血液検査*

検査

基準範囲/閾値(慣用単位

酸性度(pH)

7.35–7.45

アルコール(エタノール)

0 mg/dL(0.1 mg/dL以上は通常、中毒を示す)

アンモニア

15~50 単位/L

アミラーゼ

53~123 単位/L

抗核抗体(ANA)

0(陰性)

アスコルビン酸

0.4~1.5 mg/dL

重炭酸塩(二酸化炭素含量)

18~23 mEq/L

ビリルビン

直接:0.4 mg/dL以下

総:1.0 mg/dL以下

血液量

体重の8.5~9.1%

カルシウム

8.5~10.5 mg/dL(小児ではやや高い)

二酸化炭素分圧(海面気圧での管内の水銀[Hg]上昇の高さとの比較で表記される)

35~45 mmHg

一酸化炭素ヘモグロビン(ヘモグロビン中の一酸化炭素)

総ヘモグロビンの5%未満

CD4細胞数

500~1500/μL

セルロプラスミン

15~60mg/dL

塩化物

98~106 mEq/L

全血球計算(CBC)

各項目を参照:ヘモグロビン、ヘマトクリット、平均赤血球ヘモグロビン量、平均赤血球ヘモグロビン濃度、平均赤血球容積、血小板数、白血球数

70–150 μg/dL

クレアチンキナーゼ(CK)、またはクレアチンホスホキナーゼ(CPK)とも呼ばれる

男性:38~174 単位/L

女性:96~140 単位/L

クレアチンキナーゼ(CK)の様々な形状(アイソザイム)

CK-MB(主に心臓の筋肉で生成される)が、5%以下

クレアチニン

0.6~1.2 mg/dL

電解質

各項目を参照:カルシウム、塩素、マグネシウム、カリウム、ナトリウム(基本的な検査項目)

赤血球沈降速度(赤沈)

男性:1~13 mm/時

女性:1~20 mm/時

ブドウ糖(グルコース)

空腹時:70~110 mg/dL

ヘマトクリット

男性:45~52%

女性:37~48%

ヘモグロビン

男性:13~18 g/dL

女性:12~16 g/dL

60–160 μg/dL(男性の方が高い)

鉄結合能

250–460 μg/dL

乳酸塩(乳酸)

静脈:4.5~19.8 mg/dL

動脈:4.5~14.4 mg/dL

乳酸脱水素酵素(LDH)

50~150 単位/L

20 μg/dL以下(小児ではさらに低い)

リパーゼ

10~150 単位/L

脂質:

総コレステロール

225 mg/dL未満(40~49歳;年齢とともに上昇)

高比重リポタンパク質(HDL)

30~70 mg/dL

低比重リポタンパク質(LDL)

60 mg/dL

中性脂肪(トリグリセリド)

40~200 mg/dL(男性の方が高い)

肝機能検査

ビリルビン(総)、ホスファターゼ(アルカリ)、タンパク質(総タンパク質、アルブミン)、トランスアミナーゼ(アラニン、アスパラギン酸)、プロトロンビン時間を含む

マグネシウム

1.5~2.0 mg/dL

平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)

27~32 pg/細胞

平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)

32~36% ヘモグロビン/細胞

平均赤血球容積(MCV)

76~100立方μm

浸透圧

280~296 mOsm/kg 血漿

酸素分圧(海面気圧での管内の水銀[Hg]上昇の高さで表記される)

83–100 mmHg

酸素飽和度(動脈)

96–100%

部分トロンボプラスチン時間(PTT)

30~45秒

ホスファターゼ(アルカリ)

50~160 単位/L(乳児と思春期で高く、女性は低い)

リン

3.0~4.5 mg/dL

血小板数

15万~35万/mL

カリウム

3.5~5.0 mEq/L

前立腺特異抗原(PSA)

0~4 ng/mL(年齢とともに上昇)

タンパク質

総タンパク質

6.0~8.4 g/dL

アルブミン

3.5~5.0 g/dL

グロブリン

2.3~3.5 g/dL

プロトロンビン時間(PT)

10~13 秒

赤血球数

420~590万/mL

ナトリウム

135~145 mEq/L

甲状腺刺激ホルモン(TSH)

0.5~5.0 mU/L

トランスアミナーゼ(肝酵素):

アラニン(ALT)

1~21 単位/L

アスパラギン酸(AST)

7~27 単位/L

様々な形状のトロポニン:

I

1.6 ng/mL未満

T

0.1 ng/mL未満

尿素窒素(BUN)

7~18 mg/dL

尿酸

3.0~7.0 mg/dL

ビタミンA§

30–65 μg/dL

白血球数

4300~1万800/mL

*血液検査では上記以外にも多くの物質についての検査が可能。

単位については付録I参照。慣用単位は換算式を用いることで、検査室で用いられる国際単位(IU)に換算できます。検査機関では、ときに慣用単位とは異なるシステムである国際単位(IU)が使用されることがあります。

他の抗体も特定することができます。

§他のビタミンも測定することができます。