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胸腔ドレナージ

執筆者:

Noah Lechtzin

, MD, MHS, Johns Hopkins University School of Medicine

最終査読/改訂年月 2017年 7月
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胸腔ドレナージ(胸腔ドレーンの留置)とは、肺と胸壁の間の空間(胸腔)に胸腔ドレーンと呼ばれるチューブを挿入することです。この処置は、肺が虚脱しているとき(気胸という病態)に、胸腔から空気を抜くために行われます。ときに、胸腔から液体(胸水)を抜くためにこの処置が行われることもあります。胸腔に液体がたまり続けているために、1回で抜ききれないときには、この処置が特に有効です。特定の状況下では、胸腔ドレーンの挿入が緊急かつ救命処置として行われます。

胸腔ドレーンの挿入は患者の目が覚めている状態で行われますが、ときに鎮静薬が投与されることもあります。医師は、2本の肋骨の間に麻酔をかけ、小さく皮膚を切開して胸腔ドレーンを挿入します。ドレーンの他端は吸引器につなぎます。ドレーンを挿入した後は通常、胸部X線検査を行い、ドレーンが正しい位置に留置されているかを確認します。合併症が起こることはまれで、起こったとしても重篤なものとなることはほとんどありません。合併症があるとすれば、胸痛、肺または横隔膜の穿刺、皮下への空気の貯留、感染症などです。数週間から数カ月の間たまっていた大量の液体が急速に抜き取られた場合、肺そのものの中に液体がたまることがあります(肺水腫)。ときに、ドレーンがねじれたり、ずれたり、血栓で詰まったりすることがあり、その場合は再度留置し直さなければなりません。

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