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出産後の腎盂腎炎

執筆者:

Julie S. Moldenhauer

, MD, Children's Hospital of Philadelphia

レビュー/改訂 2020年 5月
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腎盂腎炎は,腎実質の細菌感染症である。

腎盂腎炎の症状としては,発熱,側腹部痛,全身倦怠感などのほか,ときに排尿痛がみられる。

診断

治療

  • セフトリアキソン単独またはアンピシリンとゲンタマイシンの併用

腎盂腎炎の初期治療はセフトリアキソン(1~2g,静注,12~24時間毎)の単剤投与かアンピシリン(1g,静注,6時間毎)とゲンタマイシン(1.5mg/kg,静注,8時間毎)の併用であり,発熱のない状態が48時間維持されるまで継続する

培養により感受性を確認すべきである。その結果に応じて治療を変更し,全期間が7~14日になるまで継続する;初めに抗菌薬を静注した後,経口抗菌薬を使用する。

患者には多量の水分を摂取するよう促すべきである。

治癒を確認するため,分娩後6~8週間時に尿培養を再度行うべきである。腎盂腎炎のエピソードが再発する場合には,結石または尿路の先天奇形がないか確認するために画像検査を考慮すべきである。妊娠中の画像検査は通常,超音波検査で行う;妊娠後の画像検査は通常,造影CTで行う。

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