舌下神経の病気は、腫瘍、脳卒中、感染症、外傷、または筋萎縮性側索硬化症によって引き起こされることがあります。
舌下神経の病気になると、話したり、ものをかんだり、飲み込んだりする動作が困難になります。
医師は通常、原因を特定するためにMRI検査や腰椎穿刺を行います。
その原因に対する治療が行われます。
(脳神経の概要 脳神経の概要 脳神経は12対の神経で構成され、脳から直接出て頭部、頸部、体幹の様々な部位へと伸びています。脳神経には、特殊な感覚(視覚、聴覚、味覚など)を担うものと、顔の筋肉を制御したり腺を調節したりするものがあります。脳神経は、それぞれの位置に応じて、脳の前から後ろに向かって番号と名前が付けられています。... さらに読む も参照のこと。)
原因
舌下神経の病気の原因としては以下のものがあります。
脳幹の感染症
頸部の損傷(首の動脈の閉塞を解消する手術[動脈内膜剥離術]の実施後に発生することがある)
症状
舌の神経が障害された側の筋力が低下し、最終的には萎縮します。その結果、話したり、ものをかんだり、飲み込んだりする動作が困難になります。筋萎縮性側索硬化症による損傷では、小さくわずかにピクピクするような動き(線維束性収縮)が舌の表面で起こります。
診断
MRI検査
ときに腰椎穿刺
通常、MRI検査を行い、腫瘍または脳卒中の徴候がないかを探します。
治療
原因の治療
舌下神経の病気の治療法は原因によって異なります。