもよい。ただし,喘息のある小児,過去12カ月に喘鳴がみられた2~4歳の小児,インフルエンザ合併症の可能性を高める他の医学的状況にある小児など,一部の小児にはLAIVを接種してはならない。LAIVのその他全ての禁忌については,MMWR 62 (RR-7)1–43, 2013(http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr6207a1.htm)を参照のこと。

  • 生後6カ月から8歳までの小児:

    2015/16年シーズンは,インフルエンザワクチンの接種を初めて受ける小児には2回接種(4週間以上空ける)する。接種歴のある一部の小児にも2回の接種が必要である。追加のガイダンスについては,インフルエンザワクチンに関する2015/16年のACIPの勧告で提示された接種ガイドライン(MMWR 64 (30):818–25, 2015; http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6430a3.htm)を参照のこと。

    詳細な情報については,Influenza ACIP Vaccine Recommendations(http://www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/vacc-specific/flu.html)を参照のこと。

gインフルエンザワクチン(季節性)。最低年齢は,不活化インフルエンザワクチン(IIV)では生後6カ月,弱毒生インフルエンザワクチン(LAIV)では2歳である。

  • 2歳以上の健康な小児のほとんどには,LAIVまたはIIVのどちらを使用してもよい。ただし,喘息のある小児,過去12カ月に喘鳴がみられた2~4歳の小児,インフルエンザ合併症の可能性を高める他の医学的状況にある小児など,一部の小児にはLAIVを接種してはならない。LAIVのその他全ての禁忌については,MMWR 62 (RR-7)1–43, 2013(http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr6207a1.htm)を参照のこと。

  • 生後6カ月から8歳までの小児:

    2015/16年シーズンは,インフルエンザワクチンの接種を初めて受ける小児には2回接種(4週間以上空ける)する。接種歴のある一部の小児にも2回の接種が必要である。追加のガイダンスについては,インフルエンザワクチンに関する2015/16年のACIPの勧告で提示された接種ガイドライン(MMWR 64 (30):818–25, 2015; http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6430a3.htm)を参照のこと。

    詳細な情報については,インフルエンザワクチンに関するACIPの勧告(http://www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/vacc-specific/flu.html)を参照のこと。

h麻疹・ムンプス・風疹混合(MMR)ワクチン。最低年齢は生後12カ月である。

  • 1回目の接種から4週間以上経過していれば,4歳より前に2回目の接種を行ってもよい。

  • 国外に旅行する生後6~11カ月の乳児には,MMRワクチンを1回接種する。このような乳児には,MMRワクチンの再接種を2回行うべきであり,1回目は生後12~15カ月時(高リスク地域での滞在が続く場合は生後12カ月時)に,2回目は前回の接種から4週間以上空けて接種する。

  • 国外に旅行する生後12カ月以上の小児には,MMRワクチンを2回接種する;1回目は生後12カ月以降に,2回目は前回の接種から4週間以上空けて接種する。

i水痘(VAR)ワクチン。最低年齢は生後12カ月である。

  • 1回目の接種から3カ月以上経過していれば,4歳より前に2回目の接種を行ってもよい。1回目の接種から4週間以上空けて2回目を接種すれば,有効な接種とみなすことができる。

jA型肝炎(HepA)ワクチン。最低年齢は生後12カ月である。

  • 1回目の接種から6~18カ月後に2回目(最後)を接種する。

  • 1回目のHepAが生後24カ月より前に接種された場合は,1回目の接種から6~18カ月後に2回目を接種する。

  • 高リスクの小児または予防接種プログラムがより年長者を対象としている地域に住む小児が未接種の場合は,接種を行うべきである。MMWR 55 [RR-7], 2006(www.cdc.gov/mmwr/pdf/rr/rr5507.pdf)およびhttp://www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/vacc-specific/hepa.htmlの追加情報を参照のこと。

  • 以前に接種を受けていないかA型肝炎に対する免疫が望まれる2歳以上の全ての個人には,HepAワクチンの2回接種が推奨される。

k髄膜炎菌結合型ワクチン,4価。最低年齢は,Hib-MenCY(MenHibrix®;インフルエンザ菌[H. influenzae]b型と髄膜炎菌[Neisseria meningitidis]C群およびY群が対象)では生後6週,MenACWY-D(Menactra®)では生後9カ月,MenACWY-CRM(Menveo®)では生後2カ月,B群髄膜炎菌(MenB)ワクチン(MenB-4C[Bexsero®],MenB-FHbp[Trumenbal®])では10歳である。

  • 持続性の補体欠損症(C3,C5~9,プロパージン,D因子,またはH因子の先天性または慢性欠損症患者,エクリズマブの投与を受けている患者など)または解剖学的もしくは機能的無脾症(鎌状赤血球貧血を含む)がある生後2~18カ月の小児には,Hib-MenCYを生後2,4,6,12~15カ月時に計4回,またはMenACWY-CRMを生後2,4,6,12カ月時に計4回接種する。

  • 持続性の補体欠損症があり,予防接種を開始していない生後7~23カ月の小児には,2つの選択肢がある。まず,MenACWY-CRMを生後7~23カ月から2回接種することができ,2回目は生後12カ月以降に,1回目の接種から12週間以上空けて接種する。あるいは,MenACWY-Dを生後9~23カ月から2回接種してもよく,接種間隔は12週間以上とする。

  • 解剖学的または機能的無脾症があり,Hib-MenCYまたはMenACWY-CRMの接種を完了していない生後19~23カ月の小児には,初回接種としてMen-ACWY-CRMを12週間以上空けて2回接種する。

  • 持続性の補体欠損症または解剖学的もしくは機能的無脾症があり,予防接種が完了していない生後24カ月以上の小児には,初回接種としてMenACWY-DまたはMenACWY-CRMのいずれかを8週間以上空けて2回接種する。

  • 解剖学的または機能的無脾症の小児にMenACWY-Dを使用する場合は,PCV13の全接種の完了後に4週間以上空けてから,最低年齢の2歳時に接種する。

  • 高リスク条件のある小児が髄膜炎菌感染症の高度流行または流行地域に居住または旅行する場合(例,アフリカの髄膜炎ベルト,メッカ巡礼)は,A群およびW群に対する予防のため,MenACWY-DまたはMenACWY-CRMを年齢に応じた適切な製剤で接種する。このような地域に旅行する小児には,過去に受けたHib-MenCYの接種のみでは不十分である(MMWR 62 (RR2):1‒22, 2013[http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr6202a1.htm]を参照のこと)。

  • ワクチンに含まれる血清群が原因のアウトブレイク中に高リスク条件のある小児が受診した場合は,Hib-MenCY,MenACWY-D,MenACWY-CRM,MenB-4C,またはMenB-FHbpを年齢および製剤に応じたスケジュールで接種するか接種を完了させる。

  • 高リスク条件のある小児が生後12カ月以降にHib-MenCYの1回目の接種を受ける場合は,C群およびY群髄膜炎菌の感染を確実に予防するため,8週間以上の間隔を空けて計2回接種する。

  • 高リスク条件のある小児が生後7~9カ月時にMenACWY-CRMの1回目の接種を受ける場合は,全体で2回接種とし,2回目は生後12カ月以降に,1回目の接種から3カ月以上空けて接種する。

  • 10歳以上で持続性の補体欠損症または解剖学的もしくは機能的無脾症があり,髄膜炎菌ワクチンの接種が完了していない場合は,MenB-4Cを1カ月以上空けて2回,またはMenB-FHbpを3回(1回目から2回目の間は2カ月以上空け,1回目から3回目の間は6カ月以上空ける)接種する。2つのMenBワクチンに互換性はなく,全ての接種で同じワクチンを使用する必要がある。

  • 再接種のガイドラインを含めた追加のガイダンスについては,MMWR 62 (RR2):1–22, 2013(http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr6202a1.htmMMWR 64 (41):1171–76, 2015(http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/wk/mm6441.pdf),およびMeningococcal ACIP Vaccine Recommendations(http://www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/vacc-specific/mening.html)を参照のこと。

ACIP = Advisory Committee on Immunization Practices;MMWR = Morbidity and Mortality Weekly Review;PRP-OMP = 髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)ポリリボシルリビトールリン酸/外膜タンパク。

Adapted from the Centers for Disease Control and Prevention: Recommended Immunization Schedule for Persons Aged 0 Through 18 Years, United States—2016. Available at http://www.cdc.gov/vaccines/schedules/hcp/child-adolescent.html.

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7~18歳を対象期間とする推奨予防接種スケジュール

ワクチン

7~10歳

11~12歳

13~18歳

B型肝炎(HepB)a

*計3回の接種を完了する

インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型(Hib)b

脚注bを参照。

肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)および肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23)c

脚注cを参照のこと。

不活化ポリオウイルス(IPV)d

*脚注dを参照のこと。

インフルエンザe

年1回(IIVまたはLAIV)

麻疹・ムンプス・風疹(MMR)f

*計2回の接種を完了する

水痘(VAR)g

*計2回の接種を完了する

A型肝炎(HepA)h

計2回の接種を完了する

髄膜炎菌結合型ワクチン,4価(Hib-Men-CY,MenACWY-D,およびMenACWY-CRM)i

1回目

*16歳時に追加接種

破傷風・ジフテリア・百日咳(Tdap)j

*

Tdap

*

ヒトパピローマウイルス(HPV)k

脚注kを参照のこと。

3回接種

*

B群髄膜炎菌ワクチンi

脚注iを参照のこと。

?= 特定の高リスク集団を除く全ての小児に推奨される年齢範囲。

* = キャッチアップ接種に推奨される年齢範囲。

= 特定の高リスク集団に推奨される年齢範囲。

= キャッチアップ接種および特定の高リスク集団に推奨される年齢範囲。

このスケジュールには,2014年1月1日時点で有効な推奨が含まれている。推奨年齢で接種されなかった分については,適応があり,実施可能であれば,以降の来院時に接種すべきである。一般に,等価の成分ワクチンを個別に接種するよりも,混合ワクチンを使用する方が望ましい。予防接種を行う医療従事者は,詳細な推奨について関連したACIPの声明(http://www.cdc.gov/vaccines/pubs/acip-list.htm)を参照すべきである。予防接種後に発生した臨床的に有意な有害事象は,Vaccine Adverse Event Reporting System(VAERS)へ,http://www.vaers.hhs.govまたは電話800-822-7967で報告すべきである。ワクチンで予防可能な疾患が疑われる症例は,州または地域の保健局に報告すべきである。予防接種スケジュールからの遅れ,または接種開始の遅れが生じた場合は,キャッチアップスケジュールに従うべきである。

各回の接種間の間隔を計算する際は,4週間 = 28日とする。4カ月以上の間隔は,暦の上での月により決定する。

旅行に必要な予防接種に関する情報については,CDCのウェブサイト,For Travelersを参照のこと。

aB型肝炎(HepB)ワクチン

bインフルエンザ菌(Haemophilus influenzaeb型(Hib)結合型ワクチン

  • 5歳以上の患児には,Hibワクチンはルーチンには接種されていない。ただし,5歳以上で免疫がない解剖学的または機能的無脾症(鎌状赤血球症など)の患児と,5~18歳で未接種のHIV感染症の患児には,1回接種すべきである。初回接種と追加接種を受けていないか,生後14カ月以降にHibワクチンの接種を1回も受けていない場合は,免疫がないとみなす。

  • 生後15カ月以上で免疫のない小児および青年が待機的脾臓摘出を受ける場合は,Hibを対象に含む何らかのワクチンを1回接種すべきであり,その接種は可能であれば,手術の14日以上前に行うべきである。

c肺炎球菌ワクチン(13価肺炎球菌結合型ワクチン[PCV13]および23価肺炎球菌多糖体ワクチン[PPSV23])

  • 特定の医学的状況(人工内耳の使用など)にある6~18歳の小児が過去にPCV13およびPPSV23の接種を受けていない場合は,PCV13を1回接種した後,8週間以上空けてPPSV23を1回接種する(MMWR 59 [RR-11]:1–19, 2010; http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/rr/rr5911.pdfを参照のこと)。

  • 人工内耳の使用など,特定の医学的状況にある2歳以上の小児には,PCV13の最後の接種から8週間以上空けてPPSV23を接種する。解剖学的もしくは機能的無脾症または易感染状態がある小児には,1回目の接種から5年後にPPSV23を1回再接種すべきである。

d不活化ポリオウイルスワクチン(IPV)

  • 最後の接種は,前回の接種から6カ月以上空けて行うべきである。

  • 一連の予防接種で経口ポリオワクチン(OPV)とIPVの両方が使用された場合は,現在の年齢に関係なく,計4回接種すべきである。4歳になる前にOPVのみ全ての接種を受けている場合は,4歳以降に前回のOPV接種から4週間以上の間隔を空けてIPVを1回接種すべきである。

  • 18歳以上の米国居住者には,IPVのルーチン接種は推奨されない。

eインフルエンザワクチン(不活化インフルエンザワクチン[IIV]および弱毒生インフルエンザワクチン[LAIV])

  • 妊娠していない2~49歳の健康な個人の大半には,LAIVまたはIIVのどちらを使用してもよい。ただし,喘息患者やインフルエンザ合併症の可能性を高める他の医学的状況にある患者など,一部の個人にはLAIVを接種してはならない。LAIVのその他全ての禁忌については,MMWR 62 (RR-7):1–43, 2013(http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr6207a1.htm)を参照のこと。

  • 9歳以上の個人には1回接種する。

  • 生後6カ月から8歳までの小児:

    2015/16年シーズンは,インフルエンザワクチンの接種を初めて受ける小児には2回接種(4週間以上空ける)する。接種歴のある一部の小児にも2回の接種が必要である。追加のガイダンスについては,インフルエンザワクチンに関する2015/16年のACIPの勧告で提示された接種ガイドライン(MMWR 64 (30):818–25, 2015; http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6430a3.htm)を参照のこと。

    詳細な情報については,インフルエンザワクチンに関するACIPの勧告(http://www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/vacc-specific/flu.html)を参照のこと。

f麻疹・ムンプス・風疹混合(MMR)ワクチン

  • MMRワクチンの最短接種間隔は4週間である。

  • 全ての学齢期の小児および青年が確実にMMRワクチンの接種を2回受けるようにすること。

g水痘(VAR)ワクチン

  • 免疫獲得の証拠(MMWR 56 [RR-4], 2007[www.cdc.gov/mmwr/pdf/rr/rr5604.pdf]およびACIPの勧告[www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/vacc-specific/varicella.html]を参照のこと)がない7~18歳の個人には,予防接種を1回も受けていない場合は2回接種し,1回しか受けていない場合は2回目を接種する。

  • 7~12歳の小児では,推奨される最短接種間隔は3カ月である。ただし,1回目の接種から4週間以上空けて2回目を接種すれば,有効な接種とみなすことができる。

  • 13歳以上の小児では,最短接種間隔は4週間である。

hA型肝炎(HepA)ワクチン

  • 予防接種プログラムがより年長者を対象としている地域に住んでいる場合,感染リスクが高まっている場合,およびA型肝炎に対する免疫が望まれる場合は,接種歴のない小児に対するHepAワクチンの2回接種が推奨される。

  • 接種歴のない個人には,6カ月以上空けて2回接種する。

i髄膜炎菌結合型ワクチン,4価(Hib-MenCY[MenHibrix®],MenACWY-D[Menactra®],およびMenACWY-CRM[Menveo®]),B群髄膜炎菌(MenB)ワクチン(MenB-4C[Bexsero®],MenB-FHbp[Trumenbal®])。

  • 11~12歳時にMenACWY-DまたはMenACWY-CRMを接種し,さらに16歳時に1回の追加接種を行う。

  • 接種歴がない場合は,13~18歳時にMenACWY-DまたはMenACWY-CRMを接種する。

  • 1回目の接種時期が13~15歳時となった場合は,前回の接種から8週間以上空けて16~18歳時に1回の追加接種を行うべきである。

  • 1回目の接種時期が16歳以上となった場合は,追加接種は必要ない。

  • 持続性の補体欠損症(C3,C5~9,プロパージン,D因子,またはH因子の先天性または慢性欠損症患者,エクリズマブの投与を受けている患者など)または解剖学的もしくは機能的無脾症があり,予防接種が完了していない場合は,初回接種としてMenACWY-DまたはMenACWY-CRMのいずれかを2カ月以上空けて2回接種し,その後は5年毎に接種する。7歳の誕生日より前に初回接種を受けた小児は,3年以内に1回目の追加接種を受け,その後は5年毎に追加接種を受けるべきである(追加情報については以下を参照のこと:Prevention and Control of Meningococcal Disease: Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices[ACIP])。

  • HIVに感染した11~18歳の青年は,MenACWY-DまたはMenACWY-CRMによる初回接種として8カ月以上空けて2回の接種を受けるべきである。

  • 16~23歳の若年成人(望ましい年齢層は16~18歳)は,大半の菌株のB群髄膜炎菌感染症に対する短期間の予防効果を得るために,MenB-4Cの接種を2回またはMenB-FHbpの接種を3回受けることができる(医師の裁量による)。2つのMenBワクチンに互換性はなく,全ての接種で同じワクチンを使用する必要がある。

  • 10歳以上で持続性の補体欠損症または解剖学的もしくは機能的無脾症があり,髄膜炎菌ワクチンの接種が完了していない場合は,MenB-4Cを1カ月以上空けて2回,またはMenB-FHbpを3回(1回目から2回目の間は2カ月以上空け,1回目から3回目の間は6カ月以上空ける)接種する。2つのMenBワクチンに互換性はなく,全ての接種で同じワクチンを使用する必要がある。

  • 再接種のガイドラインを含めた追加のガイダンスについては,MMWR 62 (RR2):1–22, 2013(http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr6202a1.htmMMWR 64 (41):1171–76, 2015(http://www.cdc.gov/mmwr/pdf/wk/mm6441.pdf),およびMeningococcal ACIP Vaccine Recommendations(http://www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/vacc-specific/mening.html)を参照のこと。

j破傷風トキソイド・ジフテリアトキソイド・無細胞百日咳混合(Tdap)ワクチン。最低年齢は,Boostrix®では10歳,Adacel®では11歳である。

  • Tdapワクチンの接種を受けたことがない11~18歳の個人は,1回接種を受けた後,10年毎に破傷風・ジフテリアトキソイド(Td)による追加接種を受けるべきである。

  • DTaPワクチンによる小児期の予防接種を完了していない7~10歳の小児には,キャッチアップスケジュールの1回目のTd接種として,Tdapワクチンを接種すべきである。さらなる接種が必要な場合は,Tdワクチンを使用する。このような小児には青年期のTdapワクチン接種を受けさせてはならない。

  • 7~10歳の小児に偶発的にDTaPワクチンが接種された場合は,それをキャッチアップ接種の一部として数えることができる。この接種は青年期のTdap接種として数えることもでき,または,その後11~12歳時にTdapによる追加接種を行うこともできる。

  • 11~18歳の青年に偶発的にDTaPワクチンが接種された場合は,それを青年期のTdap接種として数えるべきである。

  • Tdapワクチンは,破傷風およびジフテリアトキソイドを含有するワクチンの最後の接種からの経過期間に関係なく接種することができる。

kヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(HPV4[Gardasil®],HPV2[Cervarix®],およびHPV9[Gardasil® 9])。最低年齢は9歳である。

  • 11歳または12歳の女児には,HPV4,HPV2,HPV9のいずれかの3回接種が推奨される。11歳または12歳の男児には,HPV4またはHPV9の3回接種が推奨される。それらの接種は0,1~2,および6カ月のスケジュールで行う。

  • 接種スケジュールは9歳から開始できる。性的虐待または性的暴行の既往があり,3回の接種を完了していない場合は,9歳時に接種すべきである。

  • 2回目の接種は1回目から1~2カ月後(最低4週間空ける)に,3回目の接種は1回目から24週後,2回目の接種から16週後(最低12週間空ける)に行う。

  • 接種歴のない13~18歳の女性(HPV4,HPV2,HPV9)および男性(HPV4,HPV9)には,一連の接種を行う。

ACIP = Advisory Committee on Immunization Practices; MMWR = Morbidity and Mortality Weekly Review

Adapted from the Centers for Disease Control and Prevention: Recommended Immunization Schedule for Persons Aged 0 Through 18 Years, United States—2016. Available at http://www.cdc.gov/vaccines/schedules/hcp/child-adolescent.html.

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生後4カ月~18歳を対象期間とするキャッチアップスケジュール

ワクチン

1回目の接種の最低年齢

1回目と2回目の最短接種間隔

2回目と3回目の最短接種間隔

3回目と4回目の最短接種間隔

4回目と5回目の最短接種間隔

生後4カ月~6歳

B型肝炎(HepB)a

出生時

4週間

8週間かつ1回目の接種から16週以上

最後の接種の最低年齢:24週

ロタウイルス(RV)b

生後6週

4週間

4週間a

ジフテリア・破傷風・百日咳(DTaP)c

生後6週

4週間

4週間

6カ月

6カ月b

インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型(Hib)d

生後6週

1回目の接種時期が生後12カ月未満の場合,4週間

1回目の接種時期が12~14カ月の場合,8週間(最終接種として)

1回目の接種時期が生後15カ月以上の場合,その後の接種は不要

現時点で生後12カ月未満であり,1回目の接種時期が生後7カ月未満の場合,4週間c

現時点で生後12カ月未満であり,1回目の接種時期が生後7~11カ月(最初に接種されたHibワクチンを問わず)の場合,現時点で生後12~59カ月であり,1回目の接種時期が生後12カ月未満の場合,または最初の2回がPRP-OMPで時期が生後12カ月未満であった場合,8週間かつ生後12~59カ月時(最終接種として)c

前回の接種時期が生後15カ月以降の場合,その後の接種は不要

8週間(最終接種として)

生後12カ月より前に3回接種(PRP-T)を受け,かつ生後7カ月より前に初回接種を開始した12~59カ月の小児にのみ必要

肺炎球菌e

生後6週

1回目の接種時期が生後12カ月未満の場合,4週間

1回目の接種時期が生後12カ月以上の場合,8週間(健康な小児に対する最終接種として)

1回目の接種時期が生後24カ月以上の場合,健康な小児に対するその後の接種は不要

現時点で生後12カ月未満の場合,4週間

現時点で生後12カ月以上の場合,8週間(健康な小児に対する最終接種として)

前回の接種時期が24カ月以上の場合,健康な小児に対するその後の接種は不要

8週間(最終接種として)

生後12カ月より前に3回接種を受けた12~59カ月の小児と,年齢に関係なく3回接種を受けた高リスクの小児にのみ必要

不活化ポリオウイルス(IPV)f

生後6週

4週間

4週間

6カ月e

最低年齢:最終接種では4歳

髄膜炎菌g

生後6週

8週間f

脚注fを参照

脚注fを参照

麻疹・ムンプス・風疹(MMR)h

生後12カ月

4週間

水痘(VAR)i

生後12カ月

3カ月

A型肝炎(HepA)j

生後12カ月

6カ月

7~18歳

破傷風・ジフテリア(Td)

破傷風・ジフテリア・百日咳(Tdap)k

7歳j

4週間

DTaP/DTの1回目の接種時期が生後12カ月未満の場合,4週間

DTaP/DTの1回目の接種時期が生後12カ月以上の場合,6カ月

DTaP/DTの1回目の接種時期が生後12カ月未満の場合,6カ月

ヒトパピローマウイルス(HPV)l

9歳

推奨されるルーチンの接種間隔k

A型肝炎(HepA)j

生後12カ月

6カ月

B型肝炎(HepB)b

出生時

4週間

8週間かつ1回目の接種から16週以上

不活化ポリオウイルス(IPV)f

生後6週

4週間

4週間e

6カ月e

髄膜炎菌g

生後6週

8週間f

麻疹・ムンプス・風疹(MMR)h

生後12カ月

4週間

水痘(VAR)i

生後12カ月

13歳未満の場合,3カ月

13歳以上の場合,4週間

:接種開始が遅れるか接種スケジュールからの遅れが1カ月以上となった場合について,この表にキャッチアップスケジュールと最短接種間隔を示す(www.cdc.gov/vaccines/schedules/hcp/child-adolescent.htmlで参照可能)。接種間で経過した期間にかかわらず,一連の予防接種を最初から再開する必要はない。年齢に応じた項を参照すること。小児期および青年期の予防接種スケジュール(脚注も含む)には,必ずこの表を用いること( 0~6歳を対象期間とする推奨予防接種スケジュールおよび 7~18歳を対象期間とする推奨予防接種スケジュール)。予防接種後に生じた副反応の報告に関する情報は,ウェブサイト(http://www.vaers.hhs.gov)または電話(800-822-7967)にて入手することができる。ワクチンで予防可能な疾患が疑われる症例は報告すべきである。予防接種に関する注意および禁忌など,その他の情報は,Centers for Disease Control and Prevention(CDC:米国疾病予防管理センター)のウェブサイト(www.cdc.gov/vaccines)または電話(800-232-4636[800-CDC-INFO])にて入手することができる。

各回の接種間の間隔を計算する際は,4週間 = 28日とする。4カ月以上の間隔は,暦の上での月により決定する。

旅行に必要な予防接種に関する情報については,CDCのウェブサイト,For Travelersを参照のこと。

ワクチンの使用に関する禁忌および注意,ならびに追加の情報については,ACIPの勧告を参照のこと(www.cdc.gov/vaccines/hcp/acip-recs/index.htmlで参照可能)。

aB型肝炎(HepB)ワクチン

  • 接種歴のない小児には,3回の接種を行う。

  • 成人用製剤Recombivax HB®の2回接種(4カ月以上空ける)は,11~15歳の小児で使用可能である。

bロタウイルス(RV)ワクチン(RV-1[Rotarix®]およびRV-5[RotaTeq®])

  • 最高年齢は,最初の接種で生後14週6日,最後の接種で生後8カ月0日である。生後15週0日以上の乳児に開始してはならない。

  • 1回目および2回目でRV-1が接種された場合は,3回目の接種は適応とならない。

cジフテリアトキソイド・破傷風トキソイド・無細胞百日咳混合(DTaP)ワクチン

  • 4歳以上で4回目が接種された場合は,5回目の接種は不要である。

dインフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)b型(Hib)結合型ワクチン

  • 鎌状赤血球症,白血病,HIV感染症,解剖学的もしくは機能的無脾症,またはその他の易感染状態にある5歳以上の小児がワクチン接種を全くまたは一部受けていない場合は,Hibワクチンを1回接種すべきである。

  • 最初の2回の接種がPRP-OMP(PedvaxHIB®またはComVax®[HepB-Hib])で,生後11カ月以下で行われた場合は,3回目(最終)の接種は2回目の接種から8週間以上空けて生後12~15カ月時に行うべきである。

  • 1回目の接種時期が生後12~14カ月であった場合は,1回目の接種から8週間以上空けて2回目を接種する。

  • 1回目の接種時期が生後7~11カ月であった場合は,1回目の接種で使用されたHibワクチンを問わず,4週間以上空けてから2回目の接種を行い,最終接種を生後12~15カ月時に行う。

  • 接種歴のない生後15カ月以上の小児には1回のみ接種する。

e肺炎球菌ワクチン。最低年齢は,13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)では生後6週,23価肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23)では2歳である。

f不活化ポリオウイルスワクチン(IPV)

  • 3回目の接種を4歳以上で受け,前回の接種から6カ月以上経過している場合は,4回目の接種は不要である。

  • 4歳になる前に4回以上接種を受けている場合は,4~6歳時に追加の接種を行うべきである。

  • 生後6カ月までは,流行中のポリオウイルスへの曝露リスクが切迫している場合(例,ポリオ流行地域への旅行,アウトブレイク時)に限り,最低年齢かつ最短間隔での接種が推奨される。

  • 18歳以上の米国居住者には,IPVのルーチン接種は推奨されない。

  • 一連の予防接種で経口ポリオワクチン(OPV)とIPVの両方が使用された場合は,現在の年齢に関係なく,計4回接種すべきである。4歳になる前にOPVのみ全ての接種を受けている場合は,4歳以降に前回のOPV接種から4週間以上の間隔を空けてIPVを1回接種すべきである。

g髄膜炎菌結合型ワクチン,4価(MCV4)。最低年齢は,Hib-MenCY(インフルエンザ菌[H. influenzae]b型と髄膜炎菌[Neisseria meningitidis]C群およびY群が対象)では生後6週,MCV4-D(Menactra®)では生後9カ月,MCV4-CRM(Menveo®)では2歳である。

h麻疹・ムンプス・風疹混合(MMR)ワクチン

  • 4~6歳時に2回目をルーチンに接種する。

  • 全ての学齢期の小児および青年が確実にMMRワクチンの接種を2回受けるようにすること。最小接種間隔は4週間である。

i水痘(VAR)ワクチン

  • 4~6歳時に2回目をルーチンに接種する。1回目の接種から4週間以上空けて2回目を接種すれば,有効な接種とみなすことができる。

  • 免疫獲得の証拠(Prevention of VaricellaMMWR 56 [RR-4], 2007を参照のこと)がない7~18歳の個人には,予防接種を1回も受けていない場合は2回接種し,1回しか受けていない場合は2回目を接種する。

  • 7歳~12歳の小児では,推奨される最短接種間隔は3カ月である。ただし,1回目の接種から4週間以上空けて2回目を接種すれば,有効な接種とみなすことができる。13歳以上の小児では,最短接種間隔は4週間である。

jA型肝炎(HepA)ワクチン

  • 一連のHepAワクチン接種を受けていない2歳以上の個人には,A型肝炎に対する免疫が望まれる場合,6~18カ月空けて2回接種する。

k破傷風・ジフテリアトキソイド(Td)および破傷風トキソイド・ジフテリアトキソイド・無細胞百日咳混合(Tdap)ワクチン

  • Tdapワクチンの接種を受けたことがない11~18歳の個人は,1回接種を受けた後,10年毎に破傷風・ジフテリアトキソイド(Td)による追加接種を受けるべきである。

  • DTaPワクチンによる小児期の予防接種を完了していない7~10歳の小児には,キャッチアップスケジュールの1回目のTd接種として,Tdapワクチンを接種すべきであり,さらなる接種が必要な場合には,Tdワクチンを使用する。このような小児には青年期のTdapワクチン接種を受けさせてはならない。

  • 7~10歳の小児に偶発的にDTaPワクチンが接種された場合は,それをキャッチアップ接種の一部として数えることができる。この接種は青年期のTdap接種として数えることもでき,また,その後は11~12歳時にTdapによる追加接種を受けてもよい。

  • 11~18歳の青年に偶発的にDTaPワクチンが接種された場合は,それを青年期のTdap接種として数えるべきである。

lヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(HPV4[Gardasil®]およびHPV2[Cervarix®])

MMWR = Morbidity and Mortality Weekly Review

Adapted from the Centers for Disease Control and Prevention: Recommended Immunization Schedule for Persons Aged 0 Through 18 Years, United States—2016. Available at http://www.cdc.gov/vaccines/schedules/hcp/child-adolescent.html.

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