目めの鈍的どんてきなけが

目めに何なにかが強つよく当あたって（ふつうはボールのようなものによって）目めにけがをしたとき、そのけがの種類しゅるいを鈍的どんてきと言いい表あらわします。

目めの鈍的どんてきなけがでは、まぶたや眼球がんきゅう、そして眼球がんきゅうの後うしろにあるうすい骨ほねに損傷そんしょうが起おこる可能性かのうせいがあります。

目めの構造こうぞう

現あらわれる症状しょうじょうは、目めのどこにけがをしたかによって異ことなります。

目めの鈍的どんてきなけがでは、多おおくの場合ばあい、けがをしているのはまぶたと目めの周まわりの組織そしきだけです。この場合ばあい、次つぎの症状しょうじょうが現あらわれます：

• 目めの周まわりが腫はれてあざができる（Black eye）

• まぶたや目めの周まわりの皮膚ひふが切きれる

• 白目しろめの部分ぶぶんが赤あかくなる

眼の周囲のあざ（Black Eye）

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結膜下出血けつまくかしゅっけつ

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眼球がんきゅうに傷きずがつくこともあります。角膜かくまく（目めの中心ちゅうしんをおおっている透明とうめいな層そう）に傷きず がつくこともあります。衝撃しょうげきで水晶体すいしょうたいの位置いちがずれてしまうこともあります。目めの内部ないぶに出血しゅっけつが起おこることもあります。目めの奥おくにあるうすい膜まくで、見みたものが像ぞうとして形かたちづくられる場所ばしょ（網膜もうまく）が破やぶれてはがれることがあります（網膜剥離もうまくはくり）。眼球がんきゅうがさけてしまうこともあります。眼球がんきゅうのけがでは、痛いたみと共ともに、次つぎのような症状しょうじょうが現あらわれます：

• 目めのかすみ

• 複視ふくし（1つのものがすべて2つに見みえる）

• 失明しつめい

鈍的どんてきなけがによって、眼球がんきゅうがひどく押おし込こまれてしまい、眼窩がんかの奥おくにあるうすい骨ほねが折おれることがあります。これは吹ふき抜ぬけ骨折こっせつと呼よばれていて、ときどき次つぎのようなことが痛いたみと共ともに起おこります：

• はたから見みて、目めが押おし込こまれているように見みえる

• 見上みあげるのが難むずかしくなる

• ほほの目めのすぐ下したの部分ぶぶんがしびれる

医師いしは視力検査しりょくけんさと目めの診察しんさつを行おこないます。腫はれがひどいと、医師いしが目めを診察しんさつするのが難むずかしくなることがあります。眼科医がんかい（眼めの病気びょうきを専門せんもんとする医師いし）の診察しんさつをすぐに受うける必要ひつようがあるでしょう。眼科医がんかいは特殊とくしゅな器具きぐを使つかって目めを診察しんさつし、さらに詳くわしい情報じょうほうをえるためにCT検査けんさを行おこなうことがあります。

治療法ちりょうほうは目めのけがの種類しゅるいによって異ことなりますが、ふつうは次つぎのものが含ふくまれます。

• 氷ひょうのう

• 痛いたみ止どめの薬くすり

目めが出血しゅっけつしている場合ばあいは、出血しゅっけつがひどくならないように安静あんせいにしている必要ひつようがあるでしょう。

目めのけがには、手術しゅじゅつを必要ひつようとするものもあります。