妊娠性にんしんせい類天疱瘡るいてんぽうそう

妊娠性にんしんせい類天疱瘡るいてんぽうそう

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類天疱瘡るいてんぽうそうは、強つよいかゆみのある発疹ほっしんができる、めずらしい病気びょうきで、妊娠中にんしんちゅう（ふつうは第だい2トリメスターか第だい3トリメスター【訳注やくちゅう：それぞれ日本にほんでいう妊娠中期にんしんちゅうきおよび妊娠後期にんしんこうきにほぼ相当そうとう】）にだけ起おこります。

• 発疹ほっしんは多おおくの場合ばあいへその近ちかくから始はじまり、平ひらべったいか、もり上あがっている赤あかい点々てんてんのように見みえます。

• 時間じかんがたつと発疹ほっしんは広ひろがり、形かたちが不ふぞろいで液体えきたいがつまった水みずぶくれになります。

• 発疹ほっしんはふつう、出産しゅっさんのすぐ後あとがいちばんひどく、数週間すうしゅうかんから数すうカ月げつでなくなります。

• あなたに発疹ほっしんがある場合ばあいは、生うまれてきた赤あかちゃんに発疹ほっしんがみられることがありますが、ふつうは治療ちりょうをしなくても消きえます。

• 一度いちど妊娠性にんしんせい類天疱瘡るいてんぽうそうになると、将来しょうらいの妊娠にんしんでもなる可能性かのうせいが高たかくなります。

医師いしは、妊娠性にんしんせい類天疱瘡るいてんぽうそうは自己免疫反応じこめんえきはんのうであると考かんがえています。自己免疫反応じこめんえきはんのうとは、体からだを守まもる免疫めんえきが自分自身じぶんじしんを攻撃こうげきすることです。

• ふつう、医師いしはあなたの発疹ほっしんを見みるだけで分わかります。

• 皮膚ひふの検査けんさや赤あかちゃんを調しらべる検査けんさもすることがあります。

• ふつうはコルチコステロイドのクリームを皮膚ひふにぬって、かゆみをやわらげます。

• 発疹ほっしんが大おおきく広ひろがった場合ばあいは、プレドニゾン（日本にほんではプレドニゾロン）などのコルチコステロイドの飲のみ薬ぐすりを使つかうことがあります。