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帰国後に起こる問題

執筆者:

Christopher Sanford

, MD, MPH, DTM&H, University of Washington;


Alexa Lindley

, MD, MPH, University of Washington School of Medicine

レビュー/改訂 2022年 8月
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旅行中に症状や病気が発症し、帰国の時点でそれらが治まっていない場合は、医師の診察を必ず受けなければなりません。旅行中にかかる病気の中には、帰宅するまで現れないものもあります。

帰国後に最もよく起こる病気は以下のものです。

最もよく感染し、重篤になる可能性が高い病気は以下のものです。

旅行に関連した病気の中には、帰国後に始まるものもあります。例えば、 減圧症 減圧症 減圧症は、高圧環境下で血液や組織中に溶けていた窒素が、減圧に伴い気泡をつくる状態です。 症状には疲労感、筋肉や関節の痛みがあります。 重症の場合、症状は脳卒中の症状に似ており、しびれ、ピリピリ感、腕や脚の筋力低下、ふらつき、回転性めまい(目が回る)、呼吸困難、胸痛などがみられます。 酸素と 再圧(高気圧酸素)療法で治療します。 ダイビング深度、ダイビング時間、浮上速度を制限することが予防に役立ちます。 さらに読む (ベンズ)はスキューバダイバーが水面に浮上した後に起きることがあります。リスクが高くなるため、スキューバダイバーはダイビング後24時間は飛行すべきではありません。症状の中には帰国後、数週間から数カ月経って発症するものがあります。外国旅行後の発熱は特によくみられる症状です。例えば、マラリアは感染から数日後に発熱を引き起こします。旅行と新たな症状との関連はしばしば明らかではありませんが、最近旅行に行ったという情報は、診断確定の上で重要な要因となる可能性があります。そこで患者は、健康上の問題が現れたときには何であれ、医師に最近の旅行について伝えるべきです。

国際旅行医学会(International Society of Travel Medicine)のウェブサイト(www.istm.org)にトラベルクリニックの一覧が公開されています。これらのクリニックの多くは、帰国後に病気を発症した人への支援を専門としています。

さらなる情報

以下の英語の資料が役に立つかもしれません。こちらの情報源の内容について、MSDマニュアルでは責任を負いませんのでご了承ください。

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