心臓電気生理検査(EPS)

執筆者:Thomas Cascino, MD, MSc, Michigan Medicine, University of Michigan;
Michael J. Shea, MD, Michigan Medicine at the University of Michigan
レビュー/改訂 2019年 8月
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    心臓電気生理検査(EPS)では,右心または左心臓カテーテル法により,記録電極と刺激電極を4つの心腔全てに挿入する。心房を右房または左房からペーシングし,心室を右室心尖部または右室流出路からペーシングして,心臓内の伝導を記録する。様々なマッピング法が利用可能である。プログラム刺激法を用いることにより,リエントリー性不整脈を誘発および停止させることができる。

    評価および治療として心臓電気生理検査の適応となる不整脈としては,以下のものがある:

    • 重篤なもの

    • 持続性のもの

    • 捕捉が難しいもの

    これらの検査は一次診断,抗不整脈薬の効力の評価,または高周波カテーテルアブレーション施行前の不整脈発生源のマッピングに用いられることがある。

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