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腎臓および尿路疾患の評価

執筆者:

Paul H. Chung

, MD, Sidney Kimmel Medical College, Thomas Jefferson University

レビュー/改訂 2022年 5月
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病歴

医師は、患者への問診によって病歴を聴取します。例えば、症状、既往歴(過去にかかった病気)、薬歴(処方薬、市販薬、レクリエーショナルドラッグ)、飲酒歴、喫煙歴、アレルギー、家族の病歴などについて医師から質問があります。腎臓や尿路に病気がある可能性がある人は、通常は以下の点について尋ねられます。

例えば、一部の食べものや薬剤によって尿の色が変わることがあるため、医師は食事内容について質問をすることがあります。排尿するために夜中に目が覚める人は、普段飲んでいる飲みものの量、種類、タイミングについて質問されることもあります。

身体診察

医師は次に診察を行います。(尿路の概要 尿路の概要 人体には通常、2つの 腎臓があります。尿路の残りの部分は以下の要素で構成されています。 2本の 尿管(それぞれ左右の腎臓を膀胱につなぐ管) 膀胱(拡張して尿を貯めておくことのできる筋肉でできた袋状の臓器) 尿道(膀胱から出て体外に開口する管) 尿は2つの腎臓で絶えず作られていて、尿管を通って緩やかに膀胱に流れ込みます。そして膀胱から尿道を... さらに読む を参照のこと。)腎臓の触診を試みることもあります。正常な成人や小児で体の外から腎臓に触れることは通常ありませんが、非常にやせている人では、ときに触れることがあります。正常な新生児では腎臓を触れることができます。医師が患者のわき腹(側腹部)や腰の辺りをたたくことがありますが、この手技によって痛みが誘発される場合は、腎臓の異常(腫れや感染症など)が疑われます。排尿困難と下腹部の圧迫感を訴える患者では、医師が下腹部を指でたたくことがあります。その際に生じる音が異常に鈍ければ、膀胱が腫れている(膨張している)可能性があります。

検査

腎臓または尿路の病気を診断するためには、ときに検査や処置が必要になります。

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