原発性胆汁性胆管炎(PBC)は、おそらく自己免疫反応に起因して発生すると考えられています。
通常は、特定の抗体を測定する血液検査で診断を確定できます。
治療としては、症状を緩和し、肝傷害の進行を遅らせ、合併症を治療します。
(肝硬変 肝硬変 肝硬変は、機能を果たさない瘢痕組織が大量の正常な肝組織と永久に置き換わり、肝臓の内部構造に広範な歪みが生じることです。肝臓が繰り返しまたは継続的に損傷を受けると、瘢痕組織が生じます。肝硬変はかつては不可逆的と考えられていましたが、最近の科学的証拠から一部の症例では可逆的であることが示唆されています。 肝硬変の最も一般的な原因は、慢性的な アルコール乱用、 慢性ウイルス性肝炎、... さらに読む も参照のこと。)
原発性胆汁性胆管炎(PBC)は35~70歳の女性に最もよくみられますが、男性やこれ以外の年齢層の女性にも発生します。家族内で発生する傾向があります。
胆汁は、緑がかった黄色の粘り気のある液体で、消化を助ける働きがあり、肝臓で作られます。また、特定の老廃物(主にビリルビンと過剰なコレステロール)や薬の副産物を体外に排出する働きもあります。胆管は胆汁を送り出すための細い管で、胆汁は胆管を通って肝臓から胆嚢へ、さらに小腸へと運ばれます。原発性胆汁性胆管炎は、肝臓内の小さな胆管とその近くの肝細胞にのみ影響を及ぼします。 原発性硬化性胆管炎 原発性硬化性胆管炎 原発性硬化性胆管炎では肝臓内外の胆管に炎症が生じ、瘢痕化や胆管の狭窄が進行します。最終的には影響を受けた胆管が完全に詰まります。肝硬変、肝不全、またときには胆管がんが発生します。 症状は徐々に現れ、疲労やかゆみの悪化がみられるほか、後に黄疸が生じます。 画像検査で診断を確定します。 治療では、症状の緩和に重点が置かれますが、肝移植によって余命を延長することも可能です。 胆汁は、肝臓で作られ消化を助ける液体です。胆汁は、胆汁を送り出すため... さらに読む という別の炎症性疾患は、肝臓の内外の胆管に影響を及ぼします。
原発性胆汁性胆管炎は、胆管の炎症から始まります。この炎症によって、肝臓外への胆汁の流れが妨げられます。その結果、胆汁は肝細胞に残り、炎症を引き起こします。炎症による損傷が軽度であれば、肝臓の細胞(肝細胞)が死んだときに残された網目状の結合組織(内部構造)に、新しくできた肝細胞が付着することで、肝臓の自己修復が進みます。炎症が広がるにつれて、肝臓全体に格子状の瘢痕組織(線維化 肝臓の線維化 肝臓に異常に大量の瘢痕組織が形成されることを、線維化といいます。これは、肝臓が損傷した細胞を修復して新しい組織で置き換えようとする過程で生じます。 肝臓に損傷が起きる病態には多くのものがあります。 線維化自体は症状を引き起こしませんが、重度の瘢痕は 肝硬変につながり、それが症状を引き起こす可能性があります。... さらに読む )が出現します。瘢痕組織は何の機能も果たさず、肝臓の内部構造を歪めてしまうことがあります。瘢痕と歪みが広範囲に及ぶと、 肝硬変 肝硬変 肝硬変は、機能を果たさない瘢痕組織が大量の正常な肝組織と永久に置き換わり、肝臓の内部構造に広範な歪みが生じることです。肝臓が繰り返しまたは継続的に損傷を受けると、瘢痕組織が生じます。肝硬変はかつては不可逆的と考えられていましたが、最近の科学的証拠から一部の症例では可逆的であることが示唆されています。 肝硬変の最も一般的な原因は、慢性的な アルコール乱用、 慢性ウイルス性肝炎、... さらに読む が発生します。
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の原因
原因ははっきりしていませんが、おそらく 自己免疫反応 自己免疫疾患 自己免疫疾患とは免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気です。 自己免疫疾患の原因は不明です。 症状は、自己免疫疾患の種類および体の中で攻撃を受ける部位によって異なります。 自己免疫疾患を調べるために、しばしばいくつかの血液検査が行われます。 治療法は自己免疫疾患の種類によって異なりますが、免疫機能を抑制する薬がしばしば使用されます。 さらに読む (免疫系が自分自身の組織を攻撃する反応)が原因と考えられます。というのも、原発性胆汁性胆管炎は、 関節リウマチ 関節リウマチ(RA) 関節リウマチは炎症性関節炎の1つで、関節(普通は手足の関節を含む)が炎症を起こし、その結果、関節に腫れと痛みが生じ、しばしば関節が破壊されます。 免疫の働きによって、関節と結合組織に損傷が生じます。 関節(典型的には腕や脚の小さな関節)が痛くなり、起床時やしばらく動かずにいた後に、60分以上持続するこわばりがみられます。 発熱、筋力低下、他の臓器の損傷が起こることもあります。... さらに読む 、 強皮症 全身性強皮症 全身性強皮症は、皮膚、関節、内臓の変性変化と瘢痕化、および血管の異常を特徴とする、まれな慢性 自己免疫性結合組織疾患です。 全身性強皮症の原因は不明です。 指が腫れる、間欠的に指が冷たくなり青く変色する、関節が永続的に(通常は曲がった状態で)固まる(拘縮)などの症状のほか、消化器系、肺、心臓、腎臓の損傷が発生することがあります。 多くの場合、患者の血液中には自己免疫疾患に特徴的な抗体が認められます。... さらに読む 、 シェーグレン症候群 シェーグレン症候群 シェーグレン症候群はよくみられる 自己免疫性結合組織疾患で、眼や口などの粘膜の異常な乾燥を特徴とします。 白血球が、体液を分泌する腺に侵入して損傷を与えることがあり、ときには他の臓器に損傷が及ぶ場合もあります。 診断を助けるために確立された基準が用いられることがあり、検査により涙と唾液の分泌量を測定するとともに、血液中に異常な抗体が存在しないかを評価できます。 通常は、眼や口などの表面を乾燥させないようにする対策を講じるだけで十分ですが... さらに読む 、 自己免疫性甲状腺炎 橋本甲状腺炎 橋本甲状腺炎は、甲状腺に慢性的な自己免疫性の炎症が生じる病気です。 橋本甲状腺炎は、体内の抗体が自身の甲状腺の細胞を攻撃すること(自己免疫反応)で発生します。 最初、甲状腺は正常に機能していることもあれば、活動が不十分なこともあり(甲状腺機能低下症)、まれですが活動が過剰になっていること(甲状腺機能亢進症)もあります。 ほとんどの人が最終的に甲状腺機能低下症になります。 甲状腺機能低下症では通常、疲労を感じ、寒さに耐えられなくなります。 さらに読む といった自己免疫疾患の患者によくみられるためです。
また、原発性胆汁性胆管炎患者の95%以上で血液中に特定の異常抗体がみられることも、自己免疫反応が原因として疑われる理由の1つです。それらの抗体は、ミトコンドリア(細胞内でエネルギーを生成する小さな構造体)を攻撃しますが、胆管の破壊には関与しておらず、胆管は別の免疫細胞によって攻撃されます。何がこの攻撃を誘発するのかは不明ですが、ウイルスや有害物質への曝露が誘因である可能性があります。
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の症状
原発性胆汁性胆管炎は、非常にゆっくりと発生します。患者の約半数は、初期に症状がみられません。
初期症状としては、しばしば以下の症状がみられます。
かゆみ
疲労
口腔乾燥とドライアイ
その他の問題は、数カ月から数年経過するまで起こらないことがあります。
皮膚が黒ずんだり、神経が損傷したり(神経障害)することがあります。
上腹部に不快感を覚えることもあります。
ときに、脂肪が蓄積して皮膚やまぶたに小さな黄色い隆起が形成されることがあります(そのような隆起は、皮膚の場合は黄色腫、眼瞼の場合は 眼瞼黄色腫 眼瞼黄色腫 良性(がんではない)または悪性の腫瘍がまぶたにできることがあります。 眼瞼黄色腫という黄白色のかたまりが眼の下に認められます。これは、血中コレステロールの上昇を示す徴候であることもありますが、通常そういったことはありません。 まぶたに最もよくみられる良性の増殖性病変の1つが眼瞼黄色腫で、これは脂肪性の物質が蓄積した黄白色の平らなかたまりです。これは本物の腫瘍ではなく、新たな組織が異常に増殖したものです。眼瞼黄色腫は血中コレステロール値上... さらに読む と呼ばれます)。
体液が腹部に貯留したり(腹水 腹水 腹水とは、タンパク質を含む体液が腹部に貯留したものです。 腹水がたまる病気は多くありますが、最も一般的な原因は、肝臓につながる静脈(門脈)の血圧が上昇すること( 門脈圧亢進症)で、通常は 肝硬変によって起こります。 大量の体液が貯留すると、腹部は非常に大きく膨らみ、ときに食欲不振や息切れ、不快感を生じることがあります。 原因を確定するには、腹水の分析が役立ちます。 通常は、低ナトリウム食と利尿薬によって、過剰な体液の排出を促します。 さらに読む )、足首や足など他の部位にたまったり(浮腫 むくみ むくみ(浮腫)は、組織内の体液の量が過剰になることによって起こります。その体液は主に水が占めています。 むくみは、広い範囲に及ぶこともあれば、腕や脚の全体または一部分でとどまることもあります。むくみは下腿(膝から足首までの部分)に起こることが多いですが、長期にわたってベッドで寝ていなければならない人(長期の床上安静)では、ときに殿部や性器、太ももの背面にむくみが起きることがあります。常に片側を下にして横向きに寝る女性では、下側にくる乳房... さらに読む )することがあります。
最終的に、 肝硬変の症状や合併症 症状 肝硬変は、機能を果たさない瘢痕組織が大量の正常な肝組織と永久に置き換わり、肝臓の内部構造に広範な歪みが生じることです。肝臓が繰り返しまたは継続的に損傷を受けると、瘢痕組織が生じます。肝硬変はかつては不可逆的と考えられていましたが、最近の科学的証拠から一部の症例では可逆的であることが示唆されています。 肝硬変の最も一般的な原因は、慢性的な アルコール乱用、 慢性ウイルス性肝炎、... さらに読む が生じることがあります。脂溶性ビタミン(A、D、E、K)などの脂肪は、多くの場合吸収が不十分になります。ビタミンDの吸収が悪いと 骨粗しょう症 骨粗しょう症 骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。 加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。 骨粗しょう症による症状は、骨折が起こるまで現れないことがあります。... さらに読む が起こり、ビタミンKの吸収が悪いとあざや出血が生じやすくなります。体が脂肪を吸収できないと、便は色が薄く、柔らかくかさばり、脂っぽく異常な悪臭がするようになります(脂肪便)。
肝臓や脾臓が腫大することもあります。しかし瘢痕化の進行とともに肝臓は縮んで小さくなります。
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の診断
肝臓の検査での異常
ミトコンドリアに対する抗体
画像検査
生検
中年女性に疲労やかゆみなどの典型的な症状がみられる場合、この病気が疑われます。しかし、多くの患者では、 肝臓を評価するための一般的な血液検査 肝臓の血液検査 肝臓の検査は血液検査として行われますが、これは肝疾患の有無をスクリーニングし(例えば、献血された血液に 肝炎があるかを調べる)、肝疾患の重症度や進行度と治療に対する反応を評価するための検査のうち、体への負担が少ない方法の代表例です。 臨床検査は、一般的に以下の目的に有効です。 肝臓の炎症、損傷、機能障害の検出... さらに読む で異常がみられるため、症状が現れるずっと前に病気が発見されます。
診察中の触診では、約25%の患者で硬く腫れた肝臓が、約15%の患者で 脾臓の腫大 脾腫(脾臓の腫大) 脾腫自体は病気ではありませんが、その原因になっている病気があります。脾腫を引き起こす可能性がある病気はたくさんあります。 感染症、貧血、がんといった多くの病気が脾腫を引き起こすことがあります。 通常、特有の症状がみられることはありませんが、左上の腹部や背中に膨満感や痛みが現れることがあります。 一般には、触診で脾腫を判定できますが、超音波検査などの画像検査を行って、脾臓の大きさを測定することもあります。... さらに読む がみられます。
原発性胆汁性胆管炎が疑われる場合、肝臓の検査と画像検査を行い、血液検査でミトコンドリアに対する抗体の有無を調べます。
画像検査 肝臓と胆嚢の画像検査 肝臓、胆嚢、胆管の画像検査には、超音波検査、核医学検査、CT検査、MRI検査、内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)検査、経皮経肝胆道造影検査、術中胆道造影検査、単純X線検査などがあります。 ( 肝臓と胆嚢の概要も参照のこと。) 超音波検査では、音波を利用して肝臓や胆嚢、胆管を画像化します。経腹超音波検査は、 肝硬変(肝臓の重度の瘢痕化)や 脂肪肝(肝臓に過剰な脂肪が蓄積している状態)など肝臓全体を一様に侵す異常よりも、腫瘍など肝臓の特... さらに読む で、肝臓の外にある胆管に異常または閉塞がないか調べます。この検査として、胆管系のMRI検査(磁気共鳴胆道膵管造影[MRCP]検査)や、しばしば超音波検査が行われます。これらの検査の結果がはっきりしなければ、内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)検査が行われることもあります。この検査では、口から胆管内まで挿入した内視鏡(観察用の管状の機器)を介して造影剤(X線画像に写る物質)を注入してから、X線撮影を行います。肝臓の外に閉塞がなければ、問題の部位は肝臓内にあることが示唆され、原発性胆汁性胆管炎の診断が支持されます。
通常は、 肝生検 肝生検 肝臓の組織サンプルは、試験開腹中に採取することもありますが、多くの場合、皮膚から肝臓に中空の針を刺す方法で採取します。このタイプの生検は、経皮的肝生検と呼ばれます。また、経静脈的肝生検と呼ばれる生検の方法もあります。 肝生検では、他の検査で得られない肝臓の情報を検出することができます。肝生検は、肝臓の過剰な脂肪( 脂肪肝)、慢性的な肝臓の炎症( 慢性肝炎)、 ウィルソン病(銅が過剰に蓄積する病気)や... さらに読む (組織サンプルを採取して顕微鏡下に観察する検査)で診断を確定します。また、生検は病気の進行度(病期)を判定するためにも利用されます。
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の予後(経過の見通し)
原発性胆汁性胆管炎は通常、徐々に進行しますが、進行の速度は人によって大きく異なります。症状は2年から最長で10~15年間現れないことがあります。一方、3~5年で急速に悪化することもあります。いったん症状が現れると、余命は約10年です。以下の特徴があれば、病気の進行が速いことが予想されます。
急速に悪化する症状
高齢
特定の肝臓の検査で異常が見つかる
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の治療
現在のところ治癒をもたらす治療法はありません。以下のような治療が行われます。
症状を緩和する薬(主にかゆみの症状に対して)
ウルソデオキシコール酸により、肝傷害の進行を遅らせる
ウルソデオキシコール酸があまり効かない場合、オベチコール酸の使用
合併症の治療
最終的には肝移植
アルコールは完全に断つべきです。肝臓に損傷を与える可能性のある薬の使用は中止します。
かゆみは、コレスチラミンでコントロールできる可能性があり、リファンピシン、ナルトレキソン(オピオイド)、セルトラリン、またはウルソデオキシコール酸と紫外線の併用でも同様の効果が期待されます。
ウルソデオキシコール酸は、特に病気が進行する前に用いた場合、肝傷害を抑制し、余命を延ばし、肝移植が必要になる時期を遅らせます。オベチコール酸は、ウルソデオキシコール酸のみでは治療効果が得られない原発性胆汁性胆管炎患者の多くで肝臓に関連した血液検査の結果を改善する効果が証明されています。肝機能を悪化させる可能性があるため、進行した 肝硬変 肝硬変 肝硬変は、機能を果たさない瘢痕組織が大量の正常な肝組織と永久に置き換わり、肝臓の内部構造に広範な歪みが生じることです。肝臓が繰り返しまたは継続的に損傷を受けると、瘢痕組織が生じます。肝硬変はかつては不可逆的と考えられていましたが、最近の科学的証拠から一部の症例では可逆的であることが示唆されています。 肝硬変の最も一般的な原因は、慢性的な アルコール乱用、 慢性ウイルス性肝炎、... さらに読む の患者には使用すべきではありません。
骨粗しょう症 骨粗しょう症 骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。 加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。 骨粗しょう症による症状は、骨折が起こるまで現れないことがあります。... さらに読む を予防し、その進行を抑えるために、カルシウムとビタミンDのサプリメントを服用する必要があります。負荷がかかる運動やビスホスホネート、ラロキシフェンも、骨粗しょう症を予防し、進行を遅らせるために有用です。ビタミン欠乏症の是正のため、ビタミンA、D、E、Kのサプリメントが必要になることがあります。ビタミンA、D、Eは口から摂取できます。ビタミンKは服用するか注射で投与します。
病気が進行している場合は、 肝移植 肝移植 肝移植とは、健康な肝臓またはときに生きている人から肝臓の一部を手術で摘出し、肝臓が機能しなくなった人に移植することです。 ( 移植の概要も参照のこと。) 肝移植は2番目に多い臓器移植です。肝臓が機能しなくなった人々に残された唯一の選択肢です。 完全な形の肝臓は死亡した人からしか提供を受けられませんが、肝臓の一部であれば生きているドナーでも提供できます。移植用の肝臓は摘出後、最長で18時間保存できます。... さらに読む が最善の治療法です。肝移植により、余命を延ばすことができます。移植後、原発性胆汁性胆管炎は一部の患者で再発しますが、重症化することはほとんどありません。
さらなる情報
役立つ可能性がある英語の資料を以下に示します。こちらの情報源の内容について、MSDマニュアルでは責任を負いませんのでご了承ください。
米国肝臓財団(American Liver Foundation):肝移植に関してよく寄せられる質問への回答と同財団の生体肝移植情報センターへのリンクを提供している
organdonor.gov:臓器提供の仕組みから臓器提供者になる方法まで、あらゆる事項を解説している米国保健福祉省の健康資源サービス局(HRSA)のサイト
臓器調達・移植ネットワーク(Organ Procurement and Transplantation Network:OPTN):患者の教育を行うとともに、臓器提供と臓器移植に関わる米国のすべての専門職をつないでいる官民機関のパートナーシップ
UNOSトランスプラント・リビング(UNOS Transplant Living):小児を含むすべての集団を対象とした、提供された臓器とともに生きていくことに関する分かりやすい情報
全米臓器配分ネットワーク( United Network for Organ Sharing:UNOS):臓器移植のプロセス全体を通じた情報およびリソースへの重要なリンクを提供している
移植レシピエント科学研究レジストリー(SPTR)(Scientific Registry of Transplant Recipients [SPTR]):HRSAの別のリソースであるSRTRは、移植関連のデータを解析し、その結果を同ウェブサイトやOPTNを通じて発信している