神経生検と筋生検

執筆者:Michael C. Levin, MD, College of Medicine, University of Saskatchewan
レビュー/改訂 2018年 12月
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    神経生検と筋生検は通常同時に行われる【訳注:対象疾患に応じて個別に行われることも多い】。

    多発神経障害が軸索障害型か脱髄障害型かを鑑別する上で他の検査で結論が得られない場合は,神経生検が役立つ可能性がある。障害された領域を支配する1本の神経を選ぶべきである。

    多発神経障害が血管炎によるものである可能性がある場合は,特徴的な血管異常の検出確率を高めるため,皮膚を含めて検体を採取すべきである。

    生検で神経終末がなくなっているのがわかれば,皮膚パンチ生検をおこなうことで小径線維の多発神経障害(小径線維ニューロパチー)を確認できる可能性がある。

    筋生検はミオパチーの確定診断に役立つ可能性がある。

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