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核間性眼筋麻痺

執筆者:

Michael Rubin

, MDCM, New York Presbyterian Hospital-Cornell Medical Center

最終査読/改訂年月 2017年 1月
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核間性眼筋麻痺は、脳幹(脳の下部)にある神経の核同士を結ぶ特定の線維が損傷を受け、眼球の水平方向の動きが損なわれた状態です。

核間性眼筋麻痺では、両眼の水平方向の運動(左右を見る動き)を協調させる神経線維が損傷を受けています。この神経線維は、第3脳神経(動眼神経)、第4脳神経(滑車神経)、第6脳神経(外転神経)に由来する神経細胞の集まり(神経核)同士をつないでいます。

核間性眼筋麻痺は通常、以下が原因で発生します。

核間性眼筋麻痺のあまり一般的でない原因としては、ライム病、腫瘍、頭部外傷などがあります。

水平方向の眼球運動が障害されますが、垂直方向の運動は障害されません。麻痺がある方の眼は内側に動きませんが、外側には動かせます。片方の眼だけに異常がある場合、麻痺がある方とは逆の方を見ようとすると、以下のようなことが起きます。

  • 麻痺がある方の眼は、内側に動かそうとしても、眼の中央を越えては動かせません。そのため、麻痺がある方の眼はまっすぐ前を向くことになります。

  • 麻痺がない方の眼は外側を向きますが、このとき、ふるえるような不随意の動きが起こります。これは眼振と呼ばれ、眼球が一方向に急速に動いた後ゆっくり元の位置に戻るという動きが繰り返し起こります。

核間性眼筋麻痺では、複視が起こることがあります。

ワンアンドハーフ(one-and-a-half)症候群は、核間性眼筋麻痺を引き起こす病気によって、眼球の水平方向の動きを協調させ制御している神経核(水平注視中枢)にも損傷が生じた場合に起こります。左右を見ようとしても、麻痺がある方の眼は動かずに中央にとどまります。麻痺がない方の眼は外側には動かせますが、内側には動きません。核間性眼筋麻痺と同様に、垂直方向の眼球運動は障害されません。

核間性眼筋麻痺とワンアンドハーフ症候群では、横を見ようとしたときには眼球が内側に回転しないにもかかわらず、内側を見ようとしたとき(例えば、近くのものを見つめようとしたときなど)には眼球が内側に回転できます。

核間性眼筋麻痺とワンアンドハーフ症候群の治療と経過の見通し(症状が軽減または最終的に消失するかどうか)は、原因になった病気によって異なります。

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