貨幣状湿疹

円形の発疹は、コインのような形をした発赤、かゆみ、鱗屑を伴う斑点として現れます。発疹は広範囲に生じることもあります。発疹は腕や脚の後面、殿部で明らかにみられることがよくありますが、体幹にもできます。

貨幣状湿疹の症状と徴候

貨幣状湿疹

この写真には、貨幣状湿疹の発赤と鱗屑を伴う円形の発疹が写っています。

MION/PHANIE/SCIENCE PHOTO LIBRARY

貨幣状湿疹

この画像には、前腕に生じた貨幣状湿疹の赤く盛り上がったコイン状の発疹が写っています。

Image courtesy of Karen McKoy, MD.

貨幣状湿疹

この画像には、腕に生じた貨幣状湿疹の鱗屑を伴う円形で赤いコイン状の発疹が写っています。

Image courtesy of Karen McKoy, MD.

貨幣状湿疹

この写真には、貨幣状湿疹の発赤と鱗屑を伴う円形の発疹が写っています。

MION/PHANIE/SCIENCE PHOTO LIBRARY

貨幣状湿疹

この画像には、前腕に生じた貨幣状湿疹の赤く盛り上がったコイン状の発疹が写っています。

Image courtesy of Karen McKoy, MD.

貨幣状湿疹

この画像には、腕に生じた貨幣状湿疹の鱗屑を伴う円形で赤いコイン状の発疹が写っています。

Image courtesy of Karen McKoy, MD.

• 医師による皮膚の診察

• ときに皮膚生検

• ときに接触アレルギーを判定するためのパッチテスト

貨幣状湿疹の診断は、発疹の特徴的な外観に基づいて下されます。皮膚のサンプルを採取して検査室に送ることもあります（生検）。

アトピー（アトピー性皮膚炎、花粉症、喘息の組み合わせ）がない場合は、パッチテストを行うことがあります。パッチテストでは、標準的な接触アレルゲンを含む小さなパッチを背中上部の皮膚に貼り付けて、48時間そのままにし、その下に発疹が出るかどうかを調べます。48時間後にそれを剥がして、医師がその下の皮膚を評価します。1～2日後に皮膚をもう一度評価します。

• スキンケア

• かゆみ止めの薬やコルチコステロイドのクリーム

• ときに光線療法

貨幣状湿疹の治療法は、アトピー性皮膚炎の治療法と同様であり、一般的なスキンケアについてのカウンセリング、かゆみ止めの薬、コルチコステロイドのほか、ときに光線療法を利用します。

一部の患者には、デュピルマブの注射、タクロリムスかピメクロリムスを含有するクリーム、クリサボロール（crisaborole）の軟膏、またはこれらを組み合わせて使用することがあります。

まれに、免疫抑制薬の内服薬が必要になります。