Msd マニュアル

Please confirm that you are a health care professional

honeypot link

剥離性間質性肺炎

執筆者:

Joyce Lee

, MD, MAS, University of Colorado School of Medicine

レビュー/改訂 2019年 9月
ここをクリックすると、 家庭版の同じトピックのページに移動します

剥離性間質性肺炎は気腔への単核球浸潤を特徴とする慢性的な肺の炎症である;ほぼ全例が現喫煙者または喫煙歴のある患者における発症である。

この疾患は均一に肺実質を侵す傾向がある。肺胞壁は膨張した立方形の肺胞上皮細胞で覆われている;肺胞中隔にリンパ球,形質細胞,およびときに好酸球の中等度浸潤がみられる。肺胞中隔の線維化は,存在するとしても軽度である。

剥離性間質性肺炎の臨床像は,緩徐に悪化する呼吸困難および乾性咳嗽である。

剥離性間質性肺炎の診断

  • 高分解能CT(HRCT)

  • ときに外科的肺生検

胸部X線で,両側肺底部に蜂巣肺を伴わないかすんだ陰影がみられることがあるが,剥離性間質性肺炎の最大20%の症例で胸部X線は正常である。HRCTでは,多病巣性またはびまん性の,肺底部の胸膜下すりガラス陰影がみられる。嚢胞が存在することもあり,しばしばすりガラス陰影のある領域にみられる。不規則な線状および網状陰影がよくみられるが,通常はこれが優勢な所見ではない。蜂巣肺がみえることもあり,少数の患者に生じるが,範囲は通常限られている。

外科的肺生検がときに必要となる。

剥離性間質性肺炎の治療

ここをクリックすると、 家庭版の同じトピックのページに移動します
家庭版を見る
quiz link

Test your knowledge

Take a Quiz! 
ANDROID iOS
ANDROID iOS
ANDROID iOS
TOP