ばら色粃糠疹いろひこうしん

ばら色粃糠疹いろひこうしん

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Photo provided by Thomas Habif, MD.

ばら色粃糠疹いろひこうしんは、皮膚ひふにうろこのようにかさついた小ちいさな丸まるい斑はんが複数ふくすうできる病気びょうきです。それらの斑はんは茶色ちゃいろかばら色いろで、かゆみを伴ともないます。

• ばら色粃糠疹いろひこうしんは、あるウイルスが原因げんいんの可能性かのうせいがありますが、ほかの人ひとに感染かんせんすることはないと考かんがえられています。

• 10～35才さいの女おんなの人ひとは、ばら色粃糠疹いろひこうしんになる可能性かのうせいが最もっとも高たかいです。

• ばら色粃糠疹いろひこうしんはふつう、数日すうじつで自然しぜんに治なおりますが、ときには2カ月げつ以上いじょう続つづく場合ばあいもあります。

ばら色粃糠疹いろひこうしんの原因げんいんは医師いしたちにも正確せいかくには分わかっていませんが、あるウイルスが原因げんいんと考かんがえられています。

胸部きょうぶ、腹部ふくぶ、または背部はいぶに次つぎのような皮膚ひふの斑はんができます。

• 丸まるい

• うろこのようにかさついている

• ばら色いろまたは茶色ちゃいろをしている

• 幅はばが2.5～10センチメートルくらい

この斑はんはヘラルドパッチといいます。ときには、この斑はんが現あらわれる数日前すうじつまえに、力ちからが入はいらなくなり、疲つかれを感かんじたり、頭痛ずつうがしたり、関節痛かんせつつうが起おきたりします。

1～2週間後しゅうかんごには、次つぎの症状しょうじょうが現あらわれるかもしれません：

• 体からだのほかの部分ぶぶんに小ちいさな斑はんがたくさんできる

• かゆみが出でて、ひどくなることがある

子こどもの場合ばあいは、斑はんが鼠径部そけいぶ（太ふとももと腹部ふくぶの間あいだの部分ぶぶん）やわきの下したから始はじまり、そこから広ひろがることがあります。ばら色粃糠疹いろひこうしんのある子こどもや妊娠にんしんしている女性じょせいでは、斑はんの部分ぶぶんに鱗屑りんせつ（うろこのようなかさつき）がほとんどない場合ばあいがあります。

医師いしはふつう、皮膚ひふの斑はんの見みえ方かたと、最初さいしょに大おおきな斑はんが現あらわれたという事実じじつから、粃糠疹ひこうしんがあると判断はんだんできます。

医師いしは次つぎのことを勧すすめる場合ばあいがあります：

• 日光にっこうや人工じんこうの紫外線しがいせんを浴あびる

• かゆみに対たいする抗こうヒスタミン薬やく

• 抗こうヒスタミン薬やくが効きかない場合ばあいは、重おもいかゆみに対たいするコルチコステロイドのクリーム