淋菌感染症りんきんかんせんしょう

レビュー/改訂 2021年 6月
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淋菌感染症りんきんかんせんしょうとはどのような病気びょうきですか?

淋菌感染症りんきんかんせんしょう性感染症せいかんせんしょうです。性感染症せいかんせんしょうとは、性的せいてき接触せっしょくひとからひとひろがる感染症かんせんしょうのことです。 淋菌感染症りんきんかんせんしょうはあなたの性器せいき感染かんせんし、おんなひと場合ばあい卵管らんかん卵巣らんそうにも感染かんせんします。卵管らんかんはあなたの卵巣らんそう卵子らんし保存ほぞんされている性器せいき)と子宮しきゅうをつないでいます。

ときには、くち使つかった性行為せいこういによって、のどに淋菌感染症りんきんかんせんしょうきることがあります。肛門こうもん使つかった性行為せいこういは、直腸ちょくちょう便べんがたまる場所ばしょ)で淋菌感染症りんきんかんせんしょうこすことがあります。

  • 感染かんせんしたひととのちつくち肛門こうもん使つかった性行為せいこうい淋菌感染症りんきんかんせんしょうにかかることがあります。

  • 妊娠にんしんしているおんなひとは、出産しゅっさんするときにあかちゃんの淋菌感染症りんきんかんせんしょうをうつすことがあります。

  • 淋菌感染症りんきんかんせんしょう感染かんせんしたからだ部分ぶぶん症状しょうじょうこしますが、関節かんせつ皮膚ひふなど、ほかの部位ぶいひろがることがあります。

  • 性的せいてき活動的かつどうてきひと妊娠にんしんしているひとは、淋菌感染症りんきんかんせんしょうのスクリーニング検査けんさについて、かかりつけの医師いし相談そうだんしてください。

  • 医師いし抗菌薬こうきんやく淋菌感染症りんきんかんせんしょう治療ちりょうします。

淋菌感染症りんきんかんせんしょうにかかっていて治療ちりょうけていないおんなひとは、骨盤内炎症性疾患こつばんないえんしょうせいしっかん(PID)になる可能性かのうせいがあります。PIDは子宮しきゅう卵管らんかん、またはその両方りょうほう感染症かんせんしょうです。PIDは卵巣らんそう血流けつりゅうにもひろがることがあります。PIDのせいで生殖器せいしょくききずつき、どもをつくるのがむずかしくなることがあります。

淋菌感染症りんきんかんせんしょうになったおとこひとは、精巣上体せいそうじょうたい感染症かんせんしょうである精巣上体炎せいそうじょうたいえんになることがあります。精巣上体せいそうじょうたいとは、左右さゆうそれぞれの精巣せいそううえにある、クネクネとがったくだのことです。精巣上体炎せいそうじょうたいえんでは、陰嚢いんのういたくなって、れます。

淋菌感染症りんきんかんせんしょうにはどのような症状しょうじょうがありますか?

女性じょせい

  • ちつのあたりのかるいた

  • ちつからの黄色きいろ液体えきたい腟分泌物ちつぶんぴつぶつ

  • 排尿はいにょうをしたくなることがふだんよりおおくなる

  • 尿にょうすときのいた

  • PIDになると、おなかのしたほうがとてもはげしくいた

男性だんせい

  • 尿にょうすときにかんじる軽度けいどいたみからとてもひどいいた

  • 陰茎いんけいから黄緑色きみどりいろ分泌物ぶんぴつぶつ液体えきたい)が

  • 排尿はいにょうをしたくなることがふだんよりおおくなる

  • 陰茎いんけい開口部かいこうぶあかくなって、れる

  • 精巣上体炎せいそうじょうたいえんきている場合ばあい片側かたがわまたは両側りょうがわ陰嚢いんのういたみと

女性じょせい男性だんせい

直腸ちょくちょう便べんがたまる場所ばしょ)か肛門こうもん便べんるところ)に感染かんせんきると、いたみがして、ドロドロした黄色きいろ分泌物ぶんぴつぶつ肛門こうもんからてくることがあります。

のどに感染かんせんきると、ふつうはなに症状しょうじょうはありませんが、のどがいたくなるかもしれません。

医師いしはどのようにして、わたし淋菌感染症りんきんかんせんしょうかどうかを判断はんだんしますか?

  • 医師いしは、あなたの症状しょうじょうから淋菌感染症りんきんかんせんしょううたがいます。

  • たしかめるために、陰茎いんけいちつ、のど、直腸ちょくちょうからったサンプルを検査けんさします。

医師いしは、陰茎いんけいやのど、直腸ちょくちょうちいさな綿棒めんぼうれて、液体えきたいのサンプルをって検査けんさすることもあります。おんなひと場合ばあいは、医師いし腟鏡ちつきょうという器具きぐ使つかってちつなか調しらべて、子宮頸部しきゅうけいぶちつかってひらいている子宮しきゅうした部分ぶぶん)からの分泌物ぶんぴつぶつ綿棒めんぼうでぬぐってります。

あなたが妊娠にんしんしているか、淋菌りんきん感染かんせんしているリスクがたか場合ばあいは、なに症状しょうじょうがみられなくても、医師いし淋菌りんきん尿検査にょうけんさをすることがあります。おんなひとは、つぎ場合ばあいにリスクがたかくなります:

  • 性行為せいこういをしていて、年齢ねんれいが25さい未満みまん

  • 性感染症せいかんせんしょうになったことがある

  • 危険きけん性行為せいこういをしている(せい風俗ふうぞく仕事しごとをしている、せい風俗ふうぞく仕事しごとをしているパートナーがいる、セックスパートナーがたくさんいる、コンドームを使つかわないことがあるなど)

  • 危険きけん性行為せいこういをしているパートナーがいる

おとこひとは、つぎ場合ばあいにリスクがたかくなります:

  • 過去かこ1年間ねんかんおとこひと性行為せいこういをしたことがある

複数ふくすう性感染症せいかんせんしょう同時どうじにかかっているひとおおいことから、医師いしは、ほかの性感染症せいかんせんしょうたいする血液検査けつえきけんさ尿検査にょうけんさもすることがあります。

医師いし淋菌感染症りんきんかんせんしょうをどのように治療ちりょうしますか?

医師いしつぎのことをします:

  • 筋肉きんにく抗菌薬こうきんやく注射ちゅうしゃします。

  • 抗菌薬こうきんやくぐすりあたえます。

  • 淋菌りんきん感染かんせんひろがるのをふせぐため、された抗菌薬こうきんやく最後さいごまでむまでは性行為せいこういをしないように指示しじします。

  • 感染かんせん関節かんせつひろがっている場合ばあいは、病院びょういん抗菌薬こうきんやく点滴てんてきして治療ちりょうします。

  • 淋菌感染症りんきんかんせんしょうについて、あなたのセックスパートナーを検査けんさし、あれば治療ちりょうします。

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