小児と青年における広場恐怖症

執筆者:Josephine Elia, MD, Sidney Kimmel Medical College of Thomas Jefferson University
レビュー/改訂 2021年 4月
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広場恐怖症は、助けなしでは容易に逃れることのできない公共の状況または場所から抜け出せなくなるのではないかという恐れを常に抱く状態です。

広場恐怖症は青年、特にパニック発作がある青年で発症することがありますが、小児ではあまりみられません。

小児と青年における不安症の概要と成人における広場恐怖症も参照のこと。)

症状

青年は次のような行動の前または最中に強烈な恐怖感または不安を覚えます。

  • 公共交通機関の利用

  • 開放された空間にいること

  • 店や劇場などの閉鎖された公共の空間にいること

  • 列に並ぶこと、または人ごみの中にいること

  • 一人で自宅外にいること

青年は、上記のような苦痛を感じる行動をしようとするとパニック発作を起こすことがあります。その後では上記の行動を避けることもあります。

診断

  • 症状

広場恐怖症と診断するには、恐怖や不安が不合理に強く、かつ以下にあてはまる必要があります。

  • 6カ月以上続いている

  • 著しい苦痛を引き起こしている

  • 社会的機能、学業、その他の生活機能が著しく損なわれている

治療

  • 行動療法

広場恐怖症の症状には行動療法が特に有用です。

青年期の広場恐怖症には、薬物療法はパニック発作のコントロールに役立つ以外、ほとんど助けになりません。

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