喉頭気嚢胞

執筆者:Clarence T. Sasaki, MD, Yale University School of Medicine
レビュー/改訂 2020年 7月
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    喉頭気嚢胞は喉頭室粘膜が膨出したものである。

    内側型の喉頭気嚢胞は仮声帯を変位および腫大させ,結果として嗄声および気道閉塞が生じさせる。外側型の喉頭気嚢胞は甲状舌骨膜を通って進展し,頸部に腫瘤を形成させる。喉頭気嚢胞は管楽器を演奏する音楽家に生じる傾向がある。喉頭気嚢胞は空気で満たされており,バルサルバ法で拡張させることができる。

    喉頭気嚢胞は,CTでは平滑な卵円形をした低吸収の腫瘤として認められる。粘液で満たされている場合は感染を起こしている可能性がある。

    喉頭気嚢胞の治療は切除である。

    喉頭疾患の概要も参照のこと。)

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