うおのめとたこ

執筆者:James G. H. Dinulos, MD, Geisel School of Medicine at Dartmouth
レビュー/改訂 2021年 5月 | 修正済み 2022年 9月
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うおのめは、足の親指以外の指の甲側の上面によくみられる皮膚の硬い円錐形の隆起で、特に関節の上に多くみられます。たこは、幅の広い平らな皮膚の肥厚で、通常は手のひらや足の裏にみられます。

  • うおのめは痛みや圧痛を伴う場合がありますが、たこは通常は無症状です。

  • 診断は、うおのめやたこの見た目と場所に基づいて下されます。

  • うおのめやたこを切除、皮膚を軟らかくする薬(角質溶解剤)の塗布、定期的に足の専門医のケアを受けることが役立ちます。

足の問題の概要も参照のこと。)

うおのめとたこは通常、断続的な摩擦や圧力が原因で、特にきつい靴や、足に合っていない靴を履いている人に生じます。

うおのめは、つちゆび(ハンマートゥ)などの足の指の変形を原因とする場合は、足の指の最も高いところや指先にできることが多いですが、最もできやすいのは、足の指の関節がある最も高くなったところです。このような場合は、硬いうおのめができます。足の指の間にできる場合は、柔らかいうおのめができます。うおのめの大きさは、豆粒程度の場合もあれば、それよりやや大きい場合もあります。

うおのめ(小指)
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うおのめ(足の小指の中央)は、硬化した円盤状の組織で、しばしば周囲の皮膚が赤くなっています。
JANE SHEMILT/SCIENCE PHOTO LIBRARY

たこは、足の位置どりが悪く体重が正しく分散されないことが原因で、足の指の付け根によくできます。たこは、圧力が増加している足の側面にもできます。

足のたこ
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圧迫によってできたたこがいくつかある患者の写真です。
Photo courtesy of Ken Whitney, MD.

うおのめとたこの症状

うおのめは、圧力がかかると痛みや圧痛を伴う場合があります。液体で満たされた袋(滑液包)がうおのめの下にできることがあります。

たこには通常、症状はありません。しかし、極端な摩擦がある場合は、たこが厚くなり刺激感を生じ、それにより軽い焼けつくような感覚(灼熱感)が起こったり、ときに足の神経の損傷によって生じる痛み(趾間神経痛)に似た痛みが起こることがあります。

うおのめとたこの診断

  • 医師の診察

医師は、見た目と発生した場所に基づいて、うおのめとたこを診断します。

うおのめとたこの治療

  • 除去

  • 角質溶解薬

  • パッドおよび装具

厚くなった皮膚を除去するために、患者は入浴直後に爪やすり、エメリーボード、または軽石を使うことができます。角質溶解剤(皮膚の一番上の層を軟らかくゆるくし、剥がすのを助ける薬剤)を患部に塗ることもできます。

患者は、うおのめを予防し、すでにあるうおのめの治療に役立てるために、患部の圧力を分散する緩衝材や器具を使うことができます。様々なパッド(例えば、フェルトや厚手のコットン、フォームラバーでできた保護用包帯)や靴の中に入れる器具(装具)、またはパッドやサポートを備えた他の足底板が、圧迫の軽減に役立つ可能性があります。痛みのある部位の下で靴の一部に穴をあけてくぼませることも、圧迫や痛みを軽減するのに役立ちます。

足の専門医による定期的なケアが、うおのめやたこが生じる傾向のある人の助けになります。適切なフットケアが重要です(足のケアを参照)。

正常な神経の機能が障害される病気(神経障害)や血液の循環が障害される病気(糖尿病など)があると、皮膚が損傷したときに、足に傷口の開いたびらん(潰瘍)が発生するリスクが高まります(コラム「糖尿病における足の問題」を参照)。そうした潰瘍が、感染することもあります。これらの基礎疾患をもっている患者では、医師がうおのめやたこを手術では治療しないことを選ぶ場合があります。その場合、患部にかかる圧力を減らす特殊な靴や、足底板が必要かつ有益なことがあります。

患者は、自宅で自分の足に潰瘍がないかを見て確かめる方法と、潰瘍を予防する方法を学ぶべきです。

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