降圧薬

種類

主な副作用

アドレナリン遮断薬

アルファ遮断薬

  1. ドキサゾシン

  2. プラゾシン

  3. テラゾシン

初回投薬時の失神、動悸(速い心拍を自覚すること)、めまい、立ち上がったときの低血圧(起立性低血圧)、むくみ(浮腫)

ベータ遮断薬

  1. アセブトロール

  2. アテノロール

  3. ベタキソロール

  4. ビソプロロール

  5. メトプロロール

  6. ナドロール

  7. ネビボロール(nebivolol)

  8. ペンブトロール

  9. ピンドロール

  10. プロプラノロール

  11. チモロール

気道のけいれん(気管支れん縮)、異常な心拍数の低下(徐脈)、心不全、インスリン注射後の低血糖症状が検出できなくなる可能性、末梢循環障害、不眠、疲労、息切れ、抑うつ、レイノー症候群、鮮明な夢、幻覚、性機能障害

一部のベータ遮断薬では中性脂肪(トリグリセリド)値の上昇

アルファ-ベータ遮断薬

  1. カルベジロール

  2. ラベタロール

起立性低血圧、気道のけいれん

アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬

  1. ベナゼプリル

  2. カプトプリル

  3. エナラプリル

  4. フォシノプリル(fosinopril)

  5. リシノプリル

  6. ペリンドプリル

  7. キナプリル

  8. ラミプリル

  9. トランドラプリル

せき(使用者の最大20%)、低血圧、カリウム濃度の上昇、発疹、血管性浮腫(顔、唇、気管に生じて呼吸を阻害するアレルギー性の腫れ)、妊婦の場合は胎児の重篤な障害

アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)

  1. アジルサルタン

  2. カンデサルタン

  3. エプロサルタン(eprosartan)

  4. イルベサルタン

  5. ロサルタン

  6. オルメサルタン

  7. テルミサルタン

  8. バルサルタン

めまい、カリウム濃度の上昇、血管性浮腫(ACE阻害薬よりもまれ)、妊婦の場合は胎児の重篤な障害

カルシウム拮抗薬

ジヒドロピリジン系

  1. アムロジピン

  2. フェロジピン

  3. イスラジピン(isradipine)

  4. ニカルジピン

  5. ニフェジピン(徐放性製剤のみ)

  6. ニソルジピン

めまい、足首のむくみ、顔面紅潮、頭痛、胸やけ、歯肉の腫れ、異常に速い心拍(頻脈)

非ジヒドロピリジン系

  1. ジルチアゼム(徐放性製剤のみ)

  2. ベラパミル

頭痛、めまい、顔面紅潮、むくみ、心臓の刺激伝導系の障害(心ブロックなど)、異常な心拍数の低下(徐脈)、心不全、歯肉の腫れ

ベラパミルでは、便秘

中枢作用性アルファ作動薬

  1. クロニジン

  2. グアナベンズ

  3. グアンファシン

  4. メチルドパ

眠気、口腔乾燥、疲労、異常な心拍数の低下(徐脈)、性機能障害、メチルドパ以外は投薬中止後の血圧上昇

メチルドパでは、抑うつ、起立性低血圧、肝疾患、自己免疫疾患

血管拡張薬

  1. ヒドララジン

  2. ミノキシジル

頭痛、頻脈、むくみ

利尿薬

ループ利尿薬

  1. ブメタニド

  2. フロセミド

  3. エタクリン酸

  4. トラセミド

カリウムおよびマグネシウム濃度の低下、血糖値とコレステロール値の一時的な上昇、尿酸値の上昇、男性の性機能障害、消化不良

カリウム保持性利尿薬

  1. アミロライド(amiloride)

  2. エプレレノン

  3. スピロノラクトン

  4. トリアムテレン

すべての薬剤でカリウム濃度の上昇、消化不良

スピロノラクトンでは、男性の乳房腫大(女性化乳房)、女性の月経不順

サイアザイドおよびサイアザイド系利尿薬

  1. ベンドロフルメチアジド

  2. クロロチアジド

  3. クロルタリドン

  4. ヒドロクロロチアジド

  5. ヒドロフルメチアジド

  6. インダパミド

  7. メチクロチアジド

カリウムおよびマグネシウム濃度の低下、カルシウムおよび尿酸濃度の上昇、男性の性機能障害、消化不良