女性に起きるその他の異常に関する序

執筆者:Kilpatrick, MD, MEd, Baylor College of Medicine
レビュー/改訂 2021年 3月
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    婦人科で治療される腫瘍(婦人科腫瘍)のうち、良性のもの(がんではないもの)としては、嚢胞、ポリープ筋腫などがあります。良性の腫瘍は外陰部(外性器を含む部位)や腟、子宮、卵巣に発生します。

    女性の内性器

    女性の外性器

    嚢胞は閉じた袋状の病変で、周囲の組織とはつながっていません。多くは液体や半固形状の物質を中に含んでいます。性器によくみられる嚢胞には以下のものがあります。

    卵巣に発生した嚢胞や腫瘍によって卵巣がねじれることがあり、これを付属器捻転といいます。

    まれに、一部の婦人科腫瘍ががんに変化することがあります。

    女性に起きるその他の異常としては、以下のものがあります。

    • 子宮腺筋症:子宮内膜の腺組織が子宮壁内で増殖します。

    • 子宮頸管狭窄症:子宮の下部(子宮頸部)と上部のより大きな部分(子宮体部)を結ぶ通路が狭くなります。

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