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踵骨骨端症

(Sever病)

執筆者:

Kendrick Alan Whitney

, DPM,

  • Associate Professor, Department of Biomechanics
  • Temple University School of Podiatric Medicine

最終査読/改訂年月 2016年 9月

足および足関節の疾患の概要も参照のこと。)

踵骨骨端症は,踵骨が完全に骨化する前に生じる,踵骨の骨端と踵の体部の間の痛みを伴う破壊である。診断は臨床的に行う。治療は,ヒールパッドおよび副子固定またはギプス固定による。

踵骨は2つの骨化中心から形成される:一方は誕生時に開始し,他方は通常,8歳を過ぎてから開始する。骨化は通常15歳までに完了する。踵骨骨端症における軟骨破壊は,拘縮または短縮した腓腹部の筋肉によって骨端が過度に牽引されることに起因することがある。腓腹部の筋肉の成長が追いつかない骨の急成長が一因となることがある。

運動歴のある患者(通常9~14歳)において痛みが生じ,特に踵を高くしていない履物(陸上競技用の底が平坦な靴[track flats]もしくはサッカースパイクなど)を履く場合にその可能性が高い;痛みは踵の側面または辺縁に生じ,つま先立ちまたはランニングによって増悪する。ときに熱感および腫脹がみられる。

診断は臨床的に行う。X線は通常役に立たない。

治療

  • ヒールパッドおよび副子固定またはギプス固定

踵を上げるパッドは,踵にかかるアキレス腱の牽引力を減らすことによって症状を軽減する。腓腹部の筋肉を他動的に伸ばすために夜間用装具を用いることがあり,これは柔軟性の維持に役立つ。安静,氷冷,活動の修正,およびヒールパッドの使用で通常は痛みが軽減される。より重症または治療抵抗性の例では,痛みを軽減し腓腹部の筋肉を伸ばすためにギプス固定を用いることがある。症状は数カ月間続くことがあるが自然に軽快するので,安心させることが重要である。

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